デーテーペーな1日

1998.2.16~28

日記関係の発言はこちらで。
2月16日(Mon)
 5時間授業で帰りが遅いのに、子供達は本日は「お友達のお誕生会」だとか。
 本当なら土曜日の午後からという予定の筈が、主役のお友達が風邪で月曜に順延になってしまったようです。

 3時すぎに帰ってきて「もう始ってる」とか騒ぎながら、大慌てで出かけていきました。そのくせ肝心の友達の家が何処だか判らないとか・・・まったくもう、世話の焼けるガキです。
 仕方がないので奥さんが自転車で一緒に出かけたようです。えぇ、残念ながら父親は呼ばれておりません。<行きたかったのか?
 いえ、あの奥さんはぜんぜん僕の趣味じゃないので呼ばれなくて良かったです。だって、恐そうなんだもの。けっこう幸せそうな処も気に入らないようです。
 中には、テレビで旦那の暴力と浮気を大告白した例の茶パツでイェ〜イの奥さんとか、旦那と離婚したらしくて生徒名簿の保護者欄が今年から母親の名前に変ってる奥さんとか、結構不幸そうな奥さんは多いんですが。
 えぇ、「不幸な奥さんフェチ」ってはかなりの部分本音です。
 だからこそ、夜な夜な日記巡りする「電脳奥さま」に不幸せな予感を抱くのかも知れません。何度も言ってるように、幸せな方はインターネットとWeb日記なんゾにはまったりはしませんから。
 不幸そうなOLとか学生さんも好きなんですよ。

 ま、結局は自分自身が不幸だと広言してるだけなんですが・・・今さら幸せを求めるのも図々しい話しです。

 昨日あたり近所の文房具屋であれこれとプレゼントを選んでいたようですが、子供達が選んだのはくだらないファンシー消しゴムやら筆記具としては殆ど役たたずな蛍光ぺんといったゴミばかり。かわりにお土産をいっぱい貰って帰ってきたようです。もっともお返しに貰ったものも所詮はゴミなんですが。最近の子供達はどうしてああいった類のゴミが好きなんでしょうねぇ。


2月17日(Tue)
 あぁ、とうとう「ザリ彦」が死んでしまいました・・・

 最近、この「人情裏日記」を読みはじめたような方にはぜんぜん意味不明でしたね。えぇ、家族の誰もが飽きてるのに、何故かしぶとい生命力で一冬過してしまったザリガニが我家の水槽にはいたんです。もっとも水垢まみれで中がよく見えませんが。<ちゃんと手入れしろよ。
 最初の頃はネオンテトラとか買ってきて、それなりに手入れしたり水草などを入れていたんですが、ついうっかりザリガニを一緒の水槽に入れたものだから、アッという間にみんな喰われてしまいました。
 そんな訳で熱帯魚用の水槽でもぞもぞ動いていた、今年の夏でまる二才になるはずのフナイくん命名によるその「ザリ彦」が、春の訪れを待つまでもなくご臨終です。
 お腹側にもぞもぞ動く足を持ったいけ好かない生き物でしたが、確か我家で3度ぐらい脱皮して、それなりに家族の一員としての日々を暮していたんですが・・・水槽の中のフェイスハガーよろしくひっくり返ってます。

 で、同じ水槽にもう一匹、小さめのザリガニがいるんですが・・・
きゃー。尻尾からがりがり喰われてます、そのチビすけに。

 そうでした、ザリガニってのは仲間だろうがなんだろうが、とにかく手当たり次第にみんな食べてしまう、実にどう猛な生き物なんです。
 う〜ん、尻尾の先からまるかぶりしてます。えぇ、マリモちゃん好みのスプラッターな光景です。南無阿弥陀仏、あぁ実に諸行無常。

 カルシュウムだからこのままチビザリガニにみんな食べさせなさいって・・・我家の奥さん、それは余りにも残酷でわ? やっぱりカルシュウムなんでしょうか。


2月18日(Wed)
 今夜もお仕事が夜中にずれ込みそうなので、早めに済ませておこうと、まだ外の明るい午後4時すぎから風呂に入ったんですが・・・どちらかと言うと、仕事を早めに済ませた方がよほど建設的な生活だと思わないのが、まぁ我ながらバカげた人生です。
 最近は仕事のリズムまでもがすっかり昼夜逆転しているようで、昼間に終るべき仕事までわざわざ夜中にやっているようです。

 そんな訳で、なにかとお忙しい夜に備えて明るい内からのんびり体洗ったり湯船で少しスヤったりで、すっかり正月気分です。普段はカラスの行水というヤツで、15分か20分もあれば十分なんですが、うっかり「湯船寝」などしたせいで1時間近く風呂場でウダウダしていたでしょうか。お陰ですっかり「湯疲れ」してしまったようです。なんだか体がだるい・・・1日がすでに終ってしまったような気分で、これからまた仕事するのかと思うと余計にダレダレ。

 無意味な夜更しってのも連日だからなぁ。仕事しながら夜中にメール書いたり日記巡りしたりで実に効率が悪いのも夜更しする原因なんですが、どうにも止りません。
 なんとかなりませんかねぇ、奥さん。<その奥さんが問題なんですわ。

 日記書きも今ひとつ。ぼーっとして子供達との会話が弾まないのも、みんな父親のこんな怠惰な日常が原因なんでしょう。まぁ、家族全員ボンヤリしてるという可能性もありますが。


2月19日(Thu)
 あぁ、明日・明後日の予定をどうするかでココロは千々に乱れております。

 今年で最後の(ホントか?)「Mac World Expo/Tokyo '98」にいつ出かけるかなんですが・・・土曜日は子供達だけで企画した「おわかれ会」が午前中にあるんです。
 招待状を手造りしたり当日のゲームの準備やらなにやらで、子供達自身も楽しみにしているようなのでやっぱり出席しない訳には行かないだろうなぁ・・・まぁ、午後から出かければ良いんですが、土曜日は会場は5時終了なんで、週末の都内の混雑考えると、午後から出かけたんでは幕張についてもほとんど会場廻る時間は残ってないような気がします。
 明日は明日で、例の専用線接続のためのNTTの工事が午前中にあるし、夜遅くにはその件に関しての来客がある筈なんで、これもなんだか気ぜわしい限り。そう言えば「オフミ」もあるんでした。なにやら「デカイ」とご自分で豪語されている方のそのデカイものをこの目で確認する必要があるので、是非とも出席したいんですが、どうなりますやら。
 ただし、成田まで酔っぱらった奥さまを送迎させられるのはもう懲り懲りだし、来客のせいもあって出席したとしても早めに退散するつもりです。

 う〜ん、どうするかなぁ。明日お出かけなら予定日記も書かなきゃいけないし、お仕事も片づけておく必要があるかなぁ。どっちかと言えば仕事より予定日記の方が気になっているかも。
 たまにはExpo会場からモバイル更新ってのも新鮮かもしれません。パワブク取出してお外で日記書くのは恥ずかしいので、どっちにしても予定日記は書いておくつもりですが。

 まだどうするか決めかねてます。どちらにしてもせわしない予定なのが迷う原因なんで、どちらでも同じと言えば同じ。まぁ、明日の朝の気分で決めることにします。


2月20日(Fri)
 うっかり「予定日記」を書くのを忘れて寝るところでした。

 そんな訳で夜中にまたもや日記書き。はい、バカげていることは本人に自覚あり。見当識がなくなったらかなりヤバ目だと言う噂ですので、今の処はひと安心。

 予定では午後10時には帰って来るつもりなので(ほんとに予定日記なのね)、それからでもホントの日記を書けそうな気もするんですが、何分にも来客があったりするとその横で日記を書くのはどうもねぇ・・・日付が変る前に当日の日記を書いておきたいという不明な理由から、やっぱり予定日記が安心できます。
 結局、普段から日記らしい日記ではないのでどっちにしても同じと言えなくもないのがデーテーペの強みです。<それは強みではないかも。

 そんな訳でおざなりな更新の為のただの予定日記です。はッツ、明日のお出かけにそなえて、少しは仕事をする筈だったのに、結局いつもの予定日記を書いただけでした。そう言えばPTA関係でもお仕事があったはず・・・なによりも、確定申告の準備、なんにもやってません。もうそろそろ始めないと・・・あぁ、仕事以外が何故に忙しいのやら。


2月21日(Sat)
 なにをしている訳でもないのに、時間だけが過ぎていくのは相当に情けない。
 そう、今日もまた呆然と1日が過ぎていった事だけは確かなようです。これから何回かくり返す1日の裡で、極々ありふれた・・・そんな1日でした。

 午前中は子供達が1ヶ月も前から準備していた「2年3組のおわかれ会」が朝の9時から開始といわれても、そんな時間に出かけられるはずもなく、ひとり遅れて学校まで。
 体育館でゲームやら親子ドッチボール大会など、子供達はそれぞれの両親と一緒で楽しそうです。ただし、僕自身はこうした場に出るとひたすら居心地が悪いのは、どうも人が多すぎるせいのようです。
 PTA関係の打ち合わせで必要になるお知らせを作る為に一旦自宅へ戻る。いや、本当は戻るまでもなかったのですが。
 午後からはもう一度学校へ。定例のPTAの運営委員会も、そろそろ年度末といった雰囲気で、なんとなく白けた気分だけ。進行がスピーディなのはなによりでした。

 おわかれ会で久しぶりに運動して体が痛いと言う奥さんに、じゃ今日は外食にするかと、6時すぎから近所のファミリーレストランへ。
 何時ものように何時ものメニュー・・・レモンの酸味に顔をしかめながら、それでもおいしいと言いはる子供達に笑わされる。
 支払いを終えて子供達と一緒に駐車場を歩く。はしゃいでかけまわる子供達の背中を見て、なんの脈絡もなく「イツカ ワタシハ シヌノダ」とふいに実感する。

 その事に安堵しているのか悲しんでいるのかは自分自身にもよく判らないまま、何故か胸の奥が熱くなった。

 モニターの前に座っている時間がますます増えているような気がします。だから何があるでも何を求めているのでもないのですが・・・それを言い出せば、つまりは「人生」とはかくの如きものなのかも知れません。


2月22日(Sun)
 ショートトラック500mの金メダルって、ジャンプとか大回転なんかに比べるとつくづく値打ちないよなぁ。なんだかちっちゃなリンクを、それこそ「みずすまし」よろしくクルクル回ってるだけで、見るからにビンボーくさい競技。ひょっとするとあれってアジア人向けのサービス競技じゃないの。2mの大男にはゼッタイ勝目は無さそうです。
 がはははh、オリンピックも今日で最後という事で、ちょっとだけイチャモン付けてみました。そうそう、船木選手には「お前はシャ乱Qのつんくか?」とだけ言いたいです。

 なんだか「じゃぽにずむ」ってヤツはどうにも落着かないんです。何かあると盆踊りやって太鼓叩くのは・・・ただの田舎者の習慣と言うだけの話しでは? 少なくとも僕の中にはぜんぜんああしたものに郷愁はありません。
 アメリカと言うと幌馬車が出てくるのは、まぁ、征服者としての「アメリカ」にはそれしかないんだから仕方がないんでしょう。たまには虐殺されたアメリカインディアンの歴史も見てみたいものですが、そんなものは決してオリンピックの舞台には登場しないんでしょう。ご当地名物のひとつとして「ウォーダンス」が披露されることはあっても、それがアメリカの正史とは決して認められない筈です。奴隷船も登場しないでしょうねぇ。
 ああした演出にココロ傷つく人間が居るというような事にももう少し目を向ける必要があるのかも。

 本日のメニューはカレー。普段とは調理法を変えてあれこれ手を加えてみても、所詮は最後に入った「ハウスバーモントカレー」で全てはいつもの味に・・・手を抜いても抜かなくても同じ味なら余計なことするだけ無駄ってモノなんでしょう。
 えぇ、最近は「ハウスバーモントカレー」を極めたのかも知れません。


2月23日(Mon)
 イヤ別に、ウェブ日記のため「だけ」に専用線を引いた訳ではなくて、ゆくゆくはインターネットカフェの経営者とか、インターネットお好み焼き屋のオヤヂにでも納ろうかという野心もあったりします。<インターネットカフェはすでに「終っちゃった」ようですが。
 ケチ臭いCMまみれのジオシティーに替って日記専門の無料スペース提供なんてのも楽しそうかも。もっとも悪評高い日記読み日記の作者が提供するスペースじゃおちおち日記も書いてられないでしょうが。えぇ、僕だったら絶対登録しないよなぁ。
 誰に言い訳してるのかいささか不明なんですが、たまには日記ネタなども。<というか一日中家にいるとそれ以外の話題がないんですねぇ。なんだかなぁ・・・

 マジで生活全般が危ういかもしれません。仕事もしないで、昼間から妙な方面と妙な会話でガハガハ笑ったり、いままで覗く気もなかった日記を暇に任せて読んでは「ケッ!」と毒づいてみたりで、じつに実りない1日でした。
 だったら仕事でもすれば良さそうなものですが、それはそれで上の空なのは今に始ったことではありませんが。
 とにかく今しばらく、専用線での日記巡りと云う環境に飽きるまではこんな調子が続くのかも。まったくなぁ、昼間からメールチャットやってる場合じゃありません。実にごもっとも。<と、またもや私信。

 それはそうと奥さん、10日連続更新中の「思蜜日記」なんですが、とうとうやってしまった翌日更新・・・マシンの前でうっかりスヤってましたなどと苦しい言い訳してますが、実にもって怪しい限りです。どこをどうほっつき歩いていたのかも曖昧なままで、あれは、やっぱり疑惑の更新でしょう。
 がはははh、こんなのが一番キツイ日記テロルだったりして。
 なんか人情裏日記もただの日記読み日記に変質しそうな予感が・・・


2月24日(Tue)
 よりによってこんな日に雨とは・・・不明な理由で不明な心境のままの1日でした。まるで仕事する気なし。

 各方面からさすがにメールのリプライが早いと、なんの得にもならないお褒めのコトバいただきながら、実は例によって出す宛のないメールを書いては消しのくり返しでした。
 書き損じをまるめて捨てる一瞬のカタルシスもないのは、キーボードで言葉を組立てようとする人間達の弊害のひとつなのかもしれません。
 すさまじいまでの原稿用紙の書き損じに囲まれた仕事場で、呆然とカメラを見返す坂口安吾の写真が僕は好きでした。

 なにか・・・

空虚さに満たされた充実感

とでも呼びたいような彼の表情に、人知れず憧れたものでした。
 かたちのないモノの姿を捕えた人間の、確かな充実感をそのフィルムの中に見たような気がしたのです。

 電子的な信号に変換されたコトバを紡ぐと言う行為は、常に消去可能でその痕跡をいっさい残さないという・・・ただ、僕の裡で空しさだけが募るだけの、実に不毛な作業なのかも知れません。
 何ひとつ確かなモノの見いだせない人間の吐くコトバなど、所詮は虚妄にしか過ぎないようです。そう、やはり僕はいつものように「存在の不快」に、僅かに顔をしかめるのみ。

 所詮人間の営みなど、恐れる事もためらう事もないのだとだけお伝えしておきましょう。
 「人は正しく墜ちきることが必要なのだ」と説く作家のコトバに、僕は何度も救われた記憶があります。


2月25日(Wed)
 最近のインターネット事情というものにとんと疎いのは、要するにダイアルアップで「StreamWorks」だの「Realaudio」といったWeb上の動画を配信するなんて事がほとんどイカサマの様に思いこんでいたからです。いくら凝ったデザインで構築されたHomePageであっても、読込むのに5分も10分もかかるようでは、そんなサイトには二度と行こうとは思いません。HomePage設計料の為だけにごてごてと飾りたてて、訪れる人間の側に余計な負担を押しつけるのは相当に傲慢かも。

 さすがに専用線でそうしたサイトを巡ってみると、劇的に早くなったなんて印象はさらさらないんですが、それなりには楽しめるようです。
 ま、裏ビデオ以下の画質のちっちゃなサイズのモニターを眺めて何が嬉しいのかと訊かれると・・・これが、ぜんぜん嬉しくはないんですね、あんなもの。
 以前だったら、喜びいさんでエッチサイト巡っっては怪しいファイルでもダウンロードしまくってるんでしょうが、今さら「プレイボーイ」や「ペントハウス」でもないでしょう。「死体」と「フリークス」ってのにもうんざりです。
 で、専用線引込んで毎日なにやってるかというと、灰色のバックにTEXTだけの「書きなぐり」の江口さんの日記なんか読んでるんですから、実にもう贅沢というか訳ワカランというか・・・

 奥さんも2階に「線」引いてインターネットやってみたいなどと、なにやら不穏な事も言いだす始末で、正直なところヒヤヒヤしてます。今話題の「家庭内LAN」というヤツですね。
 なんだかんだと言ってはぐらかしてはいるんですが、そのうち奥さんもネットサーフィンやりだしたりしたら困るよなぁ。
 Web界に多い恐妻家のひとりとして、うっかりして奥さんなんゾにこの日記を読まれたら・・・絶対怒られるなぁ。
 この際だから、今話題のジオにダミーのHomePageでもアップしておいて、奥さんの目をごまかすというのがベストかも。
 で、マニア好みの日記書いて・・・やっぱり怒られるのか。

 今日は1日中冷たい雨でした。そろそろ春の気配と思っていたんですが、やはり季節はまだ冬のようです。
 ただし、「不明日記」を書くほどではないようです。ま、そのうち春は巡ってくるんでしょう。


2月26日(Thu)
 今日も今日とて、日記の話題はネットがらみになるんでしょう。えぇ、1日家の中をウロウロするだけで1歩も外にでてません。仕事はほとんどいいかげん。<やっぱりな。
 モニターに向ってお仕事ってのは、まったくもう、我ながら良かったんだか悪かったんだか・・・事務所でなにかしてると、奥さんや子供達はてっきりお仕事頑張ってるモノだと信じてるようですが、ところがどっこい。
 朝っぱらからネットに繋いでる奥さんの多いことも新たな発見でしたなぁ。洗濯物干してる間ぐらいコンピュータの前から離れたら如何ですか、奥さん。<またメール来るのかなぁ。<こんなこと書いたらよけい嬉しがって書くんだろうなぁ。<と、どこまでいっても、とにかくメール来るんだろうなぁ。

 がはははh、よその奥さんいじって遊ぶのもいい加減にしないと。
 その上、最近では「人情裏日記」としての体裁もだんだん失われつつあるようで、そんなマニアックな「でーてーぺー」ファンの方には実にどうもアレです。
 単なる「日記ネタ日記」と化してるのは、ようするにネタがないんです。明日あたりは外出して日記のネタでも収集してこないと。うん、やっぱりマクドナルドでトリプルマックバーガーでも注文しますか。

 日記のネタのために外出するようになったら、もはや人生終っちゃってるのかも。
 と言うより、普通の人にはなぜ人生が終ってるかすら理解できないでしょうねぇ・・・とほほ。

 メール書いてる時間もずいぶん増えました。しばらく飽きるまではこんな調子なんでしょう。仕事ももうちょっとマジメにやらないと。申告もねぇ・・・


2月27日(Fri)
 最近の子供達の一番の「マイ・ブーム」というと、どうやら手紙を出すことのようです。えぇ、そんなとこまで「ナンパメール出しまくり」の父親似なのかとのご意見は禁句。
 最近はたまにしか出してませんてば、「ナンパメール」は。<がはははh、たまには出してるようです。

 もちろん、E-mailで世界中の子供達と情報交換とかの最近流行のニューファミリーじゃないので、学校で始めた「郵便やさんゴッコ(ゴッコではなくて授業なんでしょうが)」が家の中にまで持込まれているだけなんです。
 大量にコピーしてもらった私製ハガキを持ちかえって、「お父さんは1階でお仕事だから郵便番号は101、お母さんは201。」なんて訳のわからない熱中ぶりで、頻繁に父親や母親宛にハガキを届けに来るんですが、その中身がなぁ・・・

おとうさん。おしごとがんばっておくれ!
これからもおしごとがんばってかせいでくれたまえ。おうえんしてるぞよ!(わらわないで)
これからも長いきしてくれたまえ。
おてがみまってるぞよ!
正美のおてがみより。原文ママ。

 なんだかえらく態度がでかいような気がするぞ。あいかわらず調子っぱずれな処が正美らしといえば言えそうです。
 それに引換え、麻美の場合はたった一行「元気でいてね!」・・・
 まぁ彼女の真意はわからんでもないですが、それにしてもなんとも寂しくなるようなおてがみだなぁ。

 我家的郵便番号は正美は301で麻美が302だそうです。はい、これからおてがみ書きます。
 「お父さんはがんばるぞ!」とでも書くんでしょう。

 トリプルマックバーガーは激マズとの情報が。
 しかし、恐いもの見たさで出かけたんですが、本日から「チキンカツバーガー」発売だそうです。ジャンクフード好みの我家ではアゲモノ系はもちろん好評です。味はまずまずでしょうか。でも月見バーガーがやっぱりスキ。
 ついこの間発売したばっかりなのにもう新商品ということは、相当に不評だったんでしょうねぇトリプルマックバーガー。まだ販売はやっているようですっが、注文する勇気はさすがにありませんでした。


2月28日(Sat)
深夜にひとり、

 なぜだかふいに目が覚めてしまって・・・真っ暗な部屋の中で、明りがわりに電源の入れてあるモニターに照らされた部屋は、まるで海の底のような「蒼」に染まっている。
 わたしが眠っている間にあなたからメールが届いていました。あぁ、こんな時間にあなたのメールを読んでしまうと、わたしはますます眠れなくなってしまう・・・
 その上、風呂あがりのバスローブのままで眠ってしまったものだから、うつ伏せに眠っている間に刺激された私の乳首はすっかり敏感になっているのがわかる。
 あなたの言葉は予言みたい。イヤだと思う、そんな恥ずかしいことはしたくないと思う・・・でも結局あなたの言葉通りになってしまう自分をいつも意識している。

 あなたがいつか書いたように、わたしの乳首は異常に敏感で、うっかり下着をつけ忘れたりしたら、ブラウスの刺激だけで、どうにかなりそうな程感じてしまう。
 そんなわたしがSEXが嫌いな筈ありません。だからこそ、人前ではわたしはことさらにしおらしい女を演じ、地味な洋服と薄化粧の「貞淑な妻」でありつづけています。隣の部屋で眠っている主人すらそんなわたしの欲望の在処について想像もしたことがないでしょう。

 わたしには数年前から関係している「R」という友人がいます。彼女はわたしの感じてしまうところを、それこそイヤになる程よく知っています。
 彼女のやり方はこうです。
 まず、素面ではお互いに照れてしまうので、ワイン(大抵イタリア産の白)を2人で1本あけます。
 近くにあるスカーフやわたしのしているベルトなどでわたしの手首を後ろで縛ります。
 そしてそのまま背中から腕をまわして洋服のわずかな隙間から手を入れて、そっと乳房をまさぐります。彼女はわたしの乳房がとても気に入ってるらしく、いつも羨ましいだとか、柔かいだとか耳の近くで囁いてくれるのですが、その頃にはもうわたしの頭の中は真っ白で、そんな彼女の言葉も半分ぐらいしか理解できなくなっているのです。
 もう、唇をかんで声をこらえるのが精一杯なのです。
 次ぎに彼女は、可愛い・・・とくり返し囁きながら、キスを何度も何度もして、服を脱がせていくのです。

 そしてわたしが驚いたのは、あなたのメールに書いてあった愛撫の癖は、まったく彼女のそれだということです。
 左の乳首から舌を這わせていくところまで、そっくりです。
 彼女は乳首を口に含んだとき、わたしがどんなに感じるか知っているので、それをいかに効果的に使うか、綿密に計算して念入りに愛撫をします。
 だからとても耐えきれなくて、思わず大きな声が出そうになるのを必死に堪えるのです。何故か私達は暗黙の了解で声をあげないようにと、2人とも我慢しています。
 荒い息づかいのなかで、お互いに沈黙のまま、時間をかけてゆっくり愛撫しあうのがわたし達のいつものやり方です。

 そんな事を思い出しながら、わたしはこうしてあなたからのメールにあったようにひとりで乳房を愛撫しながら、夜の闇の中に喘ぎ声が漏れないようにと、唇を噛んでじっと耐えています。

 誰に宛てたものか誰から届いたものか・・・いずれとも知れぬ言葉が何通も交錯し折重なるようにして電子の海を漂っているのかも知れません。
 ふと手にとってみてそのコトバに欲情するというのは、良くあることのような気がします。


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