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9月26日(Sat) 正直言って、ここ10年ぐらいの間に登場した作家の小説というものをほとんど読んでません。海外の翻訳ものもそうですが、特に日本の作家にまるで疎くて、その中でも次から次へと登場してくるミステリー関係の新人作家などは、誰が誰だかまるで判らない状態です。まぁ、ネットにはまってからは特に本を読む習慣をなくしつつあるせいで、最近は自分の見知った作家の新刊を時たま読む程度で、「話題の新人」とか「なんとか賞受賞作」と言われても一向に興味が湧かないようです。なんだかそれって、新しいものを許容できない単なる老化現象のような気もしますが。 もっとも、昔から芥川賞や直木賞をとった時点で、「ケッ!」となってあえて読まなくなったりするへそ曲りな人間なので、あまりそうした話題の新作には目の向くタイプではないのですが、それにしても本当に最近の作家は読んでないです。 で、たまにはそんなのも読んでみようかなぁと「宮部みゆき作/龍は眠る」とか「藤原伊織作/テロリストのパラソル」なんてのを立て続けに読んではみたんですが・・・う〜ん、登場人物といいストーリー展開のあざとさといい、なんだかテレビの2時間ドラマのノベラゼーション読まされてるような気分がしてきてぜんぜん楽しめませんでした。 宮部みゆきなんて、スティーブン・キングをかなり意識してるみたいで、その勇気だけは買うけれど、いかんせん登場人物もストーリーもテレビの2時間ドラマだからなぁ。「テロリストのパラソル」にしても、これが乱歩賞と直木賞のW受賞作と言われてもなぁ・・・登場人物のあんまりな過去とそれに引きずられる結末の陳腐さにはホント、1ミリも共感する処なかったです。あのウソくさい動機のロマンチックさを楽しめる人ってのは、やっぱり雰囲気だけの60年代に憧れる妙なオタク趣味の青年ぐらいじゃないのかなぁ。余りに劇画チックな展開とウェットな文体に最後までヘキエキしました。 スティーブン・キングもD・クーンツも最近ちっとも面白くないなぁ。ストーリーに熱中できないのは、ひょっとすると「Web日記」なんてものを読みふけってるせいなのかも。 人の思いの生々しさに触れすぎて、なまじな小説のウソ臭さが妙に鼻についたりするのかもしれません。
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