歳時記(diary):一月の項

一日

今年もよろしくおねがいいたします。
朝起きは新木場にて。まだ日が昇る前に車に乗って実家へ。途中でちょうど初日の出を拝むことができた。
実家で新年の挨拶を交わして、メシ食って家に帰ってくる。

二日

初出勤。早々に透析導入とかやる羽目になる。今年も荒れてるのぉ...。

三日

休日出勤二日目。この日は割と落ち着いていた、かな。

四日

仕事始め。そして外来始め。
外来は比較的少なめで、のんびりしていた。

五日

年末年始でベッドを使いきり、空床はほとんどないという状態で。体調悪い患者さんを外来で診るのがなかなかしんどい。

六日

土曜出勤してそのまま当直へ。
インフルエンザがだいぶ流行中。

七日

当直明け。
スキー合宿へ行ってきた子供たちの迎えに新宿へ。少し時間があったのでお茶を飲んで、子供たちを回収した後はそのまま歯医者へ。

八日

子どもと一緒に図書館へ。書棚で「星虫年代記」を見つけて読みふける。古くないよなあ、タイムパラドクスとしてもうまくできているし。振動床発電があちこちに仕込んである未来都市、いいよね。
あと懐かしかったのは「図書館戦隊ビブリオン」

九日

在宅患者さんの電話受け。今夜は鳴らずにほっと一息。

十日

透析学会演題締め切り近いのだが、結局手頃な縁台になりそうな症例がなく、自分で出すことにして。

十一日

外来日。透析もう始めた方がいい患者さんの説得に少々時間を費やす。体調自体がそんなに悪くないのでなかなか実感しにくいのはしょうがないと思うんだけれど「確定申告終わってから」って、そんなに先にしない方がいいよ&今なら入院は短期間で済むから退院後で確定申告は十分できるよなんてお話を。

十二日

週末退院予定が次々出て、ケースカンファ行く暇がなかった....。

十三日

朝早起きして車に荷物を積んで長野まで。富士見パノラマスキー場へ。
コースレイアウトとしては単純なんだけれど、ゴンドラで登ってから一気に下ってくるコースは滑り甲斐がある。ゲレンデ暴走族な感じの子どもたちは次々に下っては登る感じで、こちらはついていくので精いっぱい。高速で滑り下るというだけだと子どもの方が体重軽い分有利だなあと。
泊まりはプチホテル・Tombouctou。なんでも昔金田一少年のドラマのロケに使われたことがあるらしいログハウス風ホテル。他のお客さんもいなかったのでのんびりできた。

十四日

スキー二日目。富士見パノラマスキー場ゴンドラ上からの八ケ岳は今日は雲もかかっておらずとてもきれいだった。
相変わらずのゲレンデ暴走族と一緒にゴンドラに乗っては滑降の繰り返し。時間いっぱい滑ってから、近くのゆ〜とろんの湯に浸かって道の駅で蕎麦を食って帰ってきた。

十五日

夜は当直。入院ベッドなしで患者が少なかったけれど。
インフルエンザもだいぶ来る時期で、今夜も数人。迅速検査は抜きで、病歴と咽頭のインフルエンザ濾胞確認だけでおしまいにしてしまった。

十六日

入院患者が入らない日で少しのんびりだなあと思っていたら、仕舞いぎりぎりに患者が駆け込んでくる罠。早く帰ろうと思ったのになぁ。

十七日

口の悪い同僚、というのがいる。疲れてくるとなのか何なのか、いちいち表現が美しくない。
今日はあんまりだと思って一言いったら「冗談だ」と。全く面白くないんですがとさらに言うと黙ってしまった。
聞こえるところでものを言っているんだから、言動に責任を持って欲しいなあと。

十八日

外来やるために少し離れたところに出ているので、戻ったりというのが手間で。まぁ仕方ないんですが。

十九日

院内CPCのあとの飲み会にお相伴。普段話さない先生と話すのは面白い。

二十日

常磐線車内で分娩のニュースを聞いて「野良妊婦?陣発してるのに電車で行こうとした常識はずれ?」とか考えてしまったのはダメですな。調べた感じでは本気の墜落産だったようで。
少し時間があるところで「ガールズ・パンツァー最終章第一話」うん、面白く観た。

二十一日

泊まり明けで帰ってきて、その後はのんびりと。たまにはこんな日もないとね。

二十二日

朝一から負荷試験で早起き。おかげで仕事は早めに片付く。
雪が降り出してきたということで早帰り。

二十三日

起き出してみるとしっかり積もった雪。雪かきを少ししてから出勤。しばらく滑りやすい地面なんだろうなきっと。

二十四日

早めに仕事を終わらせて、腎生検の勉強会。他施設の症例はそれなりに面白い。

二十五日

外来日。夜は会議があって、そのまま新年会と相成る。

二十六日

早めに帰らないといけない日で、前倒しで仕事を進めていく。新入院の人が落ち着いていると仕事がたまらない(というか、発生しない?)

二十七日

羽田経由で沖縄へ。会議参加のため。

機内ではビタースイートガール(サークル「妖精時計」)を読み通す。戦争は始めるのはたやすく終わらせるのは難しい。まぁそれでも始めざるを得ない時はあるのだろうけれども。そんな意味で、戦いを手っ取り早い手段であるかのように喧伝するのはそれだけで考えが浅いと断じてもいいのかもしれない。

会議の後の二次会で泡盛ひと瓶頼んで、結局3人で飲んでしまった。

二十八日

会議第二ラウンド。会場までモノレール駅から少し歩けば....と思ったら、結構な細道坂道で。沖縄やっぱり車社会だなあ。歩いている人もあまり見かけないし。

帰りの機内の読書は「鹿の王」(上橋菜穂子)まだ読んでなかったんだけれど、面白く読む。ファンタジー小説なのに、現代医学はかけらも出てこないのに、医療小説大賞を獲ってしまうだけあるなぁ。

二十九日

夜の会議で色々脱力して帰ってくる。

三十日

当直。入院ベッドなしということで外来に特化した救急診療。結構しんどい。

三十一日

明けたところで職員検診って。結果が心配だけれど。
少し早めに帰って、子どもたちと皆既月食を見物した。


Written by Genesis
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