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ぼんやりと眺めていたテレビから流れてきたのは、今時の女子高生達のインタビューの断片・・・ いわゆる「茶パツ」「ミニスカート」「ルーズソックス」「日やけサロン」と云ったステレオタイプの、東京の繁華街なら何処にでも氾濫しているタイプの彼女たちの語るあっけらかんとしたことばとは裏腹の、その瞳の中にある耐え難いまでの孤独と絶望の色が僕にはとても気になるのです。 自らの行為の愚劣さと不毛さを知った上で、なおかつそんな不確かなものにしか自分自身の拠り所を見いだせない彼女たちの人生への不安と苛立ちもまた、僕自身がずっと抱き続けていたモノのひとつでした。押しつぶされそうになる自己を守る術の幼さと痛々しさが僕の中の記憶とダブって、彼女たちを正視できないほどの息苦しい記憶が不意に蘇ってきたりします。 「人に迷惑をかけてないから何をしてもいいんだ」と言いつのる言葉からは、例え傷ついてでも他者から"愛されたい""愛されている錯覚に包まれたい"と願う、彼女たちの切ないまでの願望が滲んでいるようで、その事にきちんと答えることのできない大人達の怠慢が一層彼女たちの孤独を深めているのかも知れません。10代の半ばで既に自らの人生の全貌が見えてしまったと思いこんでしまう若者達の横顔には、徹底的な虚無だけが色濃く滲んでいるようでした。 いつの時代にも、自らを持て余し挫折感に打ちひしがれる若者達は存在してきたはずですが、これ程までに多くの若者達が年若いうちに絶望に打ちひしがれている時代というモノは未だかつてあり得た事はないのでしょう。むろん自らが望んだ通りの人生を歩む幸せな人も中にはいるのでしょう。願いは「願うこと」で必ず叶えられるのだと信じられる人は、何も人生に思い悩むことはない。ただ・・・僕自身が、そうして打ちひしがれたまま人生を過す若者が存在する事がとてつもなく不公平に思えるだけなのです。まぁ、打ちひしがれた人生を歩んできた者の愚かしい繰言と言われれば、まさにその通りなのでしょう。
人を外見で判断するモノではないと思いながら、なかなか外見からの印象から抜出せないのが人間の愚かしさなのでしょう。彼女たち一人一人の絶望とココロに負った傷跡はいつか癒されることがあるのでしょうか?何者かにそれを願うほど傲慢では有りたくないとは思いながら、無力な僕自身にただただ脱力するのみ・・・
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