[~taneのテクノモーター]

ミナサマ...ゴメンナサイ

---- text only ----
※注意! 駄文、乱文、愚痴、ゴ容赦クダサイ



1998/5/28
■今度の土日に千葉と町田でやるイベントで、当初の予定(っていうか本当は先週の福岡がラストだったんだけど...)をすべて終え、とりあえず一段落するテクノモーターヤッテモーターツアー。精神的にも肉体的にも結構「お〜つ〜か〜れ〜」って感じなんだけど、それなりに面白いこともあったわけで、あとの2回、キッチリとやろうと思っております。 ■テクノスキーの2人とも、かれこれ8ヵ月あまり一緒にやってきたわけだけど、ホントに「オツカレサン!」ですね。思い起こせば発売前の歌のレコーディングや振り付け、ビデオ撮影。リテーラーズミーティングや東京ゲームショウ、そして発売以降2ヵ月に渡る全国販売どさ回りツアー。はたまた雑誌やテレビ、ラジオの取材etc....。キビしくツラい時もあったと思うけど、なかなかできる経験じゃないし、みんなよくガンバッたと思うよ。 ■これからテクノモーターをどうしていくか、どうなっていくのかは、もう少し時間をかけないと分からないけど、とりあえず作って→発売して→販売しながら2ヵ月が経ち、がむしゃらに前進していたチームも(体力的な面もあって?)ちょっと小休止。自分達のやってきたことを振り替えって見直す時期になったのではないでしょうかね。計画通りに全てが運んだわけじゃなかったけどテンション上げて突き進んできた1年半(開発着手から換算)、喜んだり落ち込んだりいろいろあったけど「さて、じゃあ次はどうしようか?」っていう問題にも答えが出せるような“方向性”はつかんだと思う。これまでと変わらないことダラダラと続けていくつもりはないし、次になにかをやるとしたら前にやったこととは違う“新しい”ことしたい。でもだからといって全く別のことをするんじゃなくって、1歩前進するような...1皮ムくような...ウロコを落とすような...つまり、せっかく作った流れを止めないように、そしてより良い方向に流れを向けていくようなコトしていかないと勿体ない。わたくしにとってテクノモーターはそんなふうに持続していく価値のあるモノだと思っているし、いまの状況よりもっと良くできる自信がある。 ■とりあえず、ここらで1つテンションを普通に戻して周りを見渡して、カラダ休めて気をとり直して、見なかったモノや聞かなかったコトも取り入れて、リスタートしてみるかなっと。

1998/4/21
■「制作の人間が直接販売の現場に立つ」のはとってもいいことです。消費者的には(説明が長かったり、気が利かなかったり...)あまり利点はないかもしれませんが、企業的にはカナり効果高いんじゃないでしょうか?(ホントに?)。少なくともわたくし自身勉強になるコト多いし、商品とプロモーションの問題点もストレートに見えてくるし、大変で残酷だけど超イイです。 ■ぶっちゃけた話、商売だから売れてナンボ。利潤を追及してこその企業だから「良い製品ができたから」とか「話題になっているから」だけでは終わらせるわけには行かない。極端な話、モノが悪くても話題になんかならなくても、売れて儲けがあれば、それで問題ナシなんですね。んでも、やっぱりモノがよければ売りやすいし、話題になればさらにうまくいくワケで、その辺の“ツカミ”を本質的に持った商品って何?という答えは、結局販売の現場にある訳だから、作る人に“身をもって解らせる”には超イイんです。(現に身をもって解ったこと多数...。)でも...こういうのってちょっとマズいかもしれないけど、いまモーレツに不安なことがあるんです。 ■これまでやってきて「結構イイじゃん。間違ってなかったんじゃん。」という感触を持っています。(そりゃあ問題点も沢山あるけど..。)モノがモノだけに一朝一夕に結果が出る訳ではないし、地道にアピールを続けて行くコトがこの商品では必要なプロモーションだと思っています。初回の枚数が売れ行きのほとんどを占めると言われるゲームソフトの現状の中「メーカー無名、ゲーム性皆無のツールソフト」ということで“長期計画”で売っていくのが得策だと思うのです(もちろん販売の現場的に見て..です)。しか〜し...発売からもうすぐ1ヵ月、そろそろ結論を出そうとしているヒトがいたら...カナりヤバいです。 ■販促活動をしていて最近よく思うのは「ソフトの存在を知らない人が多い」ということ、あと「むしろソフト自体よりも、コレで作った“音”こそ価値のあるモノ...」ということなんですけど、例えばテクノモーターで作った“音”を「オレさぁ、最近音楽始めたんだ〜」とか言ってカセットテープを友達に聴かせるユーザーがいたら...まさに彼はミニマムなコミュニティの中の“テクノモーターの広告塔”になってくれるんですね。そしてテクノモーターという商品には『他人に聴かせる』という衝動を起させる要素が決定的に含まれている。この点こそ“長期計画”が有効かつ最良だと考える“キモ”なんです。 ■しかし、もしもここで「ハイ、残念デシタ。次イッテミヨウ!」と言われてしまったら、ヒジョーにキケンな状態になってしまうのです。ユーザーに曲を作ってもらうには時間が必要ですし、それを聴いて「じゃ、オレもやってみるか」となるにも時間がかかる。で、買いに行ったら売ってない...ってなったらマズいでしょ(えっ?すでにあんまり売ってない?)。少なくともメーカーが売る気を示してイベントとか作品公募とかをやれば、ショップにだってアピールになるから商品を置いてもらえる可能性は残るだろうけど、次のステップに行かないうちに活動が終わってしまったとしたら....まさに「コレじゃ〜売れるモンも売れねぇ!」状態になってしまう。制作スタッフで販売員であるわたくしが商品に対して愛着から、訳の分からない理屈並べてゴネてるって言われたくないけど、なんていうかとにかく不安なんです。 ■かりに最悪の事態になってもここではユーザーの皆さんに対するサポートを続けますので、宜しくお願いしますね。(って、何言ってるんだ!オイ?)

1998/4/16
■テクノモーター発売から3週間が経ちました。テレビバンドのアイデア(←参照)を思いついてから早2年が過ぎようとしています。あれからいろんなことがあって今に至るんだけど、いろんな面でもう後戻りできない事が多いです。出来上がったソフトに対して、自分なりに納得のいくレベルには達していると思っているし、実際に気に入ってくれている人達も結構いてくれて嬉しいです。でも「次はこうしたい...」っていうところも沢山あるし、「なんでそうなの?」っていうこともあります。 ■いま、わたくしの主な仕事はテクノモーターの販売促進です。自分が作ったソフトを自分で売っていくというのはなかなか面白いです。たまに「なんでこんなことまでやってんだろう...」と思う時もあるけど、他の人に任せてしまうのもいやだし....。そりゃあテクノモーターに続く新しいソフトの開発も進めていきたいけど、これも後戻りできない事の一つかな?。 ■テクノモーターはセガサターンのソフトなので、当然セガサターンのソフトを扱っているお店に行って買うソフトです。ところが、テクノモーターにはゲーム性が皆無なので当然ゲームではありません。でもサターンのソフトを売っているのはほとんどゲームショップで、ゲームを売るお店です。だから「ゲームじゃないソフトはちょっと...」というのも仕方ないでしょうね。もしかするとテクノモーターのターゲットユーザーには普段ゲーム屋さんには足を運ばない人もいるかもしれないし、もちろんゲーム雑誌を読まない人も多いでしょう。そういう人達にどうやって情報を伝えていけばいいか?ムズカシイ。なんとかそこはクリアしたとしても欲しくなってくれた人が「ゲーム屋さんにいっても置いてなかった...」ってなったら...ウ〜ム。 ■「テクノモーターってユーザーを選ぶソフトだよね..」と言われることがよくあります。はじめは「そうですね」とか言ってたんだけど、店頭デモしたり、アンケートハガキ見たりしていて「商品はユーザーを選べないんだなぁ」と思いました。発売前に雑誌とかの取材で「ターゲットは?」と聞かれて「自分で欲しいもの作ったので、ターゲットは自分です」とか言っていたのですが、実際は想定していたよりも広い範囲の層に広がっているように思います。これは非常に喜ばしい事なんですが、ある部分では“手が行き届いていない”ソフト内容になってしまっているかもしれない(取説とかデモソングとか)と思います。開発中にも「これはちょっと不親切じゃない?」というところはありました。「でも値段も安くしているし、少々使えないところがあっても仕方無いだろう、万人に好まれるソフトでもないし...」しかし、発売後になって「あぁココはこうしておくべきだった!」と言ってもすでにどうしようもない(Ver-Upするわけにもいかないし)のですね。 ■この手のソフトを発売したら、どんなカタチであれ“発表の場”を設ける必要があると思います。自爆っぽいですが、発売したからには責任とらなくちゃ...イケマセン。遊び道具だけ与えて遊び場が無いんじゃね〜。社内でもできるだけアクション起しているんですが、ちょっとシンドいです。他のタイトルを見てもこのソフトの“浮遊度”は察していただけると思いますけど...(グチ?) ■まだまだ学習する必要があります。カイシャとしても個人的にも勉強になった事はメチャメチャあると思うけど....


テクノモーターのページ