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なにかしら僕自身の嘗ての記憶にピタリとはまる一節でした。 ずっと昔・・・どこまで行っても不平等で不公平なこの世界の片隅に生きる人間のひとりとして、なぜ自分がこの世界に存在するのかがいつも解けない謎でした。 そう問いかける自分自身の裡なる声に答えることが出来きず、ひたすら自閉してみては、すさんだ生活のそのマイナス故に安住していた時期がありました。 なにかしら、ココロの片隅で自分自身を眺めている存在に気付きながら、なにも気付かぬふりをして全てを投出してしまおうと思い続けていた日の記憶は、不思議とココロ穏やかだったような気がします。 いまとなっては、なにを信じようとしていたのか、或はなにを信じないでいようと思ったのか、すでに自分自身の記憶の中ですらその理由は曖昧です。しかし癒された覚えがあることだけは確かなようです。
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