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人間に「海派」と「山派」が有るとするなら、明らかに僕の場合は「山派」です。子供連れて家族旅行となると、大抵山の中に行くことになります。もっとも関東在住者の「海派」のメッカ・伊豆方面にも何度か行ったことはあるんですが、そんな時に限って台風直撃で海は大荒れだったり、同行者が交通事故起したりと、まるで良い思い出が無かったりします。 海辺の大渋滞とあの人波・・・バカまるだしのラブラブカップルやら、さもしそうな若者達は季節柄仕方がないにしても、ビンボー臭い家族連れが海辺でのバケーションに浮れているのを眺めるのは、その中に自分自身が居ることをイヤでも自覚させられる事にまずうんざり。さらにはトタン葺きの「海の家」の砂まみれの茣蓙に座ってインスタントラーメンすする事とか、オバサンの水着からはみ出てるちぢれっ毛とか、そうした場所で眺める風景のひとつひとつがとにかく疎ましい訳です。 だから山へ行くといっても、みんなが集りそうな今流行中のオシャレなオートーキャンプ場で一泊とか、山中のコテージでフランス料理なんてモノとは一切無縁です。 ここの処3年連続で行っているのが新潟の県境に近い長野の山奥の村営の保養所。国道から少し入った処で、周りにはそれこそ自動販売機ひとつ無い山の中。ただ・・・目の前に広がる芝生に寝転がってみる星空のあまりの美しさに、日頃夜空を眺めるようなこともない僕ですら何やら物思いに耽るほど。人は嘗ては、かくも壮大な夜空を眺めながら眠っていたのかと思うと、日頃せせこましい生活に追われていることのばかばかしさを少しだけ実感したりするのかも・・・しかし、2日も居ると飽き飽きして「こんな処で一生終える人間の気が知れない。」と、秘かに毒づいてみたりするのは、まさに偽物のアウトドアライフの証明 夜空を眺めて何やら物思いに耽るようなことは我家の子供達には当然ありません。何が魅力かと言えば、その保養所の大浴場が結構広いんです。で、人が居ない時にプール代りで思いっきり泳ぐのが子供達の何よりのお気に入りだったりします。今からゴーグル持っていくと騒いでいますから、彼女たちには風呂という意識はまるでないのかも。
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