歳時記(diary):二月の項

一日

外来に来た透析直前の方、高カリウム血症ってことで「何食べた?」と尋問(違)が始まる。いやーそんなに食べてないっすよとか話していて、「じゃあ飲み物は?」「うーん最近ちょっと食欲ないんで、100%ジュースとかトマトジュースとか飲んでました」「.....カリウム高い理由はそれかっ」
一応これまでも言ってたつもりなんだけどね。栄養指導、って感じで細かく聞かないとわかりにくいのかも。

二日

診療所の日。夜にオンライン会議が入る。出先から参加できるのは良いことなんだろうなきっと。

三日

帰ってきてプロセカやってたら「ワーワーワールド」Expertをfull combo達成。

四日

夜はオンライン勉強会。時間経過の長さ、短さみたいなお話を。

五日

土曜出勤。午後は講演を聞いたりして。
夜帰ってきてから「スターウォーズ クローンの攻撃」を見る。

六日

本日のミッションは「鹿の王」鑑賞。子供二人連れて映画館へ。
原作のエピソードいくつか削っているけれど、大きな筋は変わらずだし、ヴァン、ユナ、ホッサル、サエといった中心的なキャラクターの姿は概ね原作通りだったと思うので、原作が好きなわたしとしても作品の雰囲気を壊さない映画化だったと思う。ユナ可愛いし。

ぼちぼちMonteryにメインマシンをアップデートしようかとしたら、ディスクの容量が足りないと言われる。残り16GBとかあるんだぜ一応...。インストール用USB作ってそっちからインストールを試してみようと思うけど、そいつがうまく動いてくれないならクリーンインストールしないとダメかも。でもそれはそれで時間必要だしね。

七日

夜は当直しながらWeb会議。透析診療とコロナ感染症、というようなお題で。血液透析はコロナ感染していても定期通院しなければ生命の危険が起きるので、自宅療養とだけ指示して済ませるわけにはいかない。重症化リスクもそれなりに高いので入院適応なのだけれど入院ベッドが逼迫した状況では全例の入院が困難になっている。というわけで「透析患者を外来で見るノウハウ」みたいなお話が。

八日

明け。救急外来やって腎生検やって。

九日

診療所の日。
「咳がちょっと出るくらいだよ、大丈夫」と曰うておられた方、前回受診時に提出したコロナPCRが陽性で返ってくる。隔離環境で透析してたのであわてはしないものの、発生届を書いてラゲブリオ処方して。帰りは?ときいたら「電車で帰る」というので押しとどめて保健所と相談して帰りの車を手配する。
聞いたばかりの話を有効利用せざるを得ないのはいいんだか悪いんだか。

十日

雪の予報で身構えていたけれど、積もるほどにはならずにほっと一息。

十一日

祝日。夜から当直ということで昼間にアニメの録画を消化。「月とライカと吸血鬼」を観終わって、「不滅のあなた」の残りを少し。
夜の当直は入院対応困難ってことでできることが限られる夜。救急車搬送を受けられる病院はすぐには作れないけど、療養継続できればいい人を移動する先を作る手立てはまだあるんじゃないかと思ったりするけどね。

十二日

当直明けて、土曜業務こなしてから実家に寄って帰る。実家のパソコンいまいち動きが悪いんだけど、2016年だかの購入のマシンにWindows10 + RAM 4GBってのが最大の問題だろうなぁ。

十三日

子供の眼鏡の受け取りに出かける。以前より度が進んだのであわせ直したのだけれど、無くすなよ....。

十四日

当直では日中にワクチン打った病棟患者さんの疼痛とか発熱とかの薬処方を求められ。そんなの昼間のうちに出しておけよとぶつぶつ。

十五日

午前中救急外来やって、夜は外来をやって。予定詰まっていると気ぜわしい。

十六日

診療所の日。紹介状書いたり処方したり。夜少し待機の間に本を読んで。

十七日

いまローテーションの先生が多いので気の使い方が患者をたくさん診る方ではなく人の面倒を見る方に向いていて。割と苦手意識が強い課題なのだけれど。

十八日

会議とか面談とか複数。一年目研修医との振り返り面談は結構順調に伸びてきているところで楽しくやれた。

夜のオンラインレクチャーのとき、講師の先生がZoomの背景に設定した「誰もいないセカイ」に反応してくれていてしめしめと。

十九日

一日自宅でのんびり。
自宅で録り溜めてた「宇宙より遠い場所」のCMカットの編集したのだけど、やっぱいい話だよね。

ネットでEagleViewというポータブルエコーを見つける。3200USDで買えるハンディエコー。外来診察の助けにする程度ならこれで十分かも。というわけで衝動買い。さてちゃんと届くかな。

二十日

朝から在宅の電話受け。
一見老衰末期、という感じの対症療法で相談があったけれど...こういうのどうすればいいんだろうなと考え込む。マニュアルがあるような領域じゃないので自分で考えるしかない感じ。

二十一日

夕方家族面談を二件。状態としてはかなり厳しい中今後の介護医療の方針をどうするか、という案件。一応の結論は出たけれど。

二十二日

早く帰れるかな〜とか朝は思っていたのだけれど、午後の救急外来に入れる医者がいないということで駆り出される罠。

二十三日

祝日の透析当番。なんだかんだ、普段通りにお仕事せざるを得なかったのだけれど。

二十四日

外来には先日ようやっと退院にこぎつけた人が来院したのだけれど、また悪くなってる....幸い無症状のようなので明日入院、と手配して。何が起きているのか病態不明なんだよね....。

二十五日

入院対応したりコロナ外来やったり。
夜は当直。まあまあ穏やかに。

二十六日

当直明け。
いい加減自転車がボロくなってきたので物色に。次はクロスバイクにしたいかな〜と思いながら自転車屋行って、手頃そうなものを。
姪が高校合格したということで、保証人のサインが欲しいという依頼で了解して書類を書く。一応実印引っ張り出して押印したのだけれど、こういう風習もどこまで続くのやら。

二十七日

日曜日日直の出勤。昼間仕事して帰ってくる。

二十八日

夜はオンライン講義の時間。医師のプロフェッショナリズムがお題で。易きに流れるのはいつでもできるし、どうかすれば真理を求めたつもりが道を誤ることもあるんだよなあとか。


Written by Genesis
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