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やはり僕にとってNetというものは、どこまでも興味の尽きない世界ではあるようです。 徹底的に孤独でありながら、どこか深いところで繋がっているのではないかというあの感覚・・・すぐそばに誰かの息づかいが聞えた気がした夜の「胸騒ぎ」の正体とは、はるか昔に絶えはてた筈の記憶だったのかも知れません。 そこでは時間の経過さえもどこかいびつで、日常と違ったカタチで時間が浪費されていく事にもなにかしら特別な意味があるようです。 カタチとしては無機的なモニター上の微細な光の明暗でしかない「コトバ」によって、伝わるものなどほんの些細な欠片でしかない筈なのだが、実はそのモニターを通して、向こう側と同じ時間を共有しているという圧倒的な共時性の感覚のなかに、「書き言葉」という以上の意味がNetの世界のコミュニケーションにはあるようです。 或は、電子の網に形容される、そのネットワークという世界の中に僕たちが共存するというイメージが刻みつけられているかもしれません。 何かを伝えようとする人間の思いの丈の一途さが電子の海を伝わって押寄せてくるからこそ、人はその圧倒的な情報の渦に飲み込まれてしまうことをともすれば自らが選んで飽きることがない。 この世界を覆った電子の網は、さらに時間の観念を積み重ねることでいっそう分ちがたい記憶を人間に植付けてしまうようです。 過去の記憶を手繰るように少しづつ時間をさかのぼってみると、そこに色あせることのない「過去」が保存されていることの後ろめたさと懐かしさに、あの時の生々しい記憶が鮮明に蘇るのは・・・なにかしら罪悪感に似ているような気がします。
ゲームであった筈なのに、いつしかそのゲームに全存在ごと飲込まれてしまうというのが、つまりは私という人間の弱さなのかも知れません。
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