デーテーペーな1日

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1月27日(Mon)
 テロリストには、やはり美意識が必要でしょう。ただただ相手をこの世から抹殺するのが目的であるとするなら、それは単なる殺人者でしかない筈です。さらに言えば、現代のテロリズムは国家によって為されることがほとんどで、そのため実に効率よく、機能的に実行される事となる訳です。モノクロのモニターに写る爆発の映像によって知らされた湾岸戦争からは、血生臭い殺戮の匂いはきれいにぬぐい去られて、ゲームの一場面とまるで大差のないことに我々の感情は徐々に磨滅させられているのかも知れません。崩れ落ちる建物の中には生きている人間が確かにいる筈なのに、その事をついつい忘れてしまうほど、現代の国家によるテロリズムは巧妙さを増しているようです。
 聴衆の中に紛れ、一瞬の隙を見て演壇にかけ登って相手の下腹部に刃物を突立てるのは、確かに時代遅れなのでしょう。現代の暗殺者・・・物陰に隠れて拳銃で相手を狙う狙撃手は、なまあたたかい返血を浴びながら自らの手を伝い落ちる"いのち"の感触に打ち震える「一人一殺」の恍惚を決して理解する事はないのでしょう。

 無機的な電子の海を泳ぐ孤独なテロリストもまた、他者への痛みの実感のないままに想像力の欠如した愚かしい行動をくり返す。誰かの名をかたり、背中から襲いかかることでちっぽけな己の自我を僅かに満足させられたとしても、その無名性ゆえに孤独な飢餓感はいっそう募り、同じ事を何度も繰返すこととなる。
 電子の網の目に捉えられた彼にとって、果していかなる結末が望みなのか?テロリストになぞらえるのは、やはり、些かうがちすぎかも知れません。むしろ「レミング」の暴走が、正しい比喩なのかも。だとすれば、断崖をめざす、やせ衰えた旅ネズミの行動に、もはや意味を求めることは不可能なのでしょう。

 さて・・・本日の比喩は正しく伝わるのでしょうか?あまり自信はありませんが、何らかの結末は用意する必要がどうしてもあるようです。今がその幕間の時期なのか?もはや第2幕は上がったのか?やはり中途半端なままでエンディングを迎えることは難しいようですが、何れにしても曖昧な結末にしかなりえない予感は、相変らずですが・・・


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