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9月15日(Tue) 9月15日の敬老の日は、僕のおばあちゃんのことについて書くのが恒例ですが・・・そんなの何時から恒例になったんだか。<それは今日から。 随分な「おばあちゃん子」だったせいで、子供の頃の思い出を書くとたいていおばあちゃんが登場するんですが、とにかく小学校ぐらいまでは毎週末になると祖母の家にひとりで泊りに行って日曜日に帰っていくというのが習慣でした。 大酒のみの亭主をその酒のせいで亡くして、30過ぎから女手一つで4人の子供を育ててきた祖母は、それはもう気の強い、狷介な処のある京女でした。誰にも心を許さず、ひとりで生きていくことを思い定めてピンと背筋を伸したまま年を重ねてきた祖母は、小柄だけどとても姿勢のきれいな老人でした。小さい頃の事故のせいで左の目が白濁していて、初めて会う人は思わずぎょっとするようですが、物心つく前から見慣れていた僕にはなんの違和感もありませんでした。 そうして苦労して育てた子供達さえも自分の生活の細部には決して寄せ付けずに一人暮しをしていたのですが、なぜか僕にだけは底抜けに甘くて、泊りに来る度に小遣いを渡し、僕がねだればなんでも買ってくれるという塩梅でした。言われるままに、小学生に一眼レフのカメラやらオープンリールのテープレコーダを買い与えるのはどう考えても甘やかしすぎなんでしょうが、自分自身を律する事の多い人だったので、きっとそうする事でなにかが満たされた気がしていたんだと思います。 母親からの「避難場所」としても唯一の存在でした。僕の母親が怒り狂うと父親や隣近所の人ではどうにも止められなくて、しかたなく近所に住む祖母が呼ばれるのですが、黙って母親の手から僕を引離して自分の家に連れて帰るのが常でした。もう少し大きくなると、僕は自分から祖母の家に逃出そうとするんですが、後から自転車に乗って追いかけてきた母親に交差点の真ん中でえりくび捕まれて・・・ 祖母の思いでを語るはずが、余計なことまで思い出してしまったようです。今日はあまりそうした記憶には立返りたくない心境かも。 一番最後に祖母に買ってもらったのは高校1年生の時の50ccのオートバイでした。もう少し長生きしていたら、きっと車をねだっていたと思います。
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