デーテーペーな1日

日記関係の発言はこちらで。
1月12日(Sun)
 年に何回か美談仕立で報じられる暇ネタが、またも本日の新聞に・・・

 曰く、

危篤状態の独居老人救う
国分寺の主婦2人

 助けられた老人の93才という年令に、いっそうやるせなさが募ります。

そのまま死なせてやれよ!
 自殺未遂の若者を救おうとするのは、あれは、人間にとって共通の本能につき動かされるからでしょう。しかし、93才になってもまだ独居しているような老人は、それ相応の理由があって孤独に埋れているはず。そんな孤独な老人が、冬空に包まれてそっと「逝こう」としている処へ、何もわざわざお節介にこの世に引戻すこともないでしょうに。90年以上も生きた上に、最期には抗生物質と流動食で延命された人生に耐えなければならないとしたら、いっそ誰もいない部屋でひっそり死ぬことの方が、僕にはよほど有難い人生に思えるのですが、この老人の向いに住むお節介なおばさん2人はそうは思わなかったのでしょうか?
 僕のおばあちゃんは、誰かが死んだ時にその年を聞いて、それが80歳以上なら「あぁ、おめでたいねぇ」と必ず言っていたモノでした。早逝と呼ぶには手遅れな年令まで生延びてしまった僕には、もはや老人として死ぬ道しか残っていないのでしょうが、だからと言って、病院でいわゆる「スパゲティ状態」で最期を迎えたいとは思いません。あれは自宅で死なれては何かと面倒な家族が「死」を病院の中に押込めておこうとする為の装置でしょう。昨今では、病院からそのまま葬儀社の霊安室に運び込んだままお通夜・本葬と流れ作業で済ませて、家に帰れない老人の寂しい葬儀によく出会います。
 どうやら、最近のマイホームでは「死体」はとりわけ置場所に困るモノのようです。

 119番通報した62才と50才のおばさん2人には、消防署から感謝状が贈られるそうです。遺産相続が絡んだ親族にとってはカミソリ入の手紙を送りつけたいのが正直な感想かもしれません。
 僕はと言えば、何かを救った気になっているおばさん2人に、ただただウンザリ・・・


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