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もはや赤軍派の名前がニュースを賑わせるのは、他ならない彼らの逮捕劇以外にはなく・・・複雑怪奇な国際情勢とテロリズムの狭間で常に翻弄されてきた彼らの、その逮捕を告げる紙面に印された40代50代と言う年令に、結果的に只の道化でしかなかった彼らの人生の空虚さがありありと滲んで見える。 ただただ、突然現れた過去の亡霊の様に見える赤軍派の名前だけが、おどろおどろしい過去を引きずりながら白昼夢のように中東の街に現れる事の意味とは・・・ソ連の崩壊から東欧の消滅、イスラエルとPLOとの歴史的和平など、彼らの頭越しに歴史はただただ通り過ぎていっただけなのでしょう。 連合赤軍やテルアビブ空港での乱射事件など、国内外で流されたおびただしい血がなんの意味もなかったことの総括は、はたして彼らの裡では在ったのか?学生運動の渦中で死んだり不具になった人間は、バリケードの内と外を問わず多かった筈なのだが、何故かその事を悼む人間はもう誰もいない。通り過ぎたノスタルジーの様に色あせた記憶だけが、今では管理職となり果てた男達の胸を微かによぎったのかも知れません。 もはや初老と呼ぶべき年令にある赤軍派のメンバーからは、ふ抜けたような祖国復帰の声も何度か漏れていたように、日本への強制送還に安堵している人間も中には多いような気がするのもなぜか疎ましい。道化師には道化師なりの結末がある筈なのだが、またもや殉教者を装うのか?いや、そんな簡単な虚飾さえ、既に彼らの内部では朽果ててしまっているのかも知れません。 うかつなことに、岡本公三が捕虜交換で釈放されていることも知りませんでした。拘禁性の分裂症で廃人同然と聞いたこともありましたが、はたして一般的な生活が営めているのでしょうか。その年令から考えても、現役の過激派と呼ぶよりも、国際社会での裏取引の材料として無為な生活を送っていただけなのでしょう。いずれにしても無惨な人生であることには間違いは無いようです。
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