歳時記(diary):八月の項

一日

相模原の殺傷事件犯人が措置入院歴有りってことで話題になっている。でも報道を見る限り、統合失調や鬱病というよりは極端な優生思想の持ち主という感じで、それならいくら措置入院したって犯罪は防げないよな、と思ってしまう。

二日

ルーティーン業務しているだけで時間が進む。持ち数も割と多いし。

三日

当直。
夜半に来院したのは下腹部痛男性。おなか触っていても痛くないようで、コイツは...と思ってズボンを脱がして触ってみると、やっぱり痛いのはいわゆる睾丸。精巣上体炎だろうと見当をつける。
抗生剤使って様子を見る病気だけど、痛い場所が場所だけに結構つらいだろうなぁ。

四日

当直明け。そいでもって午後までがっちり仕事はある。

五日

しばらく前にアルコール関連障害で入院させた患者が数々の奇行を見せるというので噂が聞こえてくる。うーんやっぱり酒って薬物だよなぁ。

六日

土曜出勤。
ひと月ほど避暑で別荘にいる患者さんから電話。薬がなくなるから処方してくれと。‥‥無診察処方は禁止ですが。事前に言ってくれれば多めに処方しておく手も使えたのだけれど今旅先だから郵送してくれってのはなしでしょう。
やり取りの末、人を頼んで何とかしてもらうことに。‥‥でもその人おそらくその件で報酬貰えそうにない。無茶振りに従容として対応する姿を見つつ、「愛多き人って好きよ。喜んで支配されてくれるから」なんてジルーネ・ワイバー嬢の台詞を思い出してみる。

夜は透析室の歓送会。それ終わってから引き継ぎ資料作成して、日付替わるまで病院にいた。

七日

DHC Q400にて鹿児島から屋久島へ。ちょうどつばさの下から地上が見えるような席で楽しく見物。
屋久島着いてさてどうしようかといいつつ、宿への道中にある海水浴場ということで春田浜海水浴場へ。隆起珊瑚礁によって天然のプール状態で、よくみるとサンゴや小魚も見られるという。人少なめ、設備少なめ、狭いということでそれほどお勧めではないのだけれど、波が静かで水温が高めってのはメリットかな。

宿は風の散歩道。連泊の予定で。

八日

本日は白谷雲水峡目的。
宿の人おすすめの弁当屋「かもがわ」でお弁当買っていく。店先の看板にLunch Kamogawaみたいに書いてあるのを息子に読ませたら、「英語」って言ったのに日本語を読みやがる。
雲水峡は太鼓岩を目標に楠川歩道まわりで。苔むす森の中でだいぶ子供らは文句が多くなってきていて、辻峠までやっとこたどり着いて昼食。座ってゆっくり食べられたせいかそのあとは元気に太鼓岩まで登って降りてきた。余裕があれば奉行杉などへも寄り道したかったけれど、体力的に厳しいと判断して同じ道を降りてきた。

白谷雲水峡からおりてきて、楠川温泉に入って。その後はトローキの滝を眺めてから宿へ。
夜は真っ暗な道まで下って星空観察。さそり座をきちんと見たのは初めてかも。試みに地べたに置いたEOS kiss digital Xをシャッター時間だけ30秒に合わせて撮ってみたらわりに綺麗に撮れた感じ。

九日

この日は一湊海水浴場へ。
朝九時前についてみたらそれほど混んでおらず。結局最後まであまり混むことはなく。のんびり遊べた。シュノーケル抱えて海の中を見ていたのだけれど、すぐに深くなるので子供たちは遊びにくそうだった。
その後は屋久島食堂で食事して、土産物を発送。喫茶樹林でケーキ食べて帰ってきた。

夕食食べた後で栗生浜まで車を飛ばしてみる。ウミガメがふ化して海に戻る時期で、砂の中から出てくるところが見られるかも、と。車通りの少ない県道を飛ばして、着いてみたらちょうど保護団体の人と思われる案内の人も同時に着いた、という。ちょうど砂の中から出てきたところを見つけて、海に還っていくところまで見届けることができた。

十日

朝から海水浴装備で塚崎タイドプールへ。干潮時がよいと書いてあるガイドが多いけれど、満潮時でも十分に楽しめる。ただしおもっきり岩場なので海中でもシューズ必須。ダイビンググローブも多分あったほうがいい。(実際指をちょっと切った)浅いところでシュノーケルで魚を見つめるもよし、もう少し深いところに泳ぎ出すもよし。水中眼鏡・水着なしなら干潮時に潮が引いたところで魚を見たりする遊び方だろう。

大川の滝を見て、昼食を食べようと思ったらそれ相応の店が見当たらず。しょーがないので永田まで西部林道を抜けてから食べ物屋を探すことに。ところがここで対向車にこすられる事故発生で。事故報告しようにも携帯電話がつながらないエリアということで、カーブミラーのNoを控えておいて、後で警察に届けるという。ローテクだよなぁ..。

永田浜へ出て、うみがめ館を見た後、さすがに西部林道を戻る気にはなれずに宮之浦経由で屋久島警察署へ。その後で湯泊温泉へ。
開放的で小さな露天風呂。奥の方には着衣入浴できる混浴があるらしいが、手前は一応着衣不可とのこと。この辺は一緒に入った地元のおじさんから聞いたこと。同じ湯船で仕切りがあるだけなので、ほとんど混浴。そういうスタイルが嫌いな方は入らないほうがいいだろう。
おじさんにいろいろ話しかけられて、慣れていないようでキョドっていた息子。「将来はお医者さん?」と聞かれて、料理がしたいとかつぶやきながら、その後にボソッと「お医者さんなら病理かなぁ。」…岸先生に毒されただろうお前。

十一日

朝から荷物をまとめて帰り道。少し余裕があったので樹林でコーヒー飲んで。置いてあった「風の谷のナウシカ」漫画版を読みふけったりして。

その後は鹿児島空港を経由して羽田便で。

十二日

相方は仕事でわたしだけ休み。
週末に入れられなかった歯医者に行く。次回は抜歯、といわれた息子涙目で。‥‥お前もう少し打たれ強くなれよ..。

十三日

夏コミ参加。屋久島にいる間のニュースとしては相当な猛暑になっていたのでいろいろ覚悟していたのだが、少し暑さが和らいでいてある意味平常営業のコミケ救護室。もちろん夏は結構体力的には厳しいところなのでそれなりに来る人はいましたがね。
二日目夜は今回企業ブースからサークルブースへと衣替え作業があるということで、少し遅くまで待機をしていた。

十四日

夏コミ最終日。少し出回って本も買ってきた。

十五日

久しぶりの仕事。
たまっている事柄対応に新患。

夜ちょっと艦これ。夏イベントE-2の攻略。乙作戦にて。火力強めで回数こなす戦術にて。S勝利はだいぶとったけれどそれでもレア艦は出ず。

十六日

当直の相方は今年三年目の先生。当直独立してはじめて、ということでちょっと初々しいような。

十七日

当直明け。でも夏休みの関係で夜までお仕事がある。

十八日

外来は予約枠オーバーの数が最近はコンスタントに入っている。来週なんか枠+10近くオーバーしてるんだが大丈夫なのか俺。
夜は在宅当直。当直が続いているのをあまり突っ込んではいけないということで。

十九日

受け持ち数が多いと気が焦る感じがして、病棟にいる時間が増えて早めに仕事を終えようという動き方になる。悪くはないのだが、気ぜわしい。
艦これE-3は結局丙に変更して攻略進行。ルート固定艦はそんなに育っていない&すでにE-1などで使ってしまっていたということで、最短コースの進行は望むべくもなく。とは言え、丙にして手持ちの最高レベルの艦で空母機動艦隊を作るとさすがにかなりの確率でボスまで到達する。ボスまで届けばS勝利は支援艦隊なしでも可能なレベルで、ようやくゲージ半分くらい削った。

二十日

朝から相方と立川へ。シン・ゴジラ爆音上映に。
予告編やっている時はうるさく感じた低音が、本編ではそう感じないのは調整の賜物なのでしょうか。話の後半は立川が主要な舞台になっていて、それも面白い。
あとは戦車隊の行進間射撃とかアメリカの核攻撃に先んじてゴジラを倒すための各部門の全力投球の様子とか。ヤシマ作戦の盛り上げ方を思い出させる感じで。
午後から神宮花火。雨の隙間で楽しむことができた。

二十一日

午前中少しカメラ屋物色。小学生に持たせても使えそう&壊さないデジカメ、ってコンセプトでちょっと探す。いまのところオリンパスのToughシリーズとかリコーのWG-5とか。衝撃に強いコンセプトの商品が妥当かなぁ。
午後は南大沢に移動して「秘密 -Top Secret-」鑑賞。二日続けて映画は初めてかも。原作には忠実なんだけど、キャスティングとして薪警視正が違和感、というのが相方との共通見解。もっとも原作通りといえるような役者さんも思いつかないんだけど。

夜艦これ。無事にE3丙を撃破。E4に取り掛かってとりあえず乙でギミック解除は行ったんだけど、資源の底がそろそろ見えつつあるので期間内に無事に撃破できるかどうか。

二十二日

入院が続いて右往左往する一日。入院時カルテ書ききれないよ..。

二十三日

夜は当直。何だかあまり呼ばれない夜だった。

二十四日

当直明け。
仕事終わって帰ろうとするとメールが来ている。どうも昨夜届いていたらしい。息子がお泊まり企画にチェスボード持っていきたいらしい由。何でそんなもん持っていこうとするんだ息子よ...。

二十五日

大量外来を捌こうと、少し早めに始めるよと看護師さんに言っておいた。早めに来て検査とかやっておく人もいるので。行ってみたら患者さんに特に案内していなかったようで、結局患者さんたちはいつも始まる時間に来るという..。もう少しものを考えて仕事してくれとか。

艦これイベント、E4乙は順調にラストダンスまで突入したもののそこからが進まない。試行回数重ねれば何とかなるような気もするのだが、資源と時間の問題でそんなに回数重ねられない。どうにも破れないので諦めて丙にすることを決めて寝る。

二十六日

先日退院したばかりの患者さんがトラブル再発で来院する。お互いに顔を見合わせてがっかりなのはこんな時。

二十七日

当直は雨のせいかそれほど多くはなく。いつの間にか病棟は満床が近い状態なのだけれど。

二十八日

明け。家に帰った後は実家に顔を出して、その後は子どもの歯医者で。
夜艦これイベントを進める。E4丙はほぼ敵ボス旗艦撃破を繰り返してS/A勝利できていたのだけれど、一度だけ討ち漏らして最終編成のボスと対戦。昼戦で重巡夏姫を撃破したもののまだ随伴が残っていて、まだ戦闘は終わっていないのにボスが呟く台詞が聞こえはじめ。その後夜戦という。
ともあれ無事にWarspiteを入手。
さて、あとは大淀さん狙いでE2掘りに行くか..。

二十九日

台風の前触れの雨が少々強い一日。
退職される先生の送別会を医局で簡単に。お世話になった先生だけに感慨もひとしおで。

残りの期間で大淀掘ろうと思ってE2へひたすら出撃。E2Dを狙いつつ、時々ボスでPrintz Eugenを狙っていたら、Printz Eugenは六回目のボスS勝利でドロップ。大淀は30回S勝利を重ねてもドロップせず。もう少しやってみるか。

三十日

帰ってみると息子の自由研究の終わるめどがない。相方も日中は仕事だし、夜の間にめどをつけるしかないので、わきで息子の宿題見張り番を結局午前二時すぎまで。‥‥いや無理やりでもやらせようまでは思ってなかったんで、よくそこまで作業続けたな息子..。

三十一日

昨夜は寝るの遅くなったのに、朝方五時すぎに看取り対応で電話が鳴る。うぐぅ..。
結局40回ほどE2 Dマス進攻しても大淀ドロップなし。ちっ。


Written by Genesis
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