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そう言えば父親の死んだ日は何時だったかと・・・誕生日とは違って、「誰かの死んだ日」と言うのはとりわけ忘れやすいもののようです。むしろ、自分自身の深層心理が人の死の記憶を忘れたいと、そう願っているだけなのかもしれません。数十億の大脳皮質のシナプスの片隅には、そんな「忘れてしまいたい日」の記憶が、錯綜するパルスの陰でからみ合ったまま、風化する日をじっと待っているような気がします。 とりわけ慌ただしい一日だった記憶はあるのですが、はて?それが何時だったのかと改めて考えてみると、まるで思い出せそうもありません。 たまらない徒労感に背中を丸めながら、たった今着いたばかりの道をもう一度逆にたどる。これ以上あり得ないほどに「何か」が壊れてしまったことにも不思議と実感の湧かないまま、ひたすらセンターラインの白いくり返しばかりを眺めていた。 誰かの言葉に触発されて、自分自身の内側を覗き込んでみることもよくあったりします・・・あのときの感情をもう一度言葉にしてみることで、なにか・・・僕自身で納得するものが見つかったとするなら、まさに「今日と云う日の記録」としての「日記」にも、なにがしかの意味があるのかも知れません。
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