歳時記(diary):五月の項

一日

連休の谷間。検査や治療の計画が立てにくいのが連休の困りどころで。
夜は当直。穏やかな夜でよかったか。

二日

明け。
家に帰ってきたところで再度電話が鳴る。透析患者の急変とのこと。泊まりの医師と相談して、とりあえずは様子見、ということに。

三日

世の中的には黄金週間後半戦らしい。わたしとしては二日休み+二日休み、というくらい。まあ体を休めようか、という感じで。
相方希望で日帰り温泉へ。ゆっくり浸かって体をほぐして。ここしばらく肩関節周囲炎症状が続いているのだけれど、こっちには少しはいいのかな...。

艦これ春イベント開始ということでこちらも開始。恐る恐るE1は甲作戦を選択してトライ。初め潮由良Libettio朝霜三隈伊勢と組んでいたのだけれど、今一つボス撃破がうまくいかない。さらに軽巡・練巡を入れられると聞いたので朝霜三隈を抜いて五十鈴香取と入れる。五十鈴は先制対潜可能なので一隻先制対潜艦が増えた状態。これで道中支援を入れてストレートでクリア。
続いてE2は阿賀野大潮雷暁天城雲竜と組む。大潮はぎりぎりレベル65で大発を乗せられるところまであげているため。

四日

相方が仕事ということで子ども当番だったのだけれど....あんまりお出かけが気に入らなかったようで結局一日子供たちは家に居た。自分だけちょっと駅前まで出てお買い物。

さて寝ようかと思った辺りで病院から電話。透析患者の心不全来院と。‥‥しょーがないので病院に行って透析始めてくる。穿刺困難のためやむなく透析用カテーテル穿刺したりしたけど....

五日

透析勤務。 病棟対応も混ぜつついろいろと。レセプトチェックなんかも山とあり。 夕刻急変対応までして。明日のおでかけ準備まで。

六日

早起きして新幹線で静岡へ。金谷から大井川鉄道が今回の目的地。S L乗車が最大のターゲットということで、事前予約もしておいた。早めに金谷にはついて、周辺の転車台やプラザの見学を。特別企画として整備工場の見学をやっていたのでこれも見物。
かわね路13号にて千頭へ。レトロな直角座席がノスタルジックでよい感じ。千頭で井川鉄道へ乗り換え。車内で車掌さんが案内放送しながら停車時の業務をさばいていて、アプトいちしろではトイレまでチェックしてから発車させていた。
奥大井湖上で降りるのも考慮していたけれど、降りたあとの接続が悪いことがあり、閑蔵まで行ってバスでもどることにした。とちゅうちらちら井川線がみえるけれど、よくもまあこんな崖の上に、と言う感じで。曲りくねり具合といい、歴史を感じてみたり、した。
千頭からはバスで寸又峡。本日の宿は光山荘。まだ少し時間があったので、外森山ハイキングコースを少し歩いてみるかと行ってみたのだけれど、外森神社前の「落ちない大石」を過ぎて神社から先は普通に山道。ハイキングコースじゃねえよコレとかいいながら、先に進むほど元気がなくて戻ってきた。
夕食は品数も多くてなかなか豪華。堪能した。

七日

ゆっくり寝て、たっぷり朝食食べてから、夢の吊り橋と飛龍橋へのハイキング。廃道サイト「山行が」あたりで事前学習しておいたので(ぉぃ、かつての千頭林鉄やら周辺の廃道情報はあたまに入っていたので見て歩くだけでけっこう楽しめた。夢の吊り橋は人が多い時用の一方通行だったけれど、それほど待たずに渡橋できた。人によって歩くと揺れる人、そうでもない人あるなあ、と。その後ぐるりと飛龍橋を回って遊歩道を戻る。

帰りはふつうにバスで千頭、それから大井川鉄道で金谷。静岡まで来てみると新幹線の指定は売り切れで、自由席で帰ってきた。
帰りの大井川鉄道はぼーっと車窓を眺めながら過ごしたのだけれど、ふと、「また夏が来る」と思った。思いだしたのは、Air。美凪の父は駅員で、その駅はすでに閉鎖されている。二時間に一本走るだけの大鉄が、ふと、美凪の父の鉄道会社に重なったのかも知れない。寸又峡も以前は林鉄とは言え鉄路が乗り入れており、それは林業の衰退とともに廃止されている。そんな田舎町でも、そこに住む人たちの思いはあり、続いていく。そんなことを思った。

八日

連休明け。新人研修医たちが病棟立ち回りを始めており、しばらく落ち着かないんだろうなぁと思いながら。

九日

少しゆっくり病棟回って、夕方院内学習会の実行委員会があって。あとはCPCの準備とか。

十日

産休明けの先生が結構がんばっていて、「子どもさんはどう?」って聞いたら「熱出さないんで助かってます〜」うん、それは何より親孝行だ。

十一日

外来。んー普通混み、位?それがすでに多いのだけれど。

十二日

入院少なくてよかった...
夜のケースカンファまで出て、帰る。

十三日

子どもの学校公開。パソコン授業を初めて見た。ウチの子が自信あり気に発表しているのは初めてみたかもしれない...。

艦これ少しずつ進めていたのだけれど、本日E5乙ラストゲージ。空母機動だとやや破壊力不足を感じて水上に変更。それでも今一つなので軽空母二隻ではなく加賀に対空高い戦闘機を詰め込んでぎりぎり航空優勢を確保する程度にして、長門霧島Warspite榛名摩耶加賀と第一艦隊に並べる。第二艦隊は阿武隈那智北上木曾初霜霞と特効艦をできるだけ入れるようにして、初霜のカットインに最後の期待をかける形。無事ラストダンスまで到達したところで霧島を武蔵に入れ替えて、それまで入れていなかった決戦支援をいれ防空に使用していた第三基地航空隊をボスに飛ばす。無事二回目にゲージ破壊を果たす。
あとはまだ迎えていない神威・占守の二人をどこまで追いかけるか。

十四日

子供たちと一緒に六都科学館へ遊びに行く。ようやくクイズラリーを楽しめるようになってきた子供たちが何度も走り回ってラリーを回っていた。

夜は当直。

十五日

当直明け。とは言えなかなか明けに帰る余裕がない。

十六日

患者はだいぶ落ち着いてきているところで、一息ついた感じ。
夜は在宅当直で。

十七日

夜、父瞑目す。
急なことではないので驚きはないのだが、介護を担っていた母と、逆縁となった祖母のことが気にかかるところで。しばらく忌引をとるので最低限度の処理を済ませて休むこととした。

十八日

父は剖検をしてもらったので、午後に引き取ってきて自宅に安置。葬儀社の人と打ち合わせして、慌ただしく葬儀日程を決めて。母としては無宗教でやりたそうだったけれどそうすると全部内容をプログラムしないといけなくなるな、といったら、そこまでは組めないと思ったのか概ね仏式で執り行うことに。会場押さえなどの手配はさすがに葬儀屋さんが手際よく進めてくれた。

十九日

午後は納棺。旅立ちの供を選んで納める。
葬儀の手配も大体めどがついた感じで。

二十日

疲れているのか結構寝てしまった。
午後、「笑う朗読」へ。喪中では不謹慎かなぁとは思ったのだけれど、葬祭に影響があるわけでもなく、せっかくチケットもあるので行ってくる。
お目当てはさだまさし書き下ろしの朗読劇「戦友」二人劇で、配役が大塚明夫と山寺宏一。最後まで二人の名前は出てこないまま、戦場で話は終わる。個人的には大塚さんが演じてた役は少し訛りが入っていて、この訛りは東北の方かなぁとか考えてた。なんの関係もない、戦場でたまたま隣り合っただけだと思っていた二人の間のつながりが見えたところで、総ては吹き飛んでしまう。さだまさしにしてはすこしドライな感じが、あえて狙った効果なのかもしれない。
「あの世で唄えば」は、たぶん主役は悠木碧さんなんだとおもうけれど、それより井上喜久子&ほの花に会場の興味は集まっていた気が。母17歳娘16歳の設定はいろいろと問題が(吐血) 音痴の歌声ってのも本気で演じると難しい気がするんですがさすがですね。
トリは野沢雅子さん主役で女性の一代記。子どものころから死を間近にした老境まですべて野沢さんが主役で。何不自由ない幼いお嬢さんの声から闇市のおかみさんの声まで、自在に演じ分けるのはさすが。
声優の本気をゆっくり堪能してきた。

二十一日

夜、通夜。思いもかけず参列者が多く、微妙に焦ってみたり。遠くから親族がだいぶ来てくれたので、通夜ぶるまいは比較的話が弾んだ感じで。
会場は小さなお寺を借りたのだけれど、車いすでも問題なく出入りできるバリアフリーになっていてちょっと驚き。それを理由に選んだ訳ではないのだけれど、障害のある参列者もいたのでありがたかった。

二十二日

告別式を終えて、出棺し荼毘に付す。喪主ではないのだけれど出棺のときの挨拶を押し付けられたので一言二言喋って。

二十三日

本日よりお仕事復帰。幸いその間のお仕事は他の先生で回してもらえていて助かった。

二十四日

もうすっかり平常営業にお仕事が来る。もーちょっと楽したいなぁとか。

二十五日

先週外来休んでいるのだけれど、その分は代診してもらったのであまり影響なし。今月は祝日一回あったのでちょっときつめ、来月は五週間ある分少し予約の余裕がある感じ。

二十六日

学生時代の悪友が夜近所に来るということで、飲み会設定。医師研修でつながりはあったのだけれど会うのはほんとに久しぶりで。変わってない感じは懐かしくある感じで。

二十七日

土曜出勤してそのまま夜まで。
昨夜入院した急性腎不全患者、午後から透析開始で。原因なんだろうと悩むところ。

二十八日

オンコールは起こされることはなく終了。
午前中息子の塾の説明会に行き、午後は実家に顔出し。

夜は撮りためた録画の消費。進撃の巨人とクロックワークプラネット、サクラダリセット。あとはアトム・ザ・ビギニングも録りはじめていて結構豊作な感じ。

二十九日

夜は腎生検カンファ。

三十日

つきあいでお出かけ。‥‥あんまり楽しくないことがよくわかった、かな。

三十一日

夜は勉強会に一人で出かける。結構勉強になった。


Written by Genesis
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