デーテーペーな1日

1998.2.1~15

日記関係の発言はこちらで。
2月1日(Sun)
 今日は1日なにをやっていたのやら・・・11時近くまで朝寝して、仕事の残りをダラダラと仕上げて一応本日の予定はおしまい。
 昼食はいくらなんでもそう連日「マクドナルド」という訳にもいかないでしょう。えぇ、どんな飼料を食べて出荷されているのか判らない牛肉とコストの安い輸入小麦で作られたバンズを連日食べつづけるのは、ちょっとした科学実験に類するような気がします。最近話題の環境ホルモンの影響で子供達が男性化でもしたら困るから・・・そう言えば「オス」の生殖能力も低下するらしい。<まだ己の生殖能力にこだわってるのか?
 ま、僕自身の生殖能力は歳相応と言う事にしておきます。がはははh、ちょっと「見栄」も入ってるかもしれません。

 「愛のないセックス」と「セックスのない愛」って、似ているようでぜんぜん違うやん、などと訳の判らないことをぼんやりと考えてるとアッという間に1日が過ぎてしまいます。いい歳したオヤジが考えるにはいささか気恥ずかしすぎる話題ではありますが・・・
 あまりにヒマなので夕方から近所の郊外型古書店へ。古本に限らずゲームソフトからCDまで、中古品の買取りと販売をするこうした店舗を最近あちこちで見かけるようになりました。懐具合が寂しくなればなるほどウケに入るこうした不景気型の商売がチェーン店化するほど、最近の世の中は不景気だと言う事なんでしょうねぇ。
 子供達は相変らず本には大した興味はなさそうで、見つけてきたのは「ポケモン・第一巻」・・・う〜ん、バカまるだし。父親は100円コーナー漁って「講談社新書」を何冊かと、読む気もない癖についつい懐かしさにつられて古めかしい小説などを・・・しかしなぁ、100円コーナーで高橋和己見つけたりするとちょっぴり悲しくなります。それも昭和46年の初版本だったりするんですが、発行年数を気にするような商売じゃないんでしょう。
 ハードカバーの「ノルウェーの森」上下巻セットで100円なんてのもありましたが、「ノルウェーの森」はなぁ。

 途中でビデオショップにも寄ったんですが、今更「トイレの花子さん」借りるって・・・う〜ん、どこまで流行遅れなガキなんでしょう。麻美なんて未だに「たまごっち」首からぶら下げてます。


2月2日(Mon)
 ケーブルテレビで連日流れている予告編を眺めてるだけで、すっかり本編まで観てしまった気になると言うのもなんだかなぁ・・・
 本人が一番驚いてるかも知れないベネチア映画祭(カンヌだったか?)グランプリ受賞作(白熊賞だっけ?)の「HANA-BI」なんですが、なんだか「映画巧者」の方に媚びてるような処がちょっと鼻についたりするんですねぇ。それと、あの「松本清張原作モノ」みたいな荘重な音楽だけは興ざめ。涙と感動を強要されてるようで、その実下半身に訴えるようなビンボーくさい日本映画お得意の「叙情」に流れる処がなんともはや・・・
 映画好きな方達の評判も良さそうですが、余り細部にこだわって自分の思い入れを語ったりするのは、やっぱり北野武のいいカモのような気がします。オヤヂの小ずるい処は、判ってなくても判ったフリがやたらとうまいと言う処ですから。
 その点、「映画的文法」って奴は、そうした「はぐらかし」やら「韜晦」にはもってこいなんでしょう。

 結局、北野武にとっての映画とは、「いかに死ぬか」がその全てのような気がします。その為には女房も不治の病にするし、あざといまでに主人公を追いつめなければ気が済まないストーリ展開にも、彼自身の願望が色濃く匂っているようです。
 ひょっとするとヘミングウェイの死にざまが、「映画監督・北野武」の一番理想的な死に方なのかもしれません。原チャリでガードレールに激突死ってのも、かなりお茶目ですが。

 何れにしても、わざわざ映画館まで足を運んで観ることはしないだろうなぁ・・・どうせ来年あたり、ひょっとして興行的に赤字なんて事になったら今年中にテレビ放映なんて事になるのかも。うん、その時に観ます。

 僕にとっての理想の死に方とは・・・坂口安吾のように風狂のはてにぽっくり脳内出血ってのが一番嬉しいかも。えぇ、軟弱な男の例にもれず、痛いのは苦手ですから。


2月3日(Tue)
 そうか、今日は「節分」ですか。

 「節分」のなんたるかもよく知りませんが、イベント好きな我家の年間スケジュールには当然「豆まき」は外せない行事のひとつとして入ってます。しかしなぁ、「煎った豆」ってのは、食べたり飲んだりする日本人のイベントの中ではずいぶんと貧相な代物で、もう少しなんとかならないもんでしょうか。あとの掃除がついてまわるのも何だかビンボーくさい限りです。
 どこやらの方角に向って太巻寿司かぶりつくってのも、絵的に美しくないのがなぁ・・・なんだか去年も同じこと書いてたような気がしますが、人生なんてある年令を過ぎてしまえば、毎年似たようなくり返しばかり。あまり気にしないように。
 「あとでチャンと掃除してよ」と、毎年奥さんから怒られると言うのもお約束のひとつなんで、そう派手にあちこち撒く訳にはいかないんですが・・・うちの馬鹿ガキ達と一緒になって調子に乗るとついついやりすぎてしまうのはは、これも毎年同じ。

 で、奥さんが買物から帰ってきたので、「まめ、買ってきた?」と尋ねると、「ううん、どこも品切れ。仕方がないので殻つき落花生買ってきたから、これ撒いて。掃除も楽だし、あとで食べるのにも便利だから。」って・・・そんな問題じゃないと思うんだけどねぇ、奥さん。

 節分に「殻つき落花生」撒いてドーすんだよ。顔に当たると痛い痛い。<投げたんかい!

 「蓮見重彦」が現東大総長って、今日初めて知りました。
 彼の変節を笑うのも東大当局のミーハーぶりにウンザリするのも、別にたいした根拠があっての事じゃないので、まぁどうでもいい事と言えばそうなんですが(もともと大嫌いだし)・・・「東大」でしかも「総長」なんて大時代な肩書に、すんなりと納ってるように見える処がやっぱり恥ずかしいよなぁ。
 もっとも、僕だってそんな話がきたら断らないけど。<がはははh、来るわけないよなぁ。
 節分とはなんの関係もなし。


2月4日(Wed)
 匿名でするインターネットでの発言が、結局はテレクラもどきのナンパが目的だったり、奥さん連中の暇に明かせた井戸端会議での猥談だったりするのは、確かにウンザリさせられます。ネットの世界に溢れかえるモノは所詮クズ情報とエログロだけだと言う意見も、あながち間違ってはいないようです。まぁ、だからと言って、現実世界にどれほど有益な情報があるのかについてはかなり怪しいような気がします。所詮は愚かしい人間の営みのひとつだとするなら、現実世界の愚劣さが思わぬカタチであらわになっているのが、まさにインターネットの世界なんでしょう。
 電子的な遮音装置の向こう側で、意識するしないに関わらず色々な本音が聞えてくる事こそ、人間の行為そのものであることの証明。
 そうした生臭い本音やら、ばかばかしい思いこみが本人の言葉で語られるからこそ面白いとも言えるのでしょう。
 そう考えると、日々更新されるWeb日記を書いたり読みふける行為というものが、なにかしら、人間の本性を定点観測し続ける壮大なドキュメンタリーのように思えてきます。あるいは「読者」と「作者」を含めた壮大な同時代史の一編なのかも知れません。ひとりひとりが通覧する事の困難さは、まさに人間というモノの「混沌」そのままのようです。
 ただし、見事なまでに「没個性」な人物が多いのも、これまた現実世界の投影なんでしょう。自と他が同じであることに安心するあまり、ひたすら排他的であったり同士的であったりすると言うのも不安定な気分ですが、そうすることでしかお互いのコミュニケーションを図ることのできないのが人間の本質のようです。だからこそ、Web日記は拡散するように見えて、日々何処かに収斂する事を目指しているのかも知れません。

 日記とは、つまり作者の死によって「おわり」が来るモノのようです・・・

 落花生じゃ気分がでないので、昨夜はわざわざ「大豆」を探しにあちこちのコンビニをウロウロ。ふと思いついて米屋を覗いてみたら、ありました・・・売残りが。
 嬉しがっていっぱい買ってきたものだから、お陰で今日は豆の食べ過ぎ・・・胃の中で思いっきり膨らんでます。その上、歩く度に足の裏に豆のうす皮がくっ付いてきて、実にウザッタイなぁ。もう「豆まき」は来年はイイや。


2月5日(Thu)
 そうか、今年もそろそろ「MACWORLD Expo/Tokyo」の季節なんですねぇ。初めて出かけたときの、あの異様なまでの熱気はもうどこにも見当らなくて、なんだか沈痛な展示会になりそうな予感が今からします。
 もっとも、去年で最後かと思っっていたのに、なんとか今年も開催されるようですが、いったい何を「目玉」にするつもりなんでしょう? 「ビル・ゲイツがポケットマネーでAPPLE買収」とか言われてもたいしたインパクトは無さそうです。「イケショップ倒産」程度の驚きしかないのかも。がはははh、あまりに切実すぎてしゃれにならないなぁ・・・すいません、意味不明なマックネタです。
 しかし、Windowsに乗換えるのも面倒だなぁ。今でさえ日本の印刷事情に合わせるのに四苦八苦しているのに、マイクロソフト製のフォント使ってお仕事するのかと思うと考えただけでうんざり。それに、ユニコードだのアクロバットだとか各社各様の思惑も絡んでくるから、これからも右往左往する事になるんでしょう。
 う〜ん、やっぱりAPPLEもつぶれない程度に細々とやって頂ければそれでオッケーかも。MAC OSもバージョンアップはしなくてイイや。もっとも「MAC OS8」って、マジでこれで最後でしたっけ? もうなにがどうなってるのか、僕なんかにはさっぱり。
 Windows-NTでお仕事ってのも、なんとなく憧れたりするする事もあるんですが、WindowsとWindows-NTとの違いも実はよく判ってません。 

 去年も行こうかどうしようかと迷っているうちに終ってたんですが、今年はどうするかなぁ。「MACWORLD Expo/Tokyo」は掘出物のお買物も昔から楽しみのひとつだったんですが、マック専門店自体がバタバタ倒産していて、そちらの方の楽しみもなくなってるようです。ひょっとするとMacintoshなんてブランドは、アンティークとしての価値が出てきたりするのかも。


2月6日(Fri)
 もともと大して興味もないんですが、世間が騒げばそれなりに気になる筈の「長野オリンピック」・・・我家的にはまるっきり盛上がってません。
 橋本聖子と伊藤みどりの「2大イケてない女子選手」のお陰で、すっかり見る気も失せていた冬のオリンピックも、ようやく二人が引退したと思ったら、今度は聖火の最終ランナーかい。伊藤みどりのあの厚化粧だけは何とかしてもらいたいものです。国会が忙しいのか、橋本聖子のあのおしつけがましい顔が登場しないのはなによりですが、いざ本番となればイヤでも登場するんでしょうねぇ。もう飽き飽き。
 いまさら、欽ちゃんが司会するとか聞かされてもなぁ・・・あまりにもピンぼけ。どうせならベネチア映画祭グランプリ監督に振袖着せて司会させるぐらいの勇気はなかったのか、JOAC。
 そうそう、冬のオリンピックにまわし一丁のデブの行列はメチャメチャさむざむしいよなぁ。「日本=お相撲」では、あまりにも発想が貧困。フジヤマ・ゲイシャガール・蝶々夫人とほとんど同列のビンボーくさい演出は「キャッツ」かよ・・・なるほどなぁ。「上を向いて歩こう」が流れたりするんでしょうか。<けっこうマジっぽいところがさらにウンザリ。
 開会式当日に雪でも降ったらどうするんでしょう? 曙や武蔵丸なんて予行演習の時から露骨にイヤな顔してるゾ。汚いお尻さらしてアリーナをのそのそ歩いてる自分の姿がオリンピックの歴史にこれからもずっと残るのかと思ったら、僕だったら相当に落込むよなぁ。
 こんな時に風邪でお休みの貴乃花って、やっぱりうまいことやってるなぁ。年上の奥さんの尻に引かれてる「性格の悪いただのデブ」というだけではないのかも知れません。

 なんで男子のスピードスケートにああも「黒岩選手」が多いのか? 複合の荻原兄弟って、ゼッケン付け替えたら誰も区別つかないんじゃないの? 環境破壊を気にしてるオリンピック関係者ってどこにいるの?
 う〜ん、冬期オリンピックにはいろいろとナゾが多い。


2月7日(Sat)
 「伊藤みどり、お前は小林幸子か?!」という突っ込みは、テレビの前およそ1000万人ぐらいは叫んだかも。
 しかし、あんなにつまらないオープニングセレモニーもちょっと見たことありません。全体の発想にオリジナリティーのかけらもないし、なによりビンボーくさいのがたまりません。
 う〜ん、たぶん本日の日記はオリンピック一色だと思うので、このネタはもうイイや。

 ウンザリと言えば、最近は本人がすっかり飽きている「子育て&PTAネタ」なんですが・・・えっ、どっちに飽きてるのかって? それはもう・・・両方です。どちらかと言えば「子育て」の方かな。がはははh、
 で、本日はそんなPTAの奥さん集めて、何故か「手づくりケーキ教室」ですわ。
 世の中にはエプロン姿の奥さんの後ろ姿にグッとくるフェチな方も多いのかも知れません。全裸でエプロンなんてマニアックな同好会もどこやらにはあるそうですし、「二子玉川の高島屋でお買物」なんて奥さまのエプロン姿なら、それは僕も興味しんしんですが、所詮うちのPTAの奥さん達のエプロン姿といえば・・・エプロンの後ろボタンがとまらない奥さんや、「山田花子」そっくりな奥さん、型に残ったケーキの屑を一生懸命つまんで食べてる奥さんとか、それはもう・・・「庶民的」な奥さん大集合。
 ま、「川島なおみ」や「黒木瞳」を期待してる訳でもないんでイイと言えばイイんですけどねぇ・・・「山田花子」はなぁ。

 朝っぱらから甘ったるいカステラやらブラウニーケーキの食べ過ぎ。イヤなら食べなきゃいいんですが、そこはそれ、「山田花子」似の奥さんにすすめられたりすると、つい。


2月8日(Sun)
 「ヘリポート基地がイヤなら地域振興策は考え直す必要がある」とは・・・よくまぁそこまで下司なことが言えたものです。金にものを言わせてフィリッピンあたりで少女買春する変態オヤヂとほとんど発想がおなじ。国民の税金を軍事基地の身代金にしようとする人間達の方が一層たちが悪いと言えるかもしれません。しかしまぁ・・・ここまであからさまに沖縄蔑視の発言をくり返す政治家を目の前にしても、なおかつ地域振興を願わなければならない沖縄の「今」があることも紛れもない事実なのでしょう。
 富める国と貧しい国、あるいは都市と地方と言った構図が、長年の不況にあえぐ沖縄の中にあっても富める南部と赤土のパイナップル畑が拡がる貧しい北部という形で再生産されていること・・・まるで巨大な「組み木細工」のように、どこまで細分化しても僕たちの内なる南北関係は解決する方法がないようです。
 都市の豊かさを享受しつつ、古きよき世界だの美しい自然を守れだのと言いつのる自信は、少なくとも今の僕にはありません。珊瑚礁の海の美しさに魅せられたとしても、緑の野を渡る風に心が洗われるような気がしたとしても、コンクリートで埋立てられた護岸に囲まれた生活を続けている限り、「自然保護」などはこの地球にとっては、地表をうろうろする人間達の身勝手な「たわごと」でしかないような気がします。
 自然と共に生きると言う事は、つまりは自然と共に飢えることでもある筈です。「飢え」の恐怖から開放された時点で、すでに人間は自然の一部ではなく、ひたすら自然を「異化」するだけの存在と化してしまったようです。
 まぁ、人類が死滅しても決して自然は死滅することはないでしょう。絶えず死と再生をくり返しているのがまさに「自然」そのもの・・・一木一草もない世界もまた自然の一部なのかも知れません。

 問題を全て金で解決しようとしようとする国と地方・・・どちらもどちらと言ってしまえば話は簡単なんですが、なにかしら昨今の親子関係の殺伐さの原因はこの辺りにあるような。暮しの豊かさと引換えに一層貧しくなるココロとは・・・ただの皮肉と言うにはあまりにも問題が重要すぎるのかも知れません。


2月9日(Mon)
 昨日の日記の書き方が曖昧だったせいか皆さん勘違いされてるようですが、我家に専用線の引けるのは今月の20日以降のお話しです。
 しかしなぁ、「バリアをつくらないとやくさんのMACがインターネットにさらされますよ」とか、なんとなくおっかなそうなお話しを聞かされてちょっとビビってます。ことインターネット世界のお話しとなると、各方面から恨みをかってるからなぁ・・・

 えぇ、昨日は午後から外出していて、たまたまお出かけした先がインターネットカフェだったせいで、そこのマシンから日記巡りしていただけです。
 しかし、多摩センター駅近くのそのインターネットカフェは日曜の午後だというのに昼過ぎから夕方までお客はたったの2人だけ・・・社長の他に店番してる女の子が2人も居て、これでどうやって経営が成立っているのか、まったくナゾです。たぶん経営者のお道楽なんでしょう。きゃー。<読まれてたらマズイって。
 多摩市の辺りであの程度しか集客できないのだとすると、我家の周辺のようなビンボーくさい街では「インターネットお好み焼き屋」開業への道はひたすら遠そうです。う〜ん、「インターネットたこ焼き屋」ってのはどうでしょう? 駐車場の前に屋台だして、たこ焼き売りながらネットサーフィン・・・冬空に日記巡りはなんとも寒々しい限りで、それは僕がヤだ。
 どうもインターネットに繋がった機械などが目の前にあると肝心のお話しもなんとなく上の空だったようで、インターネットカフェでオフミなんてやるもんじゃありません。
 「なにをそんなに一生懸命見てるんですか」と聞かれて、「えぇ、人様の日記をちょっと・・・」とはなかなか素直に言えないものです。

 マイクロソフトのIEで見ると、でーてーぺーの本文は「センター揃え」になるんですねぇ。えぇ、自分の日記を初めてIEで見ました。どうやらタグがいい加減だったようですが、ネスケで見るとなぜか「左揃え」なので、本人はすっかりこれで良いもんだとばかり思っておりました。そんな訳で「左揃え」が正解なんですよ、相変らず会社からネットサーフィンなOLおねいさん。
 もっこりは「詰める」のではなく「被せる」のだと、熊川マニアな奥さまからわざわざ教えて頂いて・・・いろいろ勉強になるなぁ、Web日記は。<愚にもつかない勉強ですが。がはははh、


2月10日(Tue)
 オリンピックのなにが嫌いって、勝者を讃えるセレモニーとしての「国旗掲揚」と「国歌」ほどウンザリさせられるものはありません。
 なぜに国家の威信やら民族の団結などといった、もろもろの不明な情熱がスポーツの場に持ち出さなければならないのか。そこからかいま見える「無批判な民族主義」の如き過去の遺物がとにかく気味が悪い。個々の選手の能力や超人的なトレーニングの大変さを知れば知るほど、余計なシンボルにさせられているように思えて仕方がないのです。
 そんなものを背負わされて勝敗を競うことになんの疑問も抱かず素直に勝利に感動している姿ってのは、確かにご本人にとっては耐え難いカタルシスがあるんでしょうが、それによって愛国心だの挙国一致なんてアナクロな認識の一端を、たとえ無意識的にであっても担っているというのは・・・やはりスポーツ選手も自分の頭でなにかを考えるという事も必要だと思うわけです。
 だからこそ長野の街は厳重な警戒の元にあるのでしょう。不測の事態ともなれば国家の威信が傷つくという奴です。なにやら競技場近くのアパートなどは日本の国家警察お得意の「ローラー作戦」で、軒並みしらみつぶしだそうです。
 国家を代表してスポーツを競うなどというそんな時代錯誤にいつまでも拘るかぎり、政治的な宣伝の道具のひとつであり続ける「オリンピック」は、やはりテロリストなどにとっては格好の標的に見えたりするのかも知れません。
 あるいは、開会式会場の中央でサリンの白煙があがる白昼夢を見た少年達が何処かに潜んでいる可能性は・・・今の日本にはとても多いような気がします。

 それぞれの国旗を持ってリンクを一周するというのは一体いつ頃からの習慣なんでしょう。例えばハーケンクロイツの旗をもって一周する人間が出てきたらどうするつもりでしょう? 日本の国旗はオッケーでナチの旗はダメなんでしょうか。一時期はほとんど同じものだったような気がするんですが・・・


2月11日(Wed)
 随分と久しぶりに廻ってみた秋葉原・・・最後にお買物に行ってから1年以上なるでしょうか。
 そうなんだろうとは思っていましたが、MAC専門店はほとんど全滅のようですね。たまに見つけても、地下へ降りていく怪しげな店舗とか、階段が億劫な3階なんぞに押しやられていて、DOS/V機の氾濫の陰で殆ど邪魔物扱いのようです。僅かに残ったAPPLE製品はひょっとすると投売り状態なんでしょうか? メモリ160MBも積んだPowerMac8600/250が20万円台なんて聞かされても、それが安いんだか高いんだかさっぱり判りません。もっとも、今さら秋葉原まで来てMac買う人なんているのかどうかもも怪しい気がしますが。
 僕自身がMAC専門店でなに買うのかと訊かれたら・・・う〜ん、今の処はなにも思いつきません。ゲームなどはMAC対応版なんてもう出ないんでしょう。「MAC OS8」も、僕はこのままバージョンアップしないかも。

 じゃなにを買いに行ったのかというと、ここの処やたらと嬉しがってる例の「メールのお返事が早く書けて日記の更新状況がすぐ判る為"だけ"の専用線接続(それにしてもあんまりな動機ですなぁ)」に必要となるハブとかイーサーボード等のネットワーク関係の品物などをあれこれ。ついでに32MBが8,000円なんて値札みて、ネットワーク専用機にするつもりのPorforma用にメモリを一枚。メモリも随分と安くなったよなぁ。これでも一時より値上りしてるとか。まったくなぁ・・・ほんの数年前のメモリの値段は一体何だったんでしょう。
 初めて買った16MBのメモリは、たしか20万円近い値段だったと思います。あまりにバカげた値段に、よほど万引しようかと思ったのですが、いい歳したオヤヂの万引はバレた時が余りにみっともないので危うく自粛しました。バレない自信があれば多分・・・<「多分」は止めなさい。

 これからお仕事だとおっしゃる方をわざわざ電話で呼出して秋葉原で珈琲飲みました。話題はといえばもっぱら日記談義。がはははh、何処へ行っても日記ネタは外せないようですなぁ、お互いに。
 しかし「イケショップ」まで潰れたと聞かされると、マジでエクスポに出店する業者がなくなるのかも・・・なんだか、ますます暗いエクスポになりそうです。


2月12日(Thu)
 これからのビジネスはネットワークがやっぱり基本なんでしょう。インターネットと同時にイントラネットも充実させないと、なんてね。
 で、昨日買ってきたハブにLANケーブル繋いであれこれと設定してみるんですが、イマイチ判ってないようです。ま、基本的に機能拡張書類をシステムフォルダに入れれ再起動すればあとは殆ど設定不要と言うか、なんとなく勘で動かすのがMAC流なんです。
 いざとなればシステム再インストールしか思い浮ばないアホなユーザーが大部分なんです。がはははh、<人の事は言えませんが。
 所々に挙動の怪しい部分はありますが、ネットワークはなんなく繋がったようです。この辺りのお手軽さがMACの「売り」でもあり、一部の方からは「いい加減な出来の単なるオモチャ」と言われる部分なんでしょう。もっとも、そのあたりのイージーさが僕みたいな人間にはピッタリなようです。
 しかしなぁ・・・MAC3台をEthernetで繋いで、おぉやっぱりLocalTalkよりメッチャ早いなぁと感心して「これでおうちでネットワーク」などと浮れても、結局自分一人で仕事してるだけなんですから、わざわざネットワークすることに大した意味はないんですね、これが。自分の目の前にあるMAC1台でみんな済んでしまうモノを、わざわざ「ファイル共有」などして喜んでると言うのも、やっぱり遊びの一種かもしれません。
 今話題の「グループウェアソフト」でも入れて、自分で自分宛にメールでもしてみますか。
 隣のMACに席を移動して、「おぉ、届いてる届いてる」なんて言いながら、今度はお返事を自分宛に書いてみるとか・・・なんだかやたらウソ寒い状況?
 けっこうそんなアホみたいなことやっていそうな方が多そうな気がします。えぇ、寂しい会社員な方とか。 

 コンピュータというと、あのケーブルの取り廻しのグチャグチャだけはなんとかならないんでしょうか。本体の裏側はコード類でジャングルのようです。きちんとコードの整理をすれば良いんでしようが、どんどん新しいコード類が増えるモノだから、どれが電源だかLANケーブルだか訳わからない状態。
 いつの間にかケーブルがメビウスの輪的ねじれを起して異次元からのデーターが流れこんでくる、と言うようなお話しをチラと考えたことがありました。誰かのショートショートに似たようなお話しがありましたっけ?


2月13日(Fri)
 「しおりん」だけじゃなくて「マレニ」くんに迄タグがおかしいと言われているようです。う〜ん、でーてーぺーが「ヨコチン状態」って言われてもなぁ、よくワカランです。
 ナニのおさまり具合が左か右かなんて話題は、そう言えば少し前にどこやらで話題になっていたかも・・・はい、僕は通常「左」です。サイズは常識の範囲内です。なんなら「お試し」も可。きゃー。

 う〜ん、たぶんIEでデーテーペー見ると表示が崩れるんでしょうが、ネスケで見てる限りは僕の意図通りなんですが・・・そう、先日インターネットカフェで見たこの日記がセンター揃えでひどくみっともなかったので、わざわざ「TD ALIGN="left"」に変えてみたんですが・・・それが原因でしょう。イマイチ状況が不明なままなので面倒くさいから、元のタグに戻しておきます。これで以前に戻ったかな?
 IEを入れて確かめてみると言いながら、つい面倒くさいのでいまだダウンロードしてません。サイズも巨大みたいで、そうとう時間がかかりそうだし、そもそもIEってフリーソフトなんでしょうか? IEでどう見えるかなんて、そんな面倒な心配は止めておいた方が精神衛生上はよろしいのかも。
 昔から気に入らないんですよねぇ、Microsoftの製品一般が・・・まるで覚えのないMicrosoftなんちゃらといった機能拡張書類がいつの間にかインストールされていたりするのも、実に信用ならないって感じ。うっかりしてるとスグに怪しげなアイコンがシステムフォルダの中に紛れ込んでいたりして、そのせいで挙動がおかしくなったりするのは勘弁してほしいものです。
 マックの製品一般なら、普通はインストールの時にこれこれの機能拡張なりコントロールパネル書類を一緒にインストールするむねのダイアログが出るんですが、そうしたものが一切ないのが、ようするにDOS-V流と言うヤツなんでしょうね。
 マックでそれをやられると、ただでさえ不安定なOSが収集つかない状態に陥ることがあるんです。誰もがMacintoshなんてものを信じていないからスグにシステムのインストールなどに走るんでしょうが・・・「マニア」と「ダメOS」との相乗効果と言うのがホントのところかも。ねぇ、竹井さん。

 不明な情熱の虜と化した「バカ仲間」数人と夜中にカラ更新合戦。実に不毛でアホ臭いところがなんとも言えず・・・ようするに「人生を浪費している実感」とでも形容すべきかも。がはははh、ただのイチビリと言うのがその実体。
 しかしなぁ「じょしゅとほほ」な方までそんな「バカ仲間」だったとは。
 「れっきい」にもカラ更新やってほしかったなぁ。


2月14日(Sat)
 カーリングってのは意外と面白い。

 もっとも、あれを冬季オリンピックの正式種目であり、"スポーツ競技"と呼ぶにはいささか無理があるような気がします。
 テクニックと人間くさい駆引きが交差する「ゲーム」としては、確かに氷上のビリヤードと形容される通り、息を殺してじっと観戦する緊張感がなかなかです。少なくとも、スピッツが雪道を転がり落ちてくるような、あのせわしない「モーグル競技」よりはずっと僕は楽しめました。でも「モーグル競技」はあのバカっぽい解説者でずいぶん損をしているような気もします。ま、彼の場合はバカっぽいんじゃなくてホントにバカみたいですが。
 里谷多英って、誰も期待してない突然の金メダルといい、なんとなくぼんやりしたインタビューでの様子といい、あのバルセロナオリンピックの女子水泳金メダリスト岩崎恭子(名前怪しい)ちゃんとキャラクターがかぶってないですか? これっきりの一発屋で終りそうな処もそっくりかも。がはははh、でもバカっぽい顔は可愛いです。
 なんといっても可愛さなら女子スピードスケートの岡崎朋美ちゃんでしょう。日本の女子選手の中でも出色かも。レースを終えたあとの笑顔がなんとも言えません。わはははh、ただのオヤヂですなぁ。
 しかし・・・きつね目の橋本聖子と仏像メイクの伊藤みどりはもう勘弁して!<この二人は相当嫌いなようです。

 本日は夕方からお出かけのせいで、オリンピックのイチャモンネタなどでつい更新。
 最近は日記界から敵前逃亡ぎみの、献血ダーリンと病弱で薄倖のオヤヂフェチ娘という、実に難儀なラブラブカップルとオフミ・・・それも、よりによって今日は「バレンタインデー」かよ。
 目の据わった酔っぱらい二人で「リアル公開人前KISS」ってのは、是非よすように。

 子供達の義理チョコ食べて胸やけ気味・・・自分達の乏しい小遣いの中から買ってきたようです。正美のは消費税込みで525円だとか。麻美のはずいぶんちっちゃいなぁ・・・正美がこっそり教えてくれたところによると消費税込み210円だとか。義理チョコとしては最低ランクなんでしょう。
 麻美ちゃん、君はしっかりしすぎ。


2月15日(Sun)
お互いの中心の温もりを確かめ合うように
じっと二人して抱き合っている瞬間が好きです

ゆるゆると動く下半身にあわせて
そっと耳元で囁く「あなた」のコトバは
ありきたりだが僕にはいつも新鮮

「あなた」のコトバの切れ切れに
訳もなく胸騒ぎのすることがあります

ザワザワと波立つ電子的な闇の奥で
「あなた」の白い裸身を思い浮べながら
そんな自分自身を持て余す夜がいつになく多いようです

愚かしい思いを断ちきる方法を知らず
白々と明けていく夜の気配に急かされるようにして書いた「あなた」への言づては
また今夜も届くことはないのでしょう

ただ
抱きしめるだけで良いと
そう囁く声の在処に振り返る事の愚かしさと執着に
実は身もだえながら求め続けること・・・

お互いがお互いに繋がったまま
なおかつ見知らぬ「あなた」を愛撫する
背徳と裏切りの予感が
辛うじて僕をいまある場所に踏みとどまらせているようです

「あなた」の乳房を口に含む時
「あなた」のおののきが僕を熱く勃起させる

 今夜はいつになく静かな夜のようです。また雪が降り始めたのかも知れません。雪の夜の妄想は、ことさらに淫らな気がします。


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