デーテーペーな1日

日記関係の発言はこちらで。
4月23日(Wed)
 狙う側の方が狙われる側よりも何かにつけて有利だからこそ、貧弱な武器と僅かな人数で国家を向こうに回して交渉のテーブルに付くことができるだと言う、そんな自明のことを忘れてしまったのが、ペルーのテロリスト達の敗因なのでしょう。

 暗闇に潜んで狙撃の為の一瞬のチャンスを窺っていなければならない筈のテロリスト達が、交渉事の合間にゲームやサッカーを楽しんでいると聞かされて、その頃からすでに立場は逆転していたのでしょう。
 狙っていたはずの彼らが、大使公邸でついつい日常をくり返すあまり、いつしか地下に潜んでいた兵士達の息づかいにも鈍感になって、じっと狙われている事にもまるで気付かないまま。
 巨大な国家権力と日々対峙していた彼らの裡で、自分たちが力を備えた存在であるかのような錯覚が徐々に彼らの心を蝕んでいたのかも知れません。愚かな綱引きを国家権力と始めた時点で、すでに彼らに生きる望みはなかった筈なのに・・・ニュース映像で見る彼らはマスクで顔を覆っていても知れるその幼さ故に、やはり何処かで生延びたいと望むココロが楽観や希望を産んでしまったのでしょう。貧困の中で生れ、恐らくは一途な思い故に選んだテロリストとしての彼らの僅かな人生の何もかもが、銃弾と爆風に粉々に引裂かれて終ってしまったとしても、その事で嘆く人間はとても少ないのでしょう。英雄として死んでいった兵士達の名誉を讃えるのは巨大な国家権力に任せて、やはり僕は孤独に死んでいった名もないテロリスト達の死を悼んでみようと思うのです。

 白昼の襲撃はまるでハリウッド製のチープなアクション映画のワンシーンのようで、防弾チョッキ姿もりりしくマスコミの前で意気軒昂とした様子の日系の大統領も、何やらとてもウソくさい・・・

 果断な対応と勇気ある襲撃部隊を持ったペルー国家の威信は満たされたのでしょうか?へなへなの対応と腰抜け自衛隊しか持ち得ない日本国民であることに僕は満足してます。えぇ、腰抜けで結構。


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