歳時記(diary):八月の項

一日

明日から休暇ということで仕事のまとめにてんやわんや。

二日

朝から母親と待ち合わせて白馬へ。母、母の知人、息子と合計四人。今回の主目的は唐松岳登山。あずさをつかったら、全席指定なのだけれど指定の入っていない席には赤ランプがついて座っていいことがわかるという仕組み。そろそろ指定席を持っている人が来る頃になると黄色ランプになるのでそこで席を立てば、指定券を持った人を邪魔することもないというのは悪くない仕組みだと思う。
ホテル「パイプのけむり」に荷下ろしして、のんびり休憩。夕食はバイキングで、ドリンク飲み放題はコストパフォーマンスがなかなかよろしかった。

三日

朝食食べてからゆっくり行動開始。ホテルからすぐのゴンドラリフト「アダム」〜アルペンクワッドリフト〜グラートクワッドリフトと乗り継いで八方池山荘着。クワッドリフトは冬場よりワイヤーの高さを低めにしてあるようで、伸びた夏草に足が触れるほど。花を愛でたりするには都合の良い高さだと思った。
八方池山荘第一ケルンから登山開始。ゆっくりペースのつもりで歩き出したけれど、なにせ暑い。第二ケルンでトイレがてら給水。だいぶ暑くてバテがきて、第三ケルン、丸山ケルンと時々小休止、中休止しながら登っていく。最後通りすがりの方へ挨拶返すのも億劫になりつつあったので、もう少しゆっくりでもよかったのかも。山荘手前でトラバースルートが通行止で、尾根に登って行く道だけだったのだけれど、丁度一時過ぎで降りて来る人も多く、多人数がすれ違うのは難しいということで山岳警備隊の方が通行制御をしてくれていたのでありがたく一休み。少し元気を取り戻して、無事に山荘まで到着。山荘に受付して荷物を置いて、身軽になって唐松岳山頂にアタック。好天で見通しも良いので気分良く登って頂上へ。しばし周りを見渡しながら写真をとった。
降りた後は部屋でゴロゴロしながら休憩。結構人が多く4畳ほどのスペースに8人入り、どう詰めて寝ようか状態。もっとも受付のときには十人くらい入るようなことを言っていたのでもっと詰め込んでいた部屋もあったのかもしれない。譲り合って寝る準備をして9時には就寝。

四日

寝苦しい夜を過ごして、四時過ぎには起床。朝食は六時予定ということで、それまでに一旦唐松岳山頂付近まで登って日の出を見る。好天もあって日の出を眺めて写真を撮って。この風景を見られただけでも登った意味はあったかも。
朝食とって一息入れたところで下山にかかる。過去下りの方が結構きつかったことがあるのだけれど、今回はそれほどのこともなく順調に行程をこなして十一時過ぎにはゴンドラ上に。
下山してからおもむろに蕎麦を食べに林檎舎へ。手打ちそばを堪能して、郷の湯に入浴してから帰路に。

五日

休日。 のんびり起きてだらだらする。
「Simple Highway Simulator」がわりと面白い。設定仕方次第でガンガン事故るけど。

午後相方と一緒に「天気の子」鑑賞。個人的には結構好きな話。意思ある所に道はぶち抜ける、って感じがして。

六日

カンファレンスは下調べがあまり行き届いていなかったので少しツッコミ不足だったかな。

七日

診療所。
検査で意外な結果が届いた人がいてあわてて他院受診の手配をつけて。

八日

午後外来は悩み深い人が何人かいて結構時間を食った。
「男ってね、どうしてこう今日も明日もおんなじように過ごせるもんだと思い込んでいるんでしょうね」とため息をつかれ。うーん、そういう人は確かに少なからずいるかも...。

九日

午前救急外来、午後はカンファレンス。
週末いなくなる準備を。

十日

夏コミ二日目。土曜休みということで参戦。
南館は全体に冷房が以前より効いている感じで、やっぱり東館は古いのかなぁとか。もっとも館のサイズも違うから一概に言えないかなとは思うけれど。
何年かぶりでカタログDVDを手に入れ損ねたので、手作業でカタログチェックして臨む。
早めに帰って娘と晩御飯を。

十一日

夏コミ三日目。小熊さんとことか含めて一通り買い物。
朝の出勤(違)の便をはかるために夜は近くに宿泊。
待機列の誘導がかなり大変なことになっていたようだけれど、想定以上の列になったことが全ての元凶だったと思う。列の長さが想定を超え、準備していない対応になり、人員物資が用意されていないところでその場しのぎをせざるを得なかったために問題が拡大していった、といったところだろうか。

十二日

夏コミ四日目。企業ブースタニタのところまで行って万歩計買ってみたり。暑さはそれほどでもなかったかなと思うけど、十分キツイ日程だったかな。下手踏むとどんだけ対策してもバタバタ倒れるような猛暑になりかねない日程だけに。

十三日

微妙にコミケボケした連休明け。夏休み入っている研修医もいるのでカンファが少しのんびり。

十四日

診療所の透析外来。夜間診療の当番付きで、普段よりちょびっと忙しい。「星からきた船」新装版を読み終える。

十五日

外来日。お盆前後の影響かちょっと少なめ。

十六日

帰ってきてPCアクセスしていると急に無線LANが止まる。一体何が起きたのかといじってみるとどうも自宅内のルーターの無線LAN機能だけが止まったらしい。電源入れ直しでは治らず、電源off & 光回線のケーブル引っこ抜くことまでしたらようやく復活。

十七日

朝一バイクで出勤しようとするとエンジンがかからず。こないだは問題なく動いていたんだけどな。少し遅れて出勤して、そのまま当直まで。

十八日

明け。家に戻ってバイクの様子を見ると、やっぱりエンジンがかからない。陸送を手配して修理に出して、それから相方とお出かけ。子供のいぬまに、ということでインターメディアテクへ。なんというか、昔行ったウィーンの自然史博物館的な展示で、雰囲気はそのままにもう少し展示が洗練されている、というか。古めかしい標本なんかを古めかしく展示している感じがなんとも。講義室とか医学部の過去の教授の肖像画とか雰囲気があってよかった。
夕食食べて、デザートに千疋屋のフルーツパーラー行って。

十九日

在宅からの電話相談当番だったのだけれど、早々に呼ばれて入り組んだ住宅街の奥まで訪問診療に。車で送りましょうかと言われたのだけれど、地図見る限り車停めるところないじゃん...。

二十日

研修医とのカンファは割と時間厳守で滞りなく。ちょっと入院も少なかったからなぁ。

夜会議でお出かけ。「返事は『はい』『Yes』『喜んで』の三つ」ってジョークが面白かった。

二十一日

診療所の外来。そろそろ業務が終わろうかというところでカルテシステムがトラブルを起こし。診療そのものは滞りなく終わったのだけれど...。

二十二日

こないだ骨折して入院していた人が外来きたのだけれど、話の半分以上は肩の運動のお話だった....内科外来じゃないじゃん。

そのまま夜は当直に。

二十三日

午前救急手伝い。そして入院が三件ほど。ちょっと立て込みすぎ...。
夜は病棟の歓送迎会に。

二十四日

週末結構仕事が立て込んでいたので早めに帰る。発表の原稿作って、散髪して。

二十五日

久しぶりにしっかり朝寝して、おもむろに修理の終わったバイクを取りに行く。店で大型バイクとか見るとやっぱり大型免許取ろうかなぁと思ってしまう。

二十六日

発表前ということでプレゼン準備の仕上げ。

二十七日

一人当院職員を受け持ちしている。研修医と一緒に。レアそうな疾患疑って調べているのだけれど、ベッドサイド行ったときにご家族も面会に来ていたのでその場で考えている病態やら何やら説明したのだけれど、後で「説明がすっごくわかりやすかったって感心してた」とお褒めをいただき。悪い気はしないのだが、別に特別なことをしたつもりはないのだが....。

夜自分が講師で勉強会。勉強足りない感じがするのだけれど、それなりには好評だったようなのでまあいいかと。

二十八日

診療所外来。道中の読書は「この橋をわたって」(新井素子)すごい、素子さん短編を書けるようになったんだ。

二十九日

午後外来。終わりかけたところでアポイントなしに訪れるMRが二社。‥‥わたしがそーゆーの嫌いなのは言われないとわからないかねぇ。

「ガールズ・パンツァー最終章」を観てくる。大洗と知波単学園の戦い前半戦。うーんおもろいわ。

三十日

夜のケースカンファレンスは症例提示より考察での文献紹介の方が長く。個人的には症例提示ならそっち中心にして欲しかったなぁ。

三十一日

土曜出勤のお仕事。そのまま当直へ。
午後から大荒れで、結構重症が多かった..。


Written by Genesis
感想等は、掲示板かsoh@tama.or.jpまで。リンクはご自由に。

日記のトップへ
ホームページへ