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ケーブルテレビで連日流れている予告編を眺めてるだけで、すっかり本編まで観てしまった気になると言うのもなんだかなぁ・・・ 本人が一番驚いてるかも知れないベネチア映画祭(カンヌだったか?)グランプリ受賞作(白熊賞だっけ?)の「HANA-BI」なんですが、なんだか「映画巧者」の方に媚びてるような処がちょっと鼻についたりするんですねぇ。それと、あの「松本清張原作モノ」みたいな荘重な音楽だけは興ざめ。涙と感動を強要されてるようで、その実下半身に訴えるようなビンボーくさい日本映画お得意の「叙情」に流れる処がなんともはや・・・ 映画好きな方達の評判も良さそうですが、余り細部にこだわって自分の思い入れを語ったりするのは、やっぱり北野武のいいカモのような気がします。オヤヂの小ずるい処は、判ってなくても判ったフリがやたらとうまいと言う処ですから。 その点、「映画的文法」って奴は、そうした「はぐらかし」やら「韜晦」にはもってこいなんでしょう。 結局、北野武にとっての映画とは、「いかに死ぬか」がその全てのような気がします。その為には女房も不治の病にするし、あざといまでに主人公を追いつめなければ気が済まないストーリ展開にも、彼自身の願望が色濃く匂っているようです。 何れにしても、わざわざ映画館まで足を運んで観ることはしないだろうなぁ・・・どうせ来年あたり、ひょっとして興行的に赤字なんて事になったら今年中にテレビ放映なんて事になるのかも。うん、その時に観ます。 僕にとっての理想の死に方とは・・・坂口安吾のように風狂のはてにぽっくり脳内出血ってのが一番嬉しいかも。えぇ、軟弱な男の例にもれず、痛いのは苦手ですから。
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