歳時記(diary):四月の項

一日

新入職員が多数の年度始め。夜は一応歓迎飲み会をZoomで企画。それなりに楽しめた、かな。ブレイクアウトルームを動かしたりなんだりしつつ。

飲み会終わってからプロセカイベント動かしてみたら、トラブル続きのようでまともに動かず。やっぱ新しいことすると大変なのね。

二日

今年受けることになっている通年のセミナー、事前課題が結構既に出ていて予想していたとはいえ頑張らねばと思ったり。

三日

土曜出勤してそのまま当直へ。

四日

当直明け。帰りがけに中古PC店でiPhone8を買ってくる。SIMなしでWi-Fi環境でのみ。メモ取ったり予定見たりプロセカやったり(ぉぃ の役には立つんじゃないだろうか。
それで、というわけではないが祝:初Master解放。恋愛裁判でMaster解放できた。

五日

入院ひとり、高校生の腎生検。春休み中に片付けましょうということで。入学式は出たいって強く主張されたんだよね....。

六日

ブラック校則の「合理的理由」をしつこく問い詰めるを面白く読む。下着の色を判断して違反があれば脱がせているのにこれを下着検査ではないと言い切る論理性が全くわからないのだけれど。文中でもあったようにこれセクハラだよな..

七日

忙しい水曜日。夕方落ち着いたところで書き物を。

八日

午後外来が結構詰まってて駆け足で終わらせた感じだった。

九日

今週の腎生検症例は先天異常とのご診断。そんな気はしてたんだが...さてこれからどう病気と生活の折り合いをつけてもらうか高校生。

十日

土曜出勤して当直へ。気候が落ち着いてきたのか救急車依頼はそれほど多くなく。
病棟から「中心静脈カテーテル事故抜去起きました」とかって電話は来たけど...。

十一日

当直明け。
来週後半予定のオンラインセミナーの事前課題作成とか、貯めたテレビの録画消化とか。あとは子供の歯医者も行ったな。

十二日

午後はコロナワクチン二回目接種。二回目の後は熱が出やすいらしいんだがさて。
最近プロセカはあんまり進捗しなくなってきたのだけれど、それでも「命に嫌われている」HardをFull combo達成。

十三日

コロナワクチン副反応、熱は普段より0.5度くらい高め。仕事に行ったけれどもちょっとだるい。発熱、というよりはだるさ、という感じで、定時で上がって今日は早寝、と決め込んだ感じ。プロセカはチャレンジライブくらいはやってたけど...

十四日

診療所の回診。明日の準備で事前課題をアップロードして。

十五日

病院の仕事は休んで朝からPCの前に陣取る。医学教育のセミナー。元々は一堂に会して行う予定だったけれども、コロナ禍につきオンラインセミナーに変更。おかげで昼飯を調達にちょっと出た以外家に引き篭もり、机の前に座りっぱなし。

他の人のプレゼン聞いて自分もプレゼンして。端末の前でZoomで聞いているので、その場であわててプレゼン原稿直すようなことも割に簡単にできるのは長所なのか短所なのか。
あちこちの病院の先生方の取り組みを聞くことになり色々使えそうで。とりあえずSimMonアプリ買うかなあ。
当院での実践についても自分の目から見た報告をして、思ってもいなかった方向から肯定的に評価してもらったり。
医学教育自体が「文脈に依存する部分がある」という示唆があってふむ、と。Best Evidence Medical Educationという表現をされたりするらしい。

十六日

1日オンラインセミナー。昼ごはんを相方が用意してくれたので、ホントに家から出ないで1日過ごす。

本日のお題はITツール。あの、もうすでにZoom使い倒してますとかつっこむところ。面白かったのはJamboard. 複数人でアクセスしてホワイトボードとして使える。PowerPointでプレゼンとかは個人個人でできるけれど、みんなが思ったことを一箇所に書き込めるツールというのはこれまで見た覚えがなくて、使ってみたいと思った。
あとは教育実践の相互交流。うまくいかなかった一例をプレゼンしたつもりだったのだけれど、よく手をかけている、と言われたのは良かったと思った。

十七日

今朝もZoomの画面と睨めっこ。午前中のネタは承認欲求。東雲絵名のこととか流石に話題にはしなかったけれど。
午後の話題は組織マネジメント。普段あまり意識しないけれど、医療はチーム対応なので、特に医師はチームをうまくまとめて前に駆動することができるかどうかでパフォーマンスが変わってくると思う。「他人の成果に責任を持つ」というのは面白い表現と思った。組織市民行動(OCB)のディスカッションは、「医師にとって教育は組織市民行動の一環なのか?」って話が結構刺激的だった。

十八日

朝早起きして有明ガーデンのヴィラフォンテーヌへ。デイユースプランで一部屋確保して、そこからオンライン勉強会参加。どういうわけかはじめWiFiでZoomのミーティングにアクセスできず、手持ちのポケットWifiを使うハメに。後から再施行したら繋がったので一体なんだったんだろう。
だいぶセミナーの進行も慣れてきて、恙なく終えて。授業法がお題だったのだけれど、ちょっと経験不足が出たかなとか。

十九日

今週からしばらく一年目研修医の面倒見役を仰せつかる。でもまぁちょっと担当すべき患者さんが最初いなかったりしつつ。

二十日

研修医担当二日目。ミニ症例検討しながら教えていったりとか。救急外来もそれなりに忙しく。

二十一日

忙しい水曜日。
来月の水曜日午後には診療所の職員にコロナワクチン接種をやってほしいと。まあやるけどさ、通常業務プラスアルファだぜ....。

二十二日

外来終わった後透析の回診、その後別に時間を用意して、先日腎生検した高校生に結果説明。あんまり良くない病気なんだけれど、それでも頑張って治療していくのが大事ですよとか色々喋る。
看護師さんにもその説明に同席してもらって、後から感想を聞いてもらったのだけれど、「なんだか夢の話みたいで...」と。まぁ現実として受け止め切れないかもなぁ、そこからどうやって現実に足をつけていくかだよなぁとおもったり。

二十三日

仕事終わってからテレビの録画消化。進撃の巨人を。ようやくお馴染みの調査兵団メンツが登場してきて話がつながってきた感じで。

二十四日

朝から職場検診受診のために病院へ。出勤と変わらないとか突っ込んでこないように。
オプションで腹部エコー入れたので予約受診しないといけなかったのだけれど、腹式呼吸がうまいと褒められた。

検診終わらせてからQuick Garage予約して受診。この間交換したばかりのiPadが結構しつこいゴーストタップを連発していたので見てもらう。結果的には特に問題なし、だったのだが、時々出るしねぇ。たぶん熱を持ってくると動作がおかしくなるのだと思うが、再現性ないとなると交換とかにならず。

二十五日

日直で出勤。救急受診受けの対応力がかなり低下しているということであまりアグレッシブには仕事できず。それでも夕方病棟の透析患者の血圧低下がひどいということで結構遅くまで残るハメになった。

二十六日

研修医たちと仕事もある程度慣れてきて、割りに順調に仕事に慣れてきているようなのがありがたく。
夜は院内のコロナ対策集会。第四波対策を議論する。まぁ頑張りましょうしかないんですが。正義の味方はひたすら受け身、って話あったなぁそういえば。

二十七日

午前中救急外来。紹介で受診して検査した方、紹介状に疑いとして書いてあった病名が大当たり。こういうのは「しっかり診ている」感じでいいよなと思う。
研修医のカルテを読みながら過去情報を漁っていたら、昔の情報提供書に重要情報発見。カルテ見とけ〜と説教を入れてみたりする。

二十八日

診療所の日。朝イチで心臓トラブルっぽい方を救急搬送要請して、午後は職員のコロナワクチン接種。夜透析にも不整脈出現している人が来て、なんだか荒れた1日。
それでも「また、桜の国で」文庫版を読了した。

二十九日

透析当番出勤。昨日手術して人工呼吸器装着で戻ってきた方、なんとか早めに人工呼吸器離脱したくてあれこれやってみたのだけれど無理そう。人工呼吸は機械に呼吸を任せてしまうので、装着が長引くと離脱ができなくなりやすい。さくっと離脱に持って行きたかったんだけどね。こうなると長期戦覚悟で全身状態維持して少しずつ押し返すような持久戦で戦うしかない。

三十日

木曜日祝日だった分の仕事が繰り越されてきている。午前中は研修医とカンファレンスで、午後は臨時で腎生検やって回診やって。なんかやたら忙しい。これだから連休とか祝日とか嫌いなんだ。(ぶつぶつ)


Written by Genesis
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