歳時記(diary):八月の項

一日

夜は腎生検カンファ。他院の知っている先生の症例を一緒に検討して、そのあと接待夕食を。

二日

外来日。数は少なかったけれどそれなりに疲れ切る。レセプトとかも溜まってるし。

三日

夕方から外診療所に。夜透析当番のお手伝い。待機の間にWindows標準のインターネットバックギャモンで初めて勝利。

四日

朝から日本医学教育学会に参加。結構久しぶりだけれど、研究手法とかだいぶ変わってきているというか、人文学的な手法がしっかり入ってきている気がするのは、教育学的にきちんと進化してきている証明なのかも知れないけれど。

五日

朝一から息子と朝ごはんを食べに行ってみる。コーヒー飲みながら由無し事の雑談。しっかり座って落ち着いて喋ってみた、のだけれど。
夜は当直。

六日

当直明け。帰ってばったり。

七日

食事食べない患者さんがなんとか退院決まりそう、との連絡あり。嗜好の問題が強そうなので自宅でなら食べそうなのだけれど、それはつまり治療食とは全く縁のないものを食べそうということで。しっかり食事するようになってもそれはそれで心配だし、食べないのはこれまた予後が悪そうだし。

八日

嵐の日。予想よりは小さめの嵐でよかった、かな。 いろいろとヒドいことがあったので少し落ち込んで帰宅。

九日

外来日。
数人メンドウな相談があった割には時間通りに終わって。

十日

夕方症例検討会の後病理の先生とカラオケバーへ。カラオケボックスとはまた違った感じで、知らない人の歌を聴くのも悪くはない。

十一日

コミケ二日目に参戦。
‥‥館内が暑い。これ倒れてこない方がすごいというべきでは。
一通り買い物はしたけれど...。

十二日

コミケ三日目。
午前中のうちに虚構と防災とか沖縄体液軍人会とか、回る。ONE二十周年誌とかイグノーベル賞ファンブックとかが新しい開拓かな。
ONEはギャルゲーカテゴリに入るゲームで初めてプレイしたゲームというだけでなく、そのシナリオ・キャラクターなど色々な面で心に残る作品だと今も思う。ONEは永遠とかってコピペもどっかにあったけど..。
「えいえんはあるよ」と彼女は誘った。「永遠なんてなかったんだ」と彼は言う。現実に、きっと永遠に続くことも永遠に残ることも存在しないはず。万物は流転し消え去らないものはない。それでも、もしかしたら永遠に消え去らないものがどこかにあるのかもしれない、ONEをプレイしながら、そんな思いになった。
永遠に消え去らないものはなんだろう。そんなことを考えさせてくれるのが、このゲームの魅力なのかもしれない。

十三日

妙に入院患者が多い。割り振ってあれやこれやと対応を。

十四日

朝一番で子供たちを駅に送る。切符持たせて小旅行、という事で。だいぶ早い時間だったので、その足で朝食を食べてから出勤。

十五日

一日ばたばた走り回っていた気が。夜当直ってことで出なければならない予定もあったので。
当直自体は早めに寝ておこうと思ったらそのまま呼ばれずに過ごせた...。

十六日

一日外来とか透析回診とか。
仕事終わってから相方と夕食を食べに。子供達と一緒だと一緒に行きづらいちょっと大人な店でゆっくり料理を堪能。

十七日

朝食はパン屋さんにお出かけして。
夜は臨床病理検討会。外科症例はわりと珍しいかな。打ち上げまで出て帰った。

十八日

午前中から血漿交換を他の科から依頼で。午後から夕方にかけては当直しながら症例まとめ作っていた。

十九日

当直明け。少し仕事延長してやったところで、子供の歯医者とかお出かけを。

二十日

サマータイムの話題が盛り上がっているのだけれど、自分としてはそんなにお前ら早起き得意なのかと問い詰めてみたい気分でいっぱいで。目覚まし時計がなっても簡単に起きられないやつが山のようにいる中で、サマータイム施行したら時間通りに起きられるようになるかって。

二十一日

今夏の高校野球大会はリアル「甲子園の空に笑え!」であったという意見を見かけた。深く納得。

二十二日

自分の持ち患者は少ないのだけれど、他の重症相手で結構大変。
退院してあんまり間がない患者が戻ってきてしまって、状況把握してたら....ねぇなんでこんなに薬が増えてて、なおかつ何故増やしたか詳細不明なの? 情報提供書読んでも意味がわからず、馬鹿なの?死ぬの?と突っ込みたい気分。

二十三日

外来の日。
結構件数多いので終わってぐったり。

二十四日

午前中検診。オプションで胃カメラと腹部エコーもつけて。
胃カメラは以前に受けたことがあるので、今回は経鼻。この方が楽とは聞いたんだが....そんなに違うか?というのが正直な感想。咽頭の敏感さ次第とは思うのだけれど、食道にカメラが進むと吐きそうになったりしたので、十分にしんどかった。とりあえず数年なしでいいや。

夜はケースカンファ司会。お題は肺化膿症だったのだけれど、これはかなりの部分が口腔内の不衛生が影響しているらしく。患者さんの職業がシステムエンジニアということで、担当医師は身なりもしっかりしていてなんでこんな人がこの病気に、と思っていたらしいが、歯科の先生からは「システムエンジニアと聞いてやっぱり不衛生と思った」とのお話で。長時間労働&間食が多い&清涼飲料水摂取が多いのコンボらしい。歯には気をつけましょう。

二十五日

土日特にイベントがなく、夏の映画を見ておこうという事で相方と「ペンギン・ハイウェイ」を。
なんだか登場人物がやたらとおっぱいおっぱい連呼しているのが印象的で(笑)本筋は全くおっぱい関係ないのですが。なんか一種不条理劇的というか、なんでペンギンなんだよとかなんでお姉さんなんだよとかそこらへんの疑問は聞いてはいけない気がする。そんなこと聞かなくても雰囲気を楽しむべきなんだろうなきっと。

二十六日

朝一番で娘連れて本日も映画。未来のミライを観てくる。あくまで子供のくんちゃん目線で物語が進んで、「おおかみこどもの雨と雪」のような、あまり大きなイベントがない感じで物語が進んでいく。くんちゃんからしたら充分大イベントが続いているとは思うけれど。安心して観られる気がするので好き。

GIMPがアップグレードしたというのでそういえばメイン端末に入れてなかったと思ってインストール。MacPortで普通にport install gimp-app したらエラーで蹴られ。結局自動的に入るgimp, py27-pygtkあたりが+x11 オプション付きで入ってしまうのが問題のようで、手作業でport install py27-pygtk +quartz, port install gtk2 +quartz, port install gimp2 +quartzとやっていったらエラーなくインストール終了。

二十七日

明日の準備でパソコン向かって仕事。なんとかある程度の準備を終えて帰る。なんとか雨にも濡れずに帰れた。

二十八日

夜は仕事おわってから講師の肩書で喋るお仕事。中身が聴く人の関心に応えられているかちょっと心配だったのだけれど、とりあえずそれなりには受けてもらえたようで何より。

二十九日

受け持ち少ないのでのんびり仕事して、夜は当直。呼ばれない隙に早寝を少しばかり。

三十日

明け。
午後外来までやって帰宅。五週目のせいか少し患者さんが少なめで。

三十一日

夜帰る途中で書店に寄って、「いじめているきみへ」を購入。他にも松山剛さんとか"Hello,Hello and Hello ~piece of mind~ "とか。


Written by Genesis
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