歳時記(diary):五月の項

一日

昼間から調子の悪そうな患者さんが気になっていたのだけれど、夜のところで急変。家族に説明したり対応変更したり。
隠れてきた病態が一気に表に出てきたんだろうなぁ。

二日

当直明け。ゴールデンウィークって何の話?って感じで。

三日

憲法記念日。ステイホームでどう過ごそうかなと思いながら、最近やってなかった木部のペンキ塗りを。相方と二人して日中みっちり作業にかかった。
夜はiPadを子どもたちにも開放するようにセキュリティ設定変更。オンラインミーティングだとか自宅学習のために。それからレンタルで借りてきた「魔法少女まどかマギカ 劇場版前編 始まりの物語」娘も息子も後から寄ってきて観ていた。

四日

朝雨模様だったので朝寝を決め込み。昼過ぎには上がっていたのでペンキ塗りの残りの作業を。
夜は「魔法少女まどかマギカ 劇場版後編 永遠の物語」子どもたちと揃って。ほむら契約のシーン見ながら「これって過去で未来ってこと?」と言われて確かに、と納得。

五日

透析対応で出勤。それなりにいっぱいいる患者さんを対応して、患者説明とか病状変化対応とか平日と同程度の仕事を処理。
家帰ってから息子の課題に付き合って「沈黙 -silence-」視聴を。歴史の課題、ってことなんだがいいのかこれ。元ネタになったジュゼッペ・キアラ神父のこととか読んでみると、行動はともかく内心でどのように神への信仰を整理していたのかは窺い知れないなぁと思った。

六日

透析対応出勤。割に落ち着いていた。

七日

休み明け。当院の初期研修医は病棟での稼働開始。早速あちこち右往左往していた。
午後外来は久しぶりに皆さん受診。世の中の雰囲気としてはStayHomeも緩んできたようで...。

八日

朝イチで一人入院入っていて、昼前に腎不全初発の若い人の入院対応して透析対応して面談2件あって。その後当直...。

九日

十日

のんびりと日曜日。「映像研には手を出すな」最後まで観て、お散歩を一時間くらい。普段歩いたことないところまでぐるりと歩くと割に楽しい。
夜は家族揃って「響け!ユーフォニアム2」を観始める。

十一日

割に順調に仕事が片付いたので、夕食食べた後で家族で「ユーフォニアム2」TV版観賞会。関西大会編あたりを。

十二日

今度CPC担当なんだ...といったまま延期になって数ヶ月。そのうちやる時に向けて準備しとこうとか思っているのだけれど、どこまでネタを仕込もうかなとか。恩田陸さんはすでにスライドに入れた。後はボカロをどのくらい入れるかとか。

十三日

診療所の外来。祝日続きで行くのが久しぶりで。

十四日

夜他病院の先生とオンラインミーティング。何か不具合があったようでアクセスがうまくいかず、他の先生のPCを借りる羽目に。それである程度は繋げられたのだけれど。

十五日

夜は当直。ほとんど呼ばれなかったので早寝....。

十六日

夜相方からお散歩中聴けるようにmp3ファイルの連結を頼まれる。ffmpeg 音声ファイルを連結するあたりを参照しつつ、まとめたいmp3ファイルを一つのフォルダに納めて、iTermで入力補完を使いまくりながらコマンドを完成させる。首尾よく注文に応えることができたのでちょっと安心。

十七日

半日家でだらだらしたので、少しは運動しないとなぁと自転車に乗る。あんまり確たる目的地もなく走ってみると、思いがけないほど遠くまで行ける。
ふらっと旅をするのは、目的がないほど楽しいのかもしれない。

夜は揃って「ユーフォニアム2」のDVD観賞会。

十八日

点滴ルート取れないと看護師さんから連絡が来て、急いで中心静脈穿刺。まだ治療に時間かかりそうだし...。
夜は当直。合間で「プロジェクトぴあの」上巻を読了。後はそろそろ学会の抄録書かないとなぁと作業。

十九日

当直明け。
急に頼まれて骨髄穿刺と中心静脈ルート穿刺と。骨髄穿刺はDry Tapなのかなかなかひけず。この時期数の少ない手技・処置実施時はだいたい一年目が見学に来るのでちょっと緊張する。

二十日

診療所。週に一度通る道は、やはり少しだけ先週より人通りが増えた気がするけれど、まだ元に戻ったとは思わない。

二十一日

外来受診は概ね元に戻った感じ。そろそろ検査とかやらないと心配な人が多いし。結構ムチャなデータになっていた人もいたし..。

二十二日

透析当番して午後はカンファをやって。謎ばかりだった人がようやくちょっと目処がついてきた気がして、一息ついてきた。

二十三日

土曜出勤。
そろそろコロナは落ち着いてきて、外来受診患者の発熱ではコロナウイルス感染症である確率はかなり落ちてきているのだけれど、それでも否定し切るのが難しいということであれこれの隔離策は講じざるを得ない。この辺はだいぶ長く続くだろうけれど、防護衣などの供給は大丈夫だろうかとか。

二十四日

娘の自宅学習支援。
PowerPointでプレゼン作れ的課題が出てきたので、自分があまりやらないお絵かきができたほうがいいかなと思って子供たち用iPadにお絵かきアプリを。どのくらい使うかわからないし、かといってあまりに機能がないと描けないし、と考えて無料アプリでAutodesk SketchBookを。
ネットで調べた時にはログイン必要とのことだったけれど、どうやら今は完全無償らしい。Pro版は別のようだが。

夜は娘のリクエストで「言の葉の庭」を観る。

二十五日

夜は当直。だんだん緊急事態が収束してきたかなぁと感じるのは救急依頼の増加から、だったりする。

二十六日

当直明け。
家族面談二件くらい対応して。

帰って娘と話してたらNewtonの特集でしばらく前に載ってた「虚数」特集が好き、なんて話になり。そういうふうに気に入ってもらえるといいよねぇとは思うけど、ポイントはそこなのか?と悩む。

二十七日

診療所の日。
データチェックデータチェック処方処方って仕事して、夕方ようやくのんびりする。

二十八日

外来はだいぶ普段通りに戻ってきた感じ。
一人気になるのは先週今週と続けて予約キャンセルの人。家族が予約日に連れて来れないみたい....。

二十九日

昼過ぎ看取りして、剖検までいただいて。そのまま夜は当直。呼ばれずにいた間で研修医向けのレクチャー作り。GIMP使って図を描いてみたり、した。

三十日

当直明け。
散髪して昼寝したらなんだか一日終わってしまった。

Coronavirus Diagnoses In Staff Drop By Half After Boston Hospital Requires Masks For Allなんて記事を見つけてマジか、と。日本はマスクしている人が多いので流行が抑えられている説あるけど、大流行が止まらないアメリカで医療従事者ですらマスク完全使用ではないと聞かされると、ほんとにマスク装備するだけでも感染率はかなり落ちるんじゃないかと。不人気のアベノマスクだけれど、発表して三日で届くくらいの速度で実施できていたらのちに乾坤一擲の良政策と言われた可能性があるのかなあ。

三十一日

Stay Home. 時間見つけてお散歩行こうと思っていたのだけれど、娘の課題の監督してたらその余裕がなかった。
夜は「リズと青い鳥」観賞会。リズ観てるとさだまさし「Bye Bye Blue Bird」思い出すんだよね。青い鳥を解き放つ主人公、というあたりが。


Written by Genesis
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