|
衆人環視の記者会見の場で、いい年したオヤヂがワーワー泣いてお詫びするってのは・・・ご本人のカタルシスにはなるんでしょうが、見ている社員はウンザリするだけだと思うんですが、あんな風でも意外と日本人の琴線に触れる部分があったりするのかも知れません。 悪いのは自分達含めた上層部と、なんの言訳にもならない浪花節的人生観を語られても、いざ具体的になにを成すのかと云う部分の欠落したままの記者会見に、こんなシーンは今までもあらゆる場面で何度も繰返し見てきたような気がして、あぁ所詮はこの程度なのかと、ひたすら脱力しています。4大証券の一角などと言われても、根底に流れているモノの安っぽい手触りがこうした場合にあらわになるのは本当に見飽きた光景です。 社員のコメントにも、まさかうちの会社がといった驚きが正直に現れているところにも今回の山一証券の廃業の衝撃の大きさが見えているようですが、絶頂期から半分以下になった株式市場の、その消えた株価はいずれ日本人自身が精算する必要があるのだということに、他ならぬ株式のプロの方達は気付いてはいなかったのでしょうか? 「飛ばし」などという手段は、要するに怪しげなネズミ講と同様の、結末があらかじめ見えているインチキそのもので、いずれ株価が上向けば全てがうまく収るなんて・・・どう考えても脳天気なたわごとにしか見えません。無限に子ネズミが増えることで約束された利益というヤツでしょう。 公的資金導入によって顧客の資産を守るなどと大見得きってる日本国ですが、果してそんな口約束がいつまで続くことやら。結末の見えないままにつぎつぎと続く金融機関の倒産に、無尽蔵に資金の導入などが不可能な事は自明の筈です。それとも、国家的な規模でのネズミ講の破錠が、現在の危機的状況なのかも知れません。 永遠に右肩あがりの経済成長が続くのだという神話が、ただの幻影にしか過ぎなくなった以上、過去を清算するためにはまだまだ僕たちが払うべき負債は残っているような気がします。 未だにバブルの時代の夢に酔っているような経営陣の対応が全ての原因なんでしょう。底の抜けたドロ船にいつまでもしがみつこうとするよりも、もう一度しっかりとした船を造ることから始めるべきなのですが、はたして僕たちにその覚悟があるのやら・・・
◆01/01~15◆01/16~31◆02/01~15◆02/16~28◆03/01~15◆03/16~31◆ ◆04/01~15◆04/16~30◆05/01~15◆05/16~31◆06/01~15◆06/16~30◆ ◆07/01~15◆07/16~31◆08/01~15◆08/16~31◆09/01~15◆09/16~30◆ ◆10/01~15◆10/16~31◆11/01~15◆ 1996年のバックナンバーはこちら。 ◆01/21~31◆02/01~15◆02/16~29◆03/01~15◆03/16~31◆04/01~15◆ ◆04/16~30◆05/01~15◆05/16~31◆06/01~15◆06/16~30◆07/01~15◆ ◆07/16~31◆08/01~15◆08/16~31◆09/01~15◆09/16~30◆10/01~15◆ ◆10/16~31◆11/01~15◆11/16~30◆12/01~15◆12/16~31◆ |