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あの日の衝撃が、やはり全てのきっかけだったようです。 無惨に倒壊した高速道路の橋桁こそ、まさに僕たちの「バベルの塔」そのものだったのかもしれません。 進化の絶頂と思えたのが、つまりは終末へのプロローグにしか過ぎないのではないかという予感に打ち震えながら、ただ呆然とテレビを眺めることしか出来なかった僕自身の、あの日の「虚脱感」の意味を、あれから何度も考えてみました。 1月17日の早暁・・・なにやら「のっぺらぼうな誰か」が、そう僕たちに告げようとしていたのかも知れません。 街から瓦礫が取除かれ、空地にモダンな高層マンションが林立しても、生残った人間達があの日秘かに抱いた絶望感はいつまでも消えることはないのでしょう。やはり約束された結末は間近に迫っているのか・・・
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