歳時記(diary):三月の項

一日

日中普通に仕事して、夜は当直までしていたりする。

二日

外来が終わらねぇ....といやになってもやっぱり終わらないので必死に集中力を維持している午後。

三日

研修医の受け持ち症例が割と多彩で、検討に熱が入ると時間がかかる。まぁ教育上必要なことなので悪くはないけれど。

四日

夜は同僚結婚祝いの会で、病院関係者に絞ってたくさん呼んでいたので、いろんな職場の人が集まっていた。

五日

休日。
twitter経由で「保育所への預けやすさと虐待相談率」というグラフをみる。虐待の発生件数は少ないほうがいいけれど、真の発生数と覚知数が乖離してはいけないわけで。まずは覚知数を発生数に近づける努力が求められる、と思うと、保育所への預けやすさがとても大事、と思う。

六日

情報処理学会公式LINEスタンプが面白い。「この分野は素人なのですが...」とか特に。

七日

当直明け。割と落ち着いていた、かな。

八日

労基署業務を民間委託というニュースを聞いて耳を疑った。労働基準監督官って司法警察官職務をこなす立場で、逮捕も状況次第で可能なわけで。そんなある意味ばりばりの国家権力を民間委託するってアリかよ、と。人数なんぞ公務員なんだからお国で決めて増員すればいいだけじゃないか、と。
民間委託することで強制捜査とかやりにくくする意図なんじゃないかと勘ぐってしまった。

九日

透析みて外来やって。今日は何だか予約少なくてのんびりだった。

十日

病棟対応して午後カンファで。
レア病態を次々研修医が引いてくるので、教えるこちらもあまりうかうかしていられない。

十一日

いったん仕事場に行ってから休日。とりあえずよく寝る。

十二日

朝一から久し振りにトランポランド、としてみたら、表に行列ができていてびっくり。時間のこともあって、ゆっくり遊ぶのはムリと判断して撤退。近場の運動公園を散歩して帰ってきた。
あとは歯医者くらいか。

十三日

夜は腎生検カンファレンス。検討の後一杯やって終了。

十四日

子どもが熱を出しているということで仕事の調整が必要で。今夜は当直だったけれど、時間を動かしてもらったり。
こういったことを急に頼めて対応してもらえる分ありがたいと思うのだけれど。

十五日

当直明けでいったん家に帰って子どもを病児保育に。だいぶ熱は下がって来たので安心していたのだけれど、一応と言って調べたインフルエンザが思い切りB型陽性ということでまだまだ学校へは行けないということに。預け終わってから再度仕事。
ホワイトデーのプレゼント、一日遅れて持っていて配布。

十六日

本日も病児保育の利用。本人は嬉々として行くのでまあいいか。

十七日

子どもはだいぶ元気になってきて、のんびりお留守番で。夜のCPCまで参加して帰宅。

十八日

土曜出勤。割と落ち着いていてよかった、かな。

十九日

朝から映画に出かける。子どものリクエストでドラえもんにつき合う。ひるね姫観たいなぁ。
まあでもつくりは安定していて楽しめる。長編だとポケットのひみつ道具の使い方がアレンジ豊かというか機転がきいているというか。

二十日

子供当番でカラオケへ。2時間歌って帰って来た。

インフルエンザの治癒証明を学校から求められてため息。すでに文部科学省から「症状がないにもかかわらず、新型インフルエンザに感染していないことを証明するために、医療機関を受診させ簡易迅速検査や PCR 検査を行う意義はない」と出ているのだけれど。(H21.10.19付事務連絡) 結局自分で適当に書いてしまった。

二十一日

当直。インフルエンザの流行もだいぶ収束のようで。

二十二日

当直明け。終わりになると結構眠い。

二十三日

外来やってその後は当直で。

二十四日

当直明け。んでもって入院予約の患者さんが入院するのしないのと受付で難色を示して話し合いですっかりSAN値を削られた感じで。

二十五日

出勤して、夕方から院内勉強会。打ち上げまで出て帰ってきた。

二十六日

外は雨だし、休みだしで家でだらだら。
昨日の飲み会でタイムリープもののSF小説なんて話をしたものだから、久しぶりに「猫の尻尾も借りてきて」(久米康之)を読み直す。今読んでも十分に面白いと思う。中古で手に入れると結構値が張るらしい。

二十七日

研修医の研修修了式。終わって軽く打ち上げして。病棟の飲み会もはしごってなんかやけに忙しいな。

二十八日

夜は透析室の歓送会。二日続けて飲み会かよ。

二十九日

一人当番の時に限って重症が来るってどうよ。緊急血漿交換とか、やりたくねぇ...。

三十日

午後外来がちょっとのんびりだったので何人かサマリを書いてみたり。年度末で異動などにより外来を離れる方も数人。

三十一日

夜は医局ケースカンファレンス。当科担当ということで研修医の発表を聞く。日本語表現あまり得意じゃないようなのだけれど文章の内容はしっかりしているという割と珍しいタイプ。直観的な理解が得意なのかなぁ。
終わって残務片づけたりしていたら患者急変の報有り蘇生処置。甲斐なく看取りになった。


Written by Genesis
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