デーテーペーな1日

1998.7.1~15


日記関係の発言はこちらで。

7月1日(Wed)


 はぁ・・・なぜか脱力中。詳細不明。

 そのくせ仕事がたてこんできているようで、余りモノを考える余裕がないというのがちょっと辛いかも。
 人を説得するなんて一番似合わないし苦手な役回りなくせに、なぜかそんな事になっている自分自身が疎ましいのかも。いろいろと電話でお話ししたりするんですが、やっぱり隔靴掻痒。
 結局の処は、ナニガ ナンダカ ボクニハ サッパリ ワカリマセン・・・と書くと「なんで判ってくれないんですかぁ〜」などと言う幻聴がどこからか聞えてくるような気がします。とほほ。

 PM9:00現在。 これ以後の展開がぜんぜん判らなくなってきました・・・まぁ、夜は長いんで明るくなるまでにはなんとか落ちつけば良いんですが。

 えっ! 本日の日記これで終りなの?

 いろいろ大変なんすから、奥さん。そこん処をよく理解するようにね。お願いしますよ。
 テロリンオヤジも何故かきりきりまい。



7月2日(Thu)

 6月後半の日記のログの整理もまだやってないなぁ・・・なんだか面倒くさくて。出来るときにやっておかないと、後から押せ押せになると本当にやる気が失せてしまうからここは頑張ってやっておかないと。しかし、本当に時間の立つのが早すぎるようです。もう今年もあと半年かぁ・・・
 仕事とWeb以外に関心事がないので、社会の様子も今一つ把握できてないようで、最近は新聞もろくに読んでないからそうした三面記事的事情にもうとくなってますが、どうやらロス疑惑の三浦和義くんに無罪判決が出たらしい。えぇ、日記猿人の新作リスト眺めて知っただけで詳細はぜんぜん判りません。<たまには新聞も見ろよ。ナンパメールばっかり書いてないで。
 話題の「with love」も日記界で話題になってから何回か見ただけで、肝心のドラマの中身にはぜんぜん付いていけません。
 登場人物は、どいつもこいつもアタマの悪そうな奴ばっかりでこんな人達にまともに世間が渡れるわけがないと、まずミッチーの顔みた瞬間にこのドラマのウソ臭さにウンザリだったようです。
 お互いの出したメールで会話を再現するあたりのラストシーンの気恥ずかしさは・・・もうヤメテクデーって感じ。あんな奴はいないって。フィクションとウソを混同したらいけませんわ、奥さん。
 我家の奥さんも一生懸命見ていたようですが、やっぱりメールのやり取りというのが今ひとつ実感できなかったようです。えぇ、そんなものを実感されたらヤバイんですけどね。

 最近の「or」→「ne」変更問題やら、メンテナンスのやる気の無さからほとんど意味のなくなっていた、このページの日記のリンクをすっぱり消しました。
 自分自身の簡易ブックマークとしてたまに利用することもあるので、きちんと整理できればもう一度再開するかも。<しないかも。



7月3日(Fri)

 むひゃひゃひゃひゃ、え?ナニおかしな笑いかたしてるかって。
 夕方、いきなり例の茶パツでイェーイの彼女が「ぴんぽ〜ん」なんてくるから何事かと思うと、これが選挙のお願いだったりする訳です。茶パツでヘソ出しルックの、単なるはた迷惑な奥さんとだけ思ってると足元掬われるようで、彼女はああ見えてなかなかに熱心な創価学会の信者でもあるようです。
 そんな訳で選挙の時期ともなると、もうひとりの奥さんとコンビ組んで各家庭を訪問しては、僕にとっては縁もゆかりもない仏像顔のオバサンにぜひ投票してくれと、うるさく言いつのるのが恒例行事です。
 もう・・・毎回毎回、選挙と言われる度に「僕は生れてこの方、選挙権を行使したことは一度もありません。ここまで続いたから、ぜひこの記録は死ぬまで更新したいのでぜったいに投票には行きません。」と言ってあるんですが、懲りずに来るからなぁ。
 わが家の奥さんもなぜか選挙には行かないし・・・まぁ、これは純粋になんの興味もないだけのはなしで、面白いタレント候補でも出馬して話題にでもなればほいほい出かけるような気はします。典型的なミーハーなんです。

 夫婦そろって選挙に行ったことがないと言うと、選挙好きな茶パツでイェーイの彼女、怒るのかと思ったらたった一言「もったいないなぁ・・・」 なるほど、単なる2票分としか見られていないようです。まぁ、どっちにしたって行かないんだから、「ウン行く行く、あの仏像オバサンに投票しておく。(はぁと)」などと言っておけばそれで済むんでしょうが、そう言うことを始めると「自民党」から「共産党」まで、いろんな奥さんが来たりしてとにかく面倒。まぁ、とりあえず「断固選挙には行きません。」と各方面に宣言する事にしています。最近はかなり認知されてきたんですが、茶パツの彼女だけはそのあたりは一切お構いなし。とほほ。これからずっとお付合いするんでしょうか。

 あちーなぁ・・・いよいよ夏本番なんでしょうか? 夏はやっぱり好きじゃないです。行きたい国も常夏のハワイなどではなくて、厳冬のワルシャワの街を背中を丸めて歩いてみたい人間です。
 今年はなぜか、甘い氷菓の類がほしくならないのはなぜでしょう? たんに年のせいかも。



7月4日(Sat)

 いま「きむあつ」とオフミすると、もれなく「新聞次郎」が付いてくるらしい。いやん、
 4時すぎにでも電話くださいと言ったら、本当に4時10分に電話してきた「きむあつ」くん、寂しいのか?
 「新聞次郎」くんと新宿で昼間から焼肉喰ってたらしい・・・う〜ん、一緒にご飯食べる人間は選びましょう。
 最近の箇条書オフミ報告日記の影響からか、何故か日記が箇条書に・・・あまりにやばすぎるネタ(主にきむあつの人生)のせいで、詳細は書き記すことが出来なくなったのかも知れません。あと、陰の参加者として「龍成」くんの話題でもっぱら持ちきりでしたが、これはあまりに可哀想すぎて書けないのかも。えぇ、もっぱら僕の妄想なのですが。でも、当ってそうな処がハラがよじれるぐらいに面白い。ゲラゲラゲラ。

 5時頃に立川駅まで迎えにいって、以後ずーっとしゃべりっぱなし。それもえげつない下ネタばかりというのもなんだかなぁ・・・「きむあつ」くんは、やっぱりとことん軽い、そこいらのコンビニの前でゴロゴロしてる只のアンチャンでした。
 しかし、テロリンオヤヂの引っかけに見事にはまって不明な告白を始めるあたり、わはははh、キミもまだまだ若いなぁ。<実際若いのか。
 これで3年分ぐらい「きむあつ」くんの弱みは握ったかも。

 時間もないし、何故かナリマツ青年から「更新まだですか?メール」などが届いているようなのでこのあたりで日記をアップしておきます。
 続きはBOWDOで、と言うのもワンパターンネタです。日記を分けてる意味がぜんぜんないようです。まぁ、手抜き日記なんだからそんな固いこと言わないで。



7月5日(Sun)

 「バカ日記」達が集うバカオフミには、当然のように「バカ予定日記」です。
 だからと言って、普段の予定日記とどこが違うのかと訊かれても困ります・・・てゆーかー、予定日記なんて代物はとりわけバカ度が高いので、わざわざ断るまでもなく、正真正銘の「バカ日記」だと言うだけの話しなんでしょう。えぇ、いまさら驚くにはあたりません。ということは、やっぱり僕が「元祖バカ日記」なのか。とほほ。

 しかし、名古屋からわざわざ安くもない往復交通費使って、なんて事もない素人マジック演芸コンテストを見に来る人のアタマの中身だけはよく判りません。西多摩の外れから千葉県まで出かけるだけでも相当な物好きだと思われるのですから・・・距離に「バカ度」が比例するとするなら、やっぱりいしかわ(よびすて)くんは前人未到の極地にまで登り詰めてしまった模様です。あとバカ日記ぶりを発揮するには・・・残るは海外オフぐらいでしょうか。

 さすがに日曜のオフミともなると、いくらなんでも朝までということにはならないんでしょう。僕の場合も最近はオフミとなると必ず朝帰りだからなぁ・・・そろそろマズイんで今日ばっかりは是非とも早めに帰らせて。<かってに帰ればぁ。



7月6日(Mon)

 日記のやる気のなさにもいろいろあって、今日は何を書こうかと考える自分自身にまず萎えるパターンというのがあります。そんなにしてまで「Web日記」なんてものを書かなきゃ良いのに・・・という段階はすでに超えてしまいました。勿論「Web日記」を書くことなどに意味はありません。ただし、そこに止むに止まれぬ僕たちの事情というものが存在するのは間違いのない処でしょう。
 小さな世界の中で右往左往している事にウンザリする時も日記の更新がイヤになることが多いようです。そう言うときは大抵イライラしていて、普段以上にトゲトゲしい言葉やら調子で「Web日記」を書く事になるので、往々にしてトラブルの原因になったりします。こういう時も、すんなり「Web日記」を止めてしまえば良いんでしょうが、逆にトラブルのせいで、元気いっぱいに成ってしまうと云うのも結構多いかも。
 怪しげな妄想のせいでなにも手につかない日というのもあって、今日などはまさにそれが原因で、一向に日記を書く気が起きないようです。最近どうも調子がおかしいと言われることが多いのは、もっぱら今日のような日のせいなのでしょう。
 現実が妄想によって影響を受けてしまうというのも、我ながらおかしな気分なのですが、その事を不審に思うのをやめて、いっそ身を投出してしまおうと秘かに覚悟しつつあるような気がして仕方がないのですが・・・果して投出すのは妄想なのか現実なのか、いまいちど考えてみる必要はあるのかも知れません。

 思い定めた事はあるのですが、それを言葉にすることに苦労しているようです。何れにしてもコトバはすべて後付けであって、僕自身の一歩は既に踏み出してしまった後なのです。



7月7日(Tue)

 毎夜毎夜
「あなた」を求めて電子の海をさまようのだが

今夜ばかりは
此処に来ればよいのだと
ふとその事に気がついて

降るような星空の下
ボンヤリと「あなた」を待ってみては
なにやら古めかしいうたなどを口ずさんでいると

いつの間にか僕の後ろから伸びた手が
コノコ ダアレ と
目隠しをする

背中に感じる「あなた」の温もりに
今夜ばかりは何も思い惑うことはないのだと
振り返った僕は

強く「あなた」を抱きしめて
年に一度の逢瀬に口づけする

明日になれば再び見失ってしまわぬようにと
秘かに「あなた」の腕を縛り付けたことは

実は誰にもナイショです

 空はあいにくの曇り空。曇っていても晴れていても、夜空の逢瀬はいつも同じ。そんなものに迷うには、僕の妄想はすでに抜差しならぬ処迄登り詰めてしまったのかも。



7月8日(Wed)

 キレイと言うほどではないにしても、なんとなく事務所の床のゴミがなくなっているような気がするなぁ・・・
 どうやら奥さんからの情報によると、先日の「バカオフミ」で父親が外出していた折りに、あの日頃怠惰な正美がナニを思ったのか「事務所の掃除がしたい!」とか言い出して、ほうきで掃除をやったらしい。母親から言われたわけではなくて、まったくの自主的な行動だったらしい。う〜ん、あいかわらず意味不明な奴だなぁ。いったい何を考えて事務所の掃除などをする気になったのやら。

 僕の場合もちょうど正美と同じ年頃の頃、毎週末におばあちゃんの家に泊りにいったりした日は、まず着いたらすぐに家のまわりの掃除をするというのがお決まりでした。誰に言われた訳でもなく、そうするものだと思っていましたが、掃除のあとのおばあちゃんからのお小遣が目的だったことは、まぁ当然です。何もしなくても、当時僕を溺愛していた祖母はお小遣いを渡したと思いますが、人に媚びることに長けた子供だった僕は、そうする方が良いのだと本能的に知っていたようです。
 それがエスカレートすると、親戚の家を訪ねたようなときも、やはり勝手にほうきを持ち出してまわりを掃除したりして、見方によっては本当にイヤ味なガキだったと思います。そんなせいで大人達にはやたらとウケがよかったのですが、同年代の従兄弟達はそんな「良い子」と何かと比較されるので、「あいつは本当にヤな奴だ」と、顰蹙かいまくりだったようです。

 正美もそんな姑息な魂胆から事務所の掃除でもはじめたのかと訊いてみると、母親からいつも居間と階段の掃除を仰せつかるのに飽きたので、事務所の掃除を引受けたんだとか。口うるさい母親の監視を逃れて、遊びながら掃除してただけだったようです。う〜ん、それもやっぱり姑息な理由のような気がします。さすが我が娘。

 麻美ははたきをかけたんだとか・・・って言われても、事務所には障子も桟も見当らないから、結局は二人して単に遊んでいただけなのかも。
 父親から渡された事務所の掃除に対する報酬は今時100円。がはははh、贅沢言ってるんじゃないの。ホントは10円にしようと思ったけど、それじゃあんまりだから100円にしたんだから。文句があるなら返すように。



7月9日(Thu)

 今日のキーワードは何故か「泣き虫」のようです。そう、メールの中の一節に触発されて、そんな「泣き虫」な頃の記憶が鮮明に蘇ってきました。

 「泣き虫」な子供と云う事で、何かあるとすぐに涙が湧いてきて自分ではどうすることも出来なかったのだが、そんな小さい頃、一番よく泣いたのは食事の時だったかも知れません。当時、僕の母親は日々の暮しに追われていたせいか、なにかと苛立つ事が多くて、父親が食卓につく夕食の時などが、そんな日々のうっぷんを晴す格好の場となっていたようでした。
 何を言っても反応らしい反応の返ってこない父親は食事が終れば黙って食卓を立つと、妻の言葉には一切答えないままごろりと横になると、手近な本などを読みふけって居るばかりだった。そうなると、彼女の苛立ちの矛先はそんな頼りない父親に代って、小さくなって一緒に食事をしている僕に向ってくる。
 きっかけはいつもささいな事だった。やれ茶碗の持ち方がおかしい、箸の使い方が間違っていると5才の子供に言いつのるのだが、そう言われれば言われるほど僕は表情もこわばって、一層手つきが怪しくなる。うっかり食卓に食べ物でもこぼしたら、怒声と共に母親が持直した箸でしたたかに手の甲を打たれて、その拍子に今度は味噌汁が膝の上に・・・もうその頃には僕は泣くのを止めることが出来なくなっている。
 泣けば一層母親の怒りがエスカレートすることを知っているだけに、必死で涙をこらえようとするのだがそうすればするほど涙が湧いてきて自分ではどうにもならなくなる。ただ声だけは出すまいとうつむいたままで、膝の上にポタポタと落ちる自分の涙の粒をじっと眺めて母親の怒りがやむのをじっと待っていた。

 「また泣いてるよこの子は・・・男の子の癖に・・・」

 嘲るようでそのくせ何故か満足げな、そんな母親の一言があれば、今夜のところは彼女の怒りは終りなのだが、明日もまたきっと同じ事がくり返される事を知っている僕は、どうしても嗚咽を止めることが出来ないまま、じっと自分の膝の上に広がった味噌汁のしみをを眺めて、ひたすら絶望していた。

 もう何十年も前の記憶の筈なのに、今でもあの頃の食事の時間のことを思い出すと息が詰るような気がするときがあります。決して毎日そうではなかったとは思うのですが、僕の中の幼い頃の食事の記憶はいつもそんな風。



7月10日(Fri)

 午後から子供達の学校で保護者会があると言うことでした。面倒だけど仕方がない・・・あまりに形式的なこうした保護者会などといった席では、決して奥さん達の本音は出てこないでしょうが、まぁ学校側としても今学期にいかなる事をやってきたのかの報告の場以上のものは期待していないようです。
 今年新任の先生は、未だに学生気分の抜けない方というか・・・教育実習生と言っても今一つ頼りない感じで、なんとも初々しいことは確かです。たどたどしい口ぶりとなんとなく胸元の広めのブラウスにちょっとドキドキ。<わはははh、エロオヤヂ全開ですなぁ。確かに欲求不満なのかも。そう言えば最近は週3ヶになってるなぁ・・・今週は4ヶか? いやん、

 確かに、今年卒業したばかりの23かそこいらの女性教師には、保護者会に集る奥さん達とは会話が弾むことはなかなか難しいかも。
 それにしても、なんだかなぁ・・・どこを見渡しても強烈な奥さん達ばっかり。ビンボーくさいのはまぁしょうがないにしても、ゾロゾロむだ毛が密集しているナマ足だけは心底ゾッとしないです。せめてカミソリでそるか、パンストぐらい履いたらどうなんでしょう? その上、蚊に喰われた跡とそれをぼりぼり引っかいた爪のあとが交差しているから、もうもうっ・・・
 あと、黒いパンタロン風の上下なんですが、思いっきりデカパンが透けて見えるのには、PTAのクラス委員長としてはいかなる反応を返せばよいのやら。

 「奥さんえらいスケスケでっせ、そのスーツ。ぐふぐふ。」

 最近某方面で出没中の西口米穀店主じゃあるまいし、あまりに品性下劣な事を言ってもアレですから、やっぱりこれは「見なかったフリ」しかないんでしょう。
 どうせならキャミソール奥さんなんてのが見てみたいものです。ぐふぐふ。

 オチは単なるエロオヤヂネタかぁ・・・そう言えば、あまり間近でキャミソール姿っての見たことありません。今度、女性陣は全員キャミソール限定のオフミなんてどうでしょう? はせぴぃなら大賛成しそう。



7月11日(Sat)

 わが家の奥さんは今夜も午後6時から「飲み会」って・・・またですかぁ?
 「オフミ」などと称して不可解な人種と頻繁に朝帰りくり返してる旦那に触発されたのか、それとも単なる腹いせなのか? 
 今一つ事情は飲みこめないままに、はぁ、お出かけなんですねぇ・・・
 「行ってらっしゃい。うん、ゆっくりしてきていいよ。夕食はファミレスにでも行くから大丈夫。うんうん、3次会ぐらいからカラオケなんですか、それはそれは・・・そう言えば夕方から少し曇ってきましたが、雨が降らなきゃいいんですが。はいはい。雨が降ったらお迎えに行きます。どうせ朝まで起きていても何してるわけでもありませんです。はい、はい、はい、実にごもっとも。」

 あぁ、めちゃめちゃ弱いぞテロリンオヤヂ。人の日記にイチャモンつけても、奥さんの外出にイチャモン付ける勇気は持ち合せていない模様です。その上、自分から深夜のお迎えまで言い出す始末。それもこれも、すべては己の日頃の不明な行動のせいですから、まさに身から出た錆、泥棒に追い銭(ちょっと誤用)なんでしょう。いまさらジタバタすることもありません。

 子供達も午後から近くの市民プールへ今年はじめてお出かけ。去年は二人して中耳炎やらおたふく風邪で夏中ドタバタしていたのでほとんどプールにも行けなかったのですが、この市民プールは自転車で10分ぐらいで近いし、入場料もたったの50円とかでビンボー人の子供達が過す夏休みのレジャーには最適のようです。何しろ、ほおっておけば自分達だけで自転車で出かけられるので親は何もしなくていいから実にラクチンです。
 プールの帰りにファンタオレンジを自動販売機で買って飲むのが正美は何よりの楽しみとか。このあたりのいかにもビンボー人と言った「つましい幸せ」の正体聞かされて、父親は一瞬涙ぐんだりして。<ウソ。

 母親は飲み会で外出中。父親はモニターに向って日記書き。子供達はテレビのアニメぼんやり眺めてるし・・・なんだか今から家庭崩壊の兆しなんでしょうか?
 これではいくらなんでもちょっと寂しすぎるかも。やっぱり親子で「北の国から98」でもしんみり見ますか。<ウソ。



7月12日(Sun)

 「貴」と呼び、「賎」と名付ける。

 いまさらそんなことを真剣に議論する人があろうとは・・・
 そもそも、まもなく21世紀になろうかという資本主義にどっぷり染まったこの「飽食日本」に住みながら、本気で「職業に貴賎なし」などと考えている人間が居るのなら、そんな人物はお目出たいとしか言い様がない。いや、この世のあらゆる矛盾と欺瞞に目を瞑って己のちっぽけな世界しか見ていない、そして、そんな世界を無批判に肯定してなんら恥じることのない只の無恥な人間なのでしょう。議論ともなり得ない空論を弄んでいるヒマがあるのなら、そうした「貴賎のない世界」でお互いが手に手をとって安寧に暮していればそれでなんの問題もないのでしょう。むしろそうした世界では議論などは不要な筈。
 ただし、そんな訳の判らない安寧など、「べんじょこおろぎの安寧」と名付けておきます。

 普段の日はぼんやりしているのに、日曜となるとやたらはりきって仕事するというのもなんだかなぁ・・・つまりは締切が月曜日なので、いよいよ納期に詰ってきたから仕方なくと言うのがその理由なんですが。
 金曜・土曜とほとんど仕事らしい仕事もしないで、かといって仕事以外に何をやっていたのかと言えば、ボーっと1日中モニター眺めてメールのお返事を書いたりあちこちの掲示板を巡っては意味不明の書き込みを増やしていただけで、そんな余計な事をしていなければ別にわざわざ日曜に仕事する必要もなかったんですがねぇ。
 仕事にかこつけて、昼も夜もモニターの前に向うための言訳なのかも。うん、きっとそうなんでしょう。

 朝起きると薄い肌掛ひとつでは寒いくらい。7月だと言うのにこんな肌寒い陽気の日ってのあまり記憶にないような気がします。なにやら今年は未だに台風の発生もないとか。異常気象もこう毎年だと、異常が普通と言うことになるのかも。
 ほんと、来年あたりは空から恐怖の大王が降ってきてもなんの不思議もなさそうです。



7月13日(Mon)

 何故か延々とメールを読み返していて、止らなくなってしまいました。

 コトバと言うものは本当に不思議です。例えて言えば、電子ビームのオン・オフの集合体でしかないモニターの文字・・・メールホルダーの中でタイムスタンプ順に整然と並んだサブジェクトの群・・・そうした過去からのコトバを改めて読み返して、かつてのやり取りの、その時その時のお互いの心の動きまでもがもう一度再現されて、少し微笑んでみたり、少し切なくなってみたり、あるいは不明な情熱を呼び覚されたその瞬間がありありと蘇ってきて、もう一度苦しくなったり・・・
 コトバでしか確かめようもないものを求めて不器用に交すコトバの、そのまだるっこしい手触りが、かえって読み返してみて切々と届くものがあって、その事が何よりもいとおしかったりします。あえて不自由な道具に拘ることで、いや、だからこそ僕たちはこうして貴重なものを得ることが出来るのかもしれません。すべての事どもが、安易に便利にという方向に流れようとする時代に、人と人を繋ぐには余にもか細い糸のように見えて、その実、これほど強固で確実に僕たちのココロを繋ぎ止める事の出来るものは無いようです。

 ごく身近にいる人間にはとうてい語れない事までもが、コトバだけの「メール」ならば易々と伝えることが出来ることの不思議に僕自身戸惑いながら、やはりいつまでもメールを読み返えして飽きることがない、そんな一日でした。

 今日一日、とうてい7月とも思えないような肌寒い陽気で過しやすい事は確かですが、それはそれでなんとなく物足りないような気がするというのも不思議です。四季を持つ国に生れたことは、かなり贅沢な事なのかも知れません。



7月14日(Tue)

 最近は夕食の時が子供達と会話する唯一の機会になっているようです。それ以外の時間はと言えば、大抵父親は1階の事務所でモニターの前に向っていてほとんど2階には上がってこないし、子供達も子供達でそろそろ口うるさい父親が何かと目障りな年頃に入りつつあるようで、普段からちょっと敬遠気味かも知れません。
 1日中家で仕事をしている父親にしてはずいぶんと会話は少ないような気もしますが、父親と娘が仲良くおしゃべりして毎日楽しくて仕方がない家庭と言うのも、僕にはちょっと抵抗があるかも。何れ父親なんてものは娘からは毛嫌いされる存在でしょうから、まぁ遅かれ早かれ疎まれるなら早い方が良いかなと、これはちょっとやせ我慢が入っているかも知れませんが、本人はそれなりに今から納得しているつもりです。
 どうせこれからはバカな男にだまされて好きだの嫌いだのと大騒ぎするのが関の山なんでしょうから、今からお互いにストレスの少ない関係で居ることにも意味があるのかも。

 まぁ、そんな風で世間一般と比べても会話が少ないような気もするわが家の父と娘ですが、そうして夕食時に聞かされた学校での授業の様子・・・特に正美のクラスの事が少し気になります。
 正美の担任の先生は今年新任の年若い女性だという事は何度か書いていると思いますが、見るからに気のいいお嬢さんタイプの外見どおり(つまりは頼りない)、どうも子供達は優しくて怒らない先生と云う事で完全に甘く見られているようです。
 そんな訳で、もともと1・2年生の頃から騒がしくて手の焼ける子供などが、ここにきて授業に全く集中できなくなっているようです。進まない授業と思うにまかせない子供達のせいで、先生はどうやら教科書で隠しながらこっそり授業中に泣いていたりするらしい。う〜ん、先生が泣いたらはじまらないと思いながら、先日NHK特集?で放送していた今現在の小学校を巡る状況についてのドキュメンタリーの中にでてきた「クラス崩壊」という言葉がチラと脳裏に浮んで、彼女一人で悩んでいるのかといささか気になっているのです。
 だからと言って僕に何が出来るのか・・・意外と難しい問題を含んでいそうで、今の処はちょっと判断停止のままです。

 そんな訳で秀島先生、彼女の方から何もないのであれば、良かったら相談に乗ってあげて下さい。結構悩んでいるようなので、この夏休みの間が気持を立直す良いチャンスのような気がしますから。あぁ、メールにすれば良かったのかも。



7月15日(Wed)

 今日の夕食は先日わざわざら宅急便で送っていただいたLIONさんの博多土産の長浜ラーメンを家族全員でいただく。
 う〜ん、実に良いなぁ。なによりただで貰った「いただきもの」という気分がゴージャス(ビンボーくさ)です。これがお金払って自分が買ったものなら、まぁ味はおいしくてあたり前。まずかったりした日には、なんでこんなまずいモノをお金だして買ってくるかなぁと一気に不機嫌になる処ですが、これがよそ様からいただいた品物なら、まず「ただ」という前提条件が味以前にビンボー人のココロをくすぐるから、あとはそれがどんなにまずかろうと全てはオッケーよん。ようするにビンボー人はあまりラーメンの味などはよく判ってないのかも。
 わはははh、いただいたラーメンがマズイと言ってるわけでは決してありませんよLIONさん。
 ただねぇ・・・わが家の奥さん、スープがいまいち味が薄いからと言っていきなり2人前分のスープの素をひとつの丼に入れないように。やたらと塩辛いじゃないですか。おいしいおいしいとかって、スープまでみんな飲んでしまってから喉が乾くこと・・・お陰でさっきから麦茶ばっかり飲んでるから、お腹の中はラーメンのスープと麦茶でもうタプタプ。今晩のトイレが忙しそうです。

 そんな訳で今日はトイレも近いので、日記も短めです。<ウソ。

 麺だけ2人前残ってますがスープがナシ・・・もう少しモノを考えた方がいいと思うなぁ「マイ・奥さん」ラーメンの麺だけ残っても仕方がない・・・はッ! さすが「マイ・奥さん」、ひょっとすると博多ラーメンだから、残った麺は「かえだま」なのか? いや、なにもモノ考えてないからだと思います。きゃー。


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