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2月28日(Sun) 「あなた」が寝たあと、わたしはモニターの前でひとつの就眠儀式を始める。 それは孤独な世界の、孤独なひとり言。そう・・・孤独であることは意外なほど心地よい。「あなた」が眠っていることを知っていれば。 ◆ かつて、一人の少女がいた。僕にとって、すべてと思える瞬間があった。毎日手紙を書いた。ただし、最後に自分の名前を入れるのが恐くて出したことはなかった。 実際に出す事のなかった手紙は、毎日僕のかばんの中でその数を増やしていた。いま手元にあれば、読み返したい。記憶の中のコトバの切実さをもう一度僕自身の裡に取戻してみたいと、ひたすらそう思うからなのだが・・・その事の不可能さを知るのもまた、こうした深夜故なのでしょうか。 ◆ 遠くにある記憶を手繰り寄せる作業には深夜という時間は絶好なのでしょう。ただし、あまりに切実でいささか厄介な記憶まで甦るので取扱には注意が必要なようです。
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