何度もわたしの名前を呼ぶ「・・・・・・・・・」
耳元で囁くように
自分自身に確かめるように
その度にわたしは
「あなた」の裡にいっそう深く
わたし自身を埋める
「・・・・・・・・・」
悲鳴なのか喜悦なのか
ないまぜになった感情が「あなた」をつき動かし
淫らにわたしを咥えこもうとして
今度は
何度も「イヤイヤ」と首をふる
「・・・・・・・・・」
何度も「イヤ」を繰返すのは
つまりは
その快感の深さを恐れるあまりなのだ
ヒトを求めるココロに際限がないように
満たされた欲望の深さに
今夜の「あなた」は
どこまでも墜ちていく
或は虚空にむけて浮遊する
「・・・・・・・・・」
際限もなく求めることで
満たされぬ「想い」を取繕うには
「快感」はあまりに刹那的であり
持続する「記憶」の理不尽さを嘆くには
私たちの「時間」は
未だ未完のまま
ここに「在る」ようです