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最近の子供たちはなにかを選ぶことがつくづくヘタクソな気がします。自分の好きなモノを選ばせようと店に連れていったりすると、売場に溢れる商品を前にして延々と迷い始めて、コレと決めることが出来ないようなのです。小さい頃から親がかりであれこれと世話を焼かれることになれてしまった子供は、自分たちの欲求すら他人に決めて選んでもらうことに馴れきってしまっているようです。お菓子ひとつ買うにも売場をウロウロして、最後には「なに買っていいか判らないからお父さん決めて」などと言出す始末。 お菓子ひとつでもそうですから、久しぶりに新しい本でも買ってやろうと近所の本屋に連れていったりすると・・・もう、1冊の本選ぶにも、黙って見ていると2・3時間は掛りそう。 基本的に自分で活字を追いかけなければいけない「本」などというモノにあまり興味がないようで、マンガの類ですらあまり手に取ることがありません。なにか好きなモノはないのと訊くと、辛うじて開いてみるのは「こわい話し」だったり「なぞなぞ」だったりで、実に幼稚なモノばかり。僕の場合はたぶん子供たちの年頃になんでも好きな本買ってもいいと言われたら、驚喜してコーナー全部と言いだしかねなかったかもしれません。娯楽に乏しい時代とは言え、毎月の小遣こつこつ貯めて古本屋や貸本屋に通うのが日課という、当時でもかなり変った子供でしたから、今のなんでもある豊かな時代の子供と比べても仕方ないのかも知れません。ただ・・・わが家の子供たちには、もう少し本を読ませるようにした方が良かったかなと、ちょっと後悔したりしてます。 で、2人が買ったのは「気絶するほどこわい学校の怪談」と「ほんとうにあったこわい話」・・・同じような本を2人して買わなくてもいいだろうにと言うのは、親の勝手な感想なのでしょう。コリン・ウィルソンの「オカルト」が読みたいとか言出したら、その方が一層恐いかも。 一日中父親が家の中にいるのがそろそろ疎ましいようで、僕が2階に居たりするとさっさと子供部屋に引きこもってなにやら2人で遊んでいるようです。
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