歳時記(diary):七月の項

一日

当直明け。
酔いつぶれていた女性を入院させて朝方話を聞いてみたら、DV被害があってのことの様子。だからといって飲みつぶれていてはよくなることはないとか説教して帰したのだが。今後が心配なケース。

二日

土曜出勤。朝少し寝過ごし。
患者が少なめなので比較的のんびり仕事。

三日

朝から患者勉強会の講師。終わったら家にとって返して子供の歯医者。
終わったら実家のPCの面倒見て。あちこち飛び回る日。

四日

研修医の受け持ち患者が消化管出血ということで、一緒に動きながら内視鏡の算段つけたりなんだり。こうして鍛えるしかないのだけれど。

五日

明日小プレゼンやるのでそのまとめとか。

六日

夜小講演。お題は「透析非導入」
受けたくない治療は受けなくていい、と思うんですよ。でも、治療を受けるかどうかの決断を適切にサポートするのってとても難しいと思うのです。

七日

夜は当直。麻疹かも、なんて高熱の人が救急車で来てみたり。‥‥何日も前から症状あったなら救急車にするなよ...。

八日

艦これ、第十一駆逐隊対潜哨戒任務終了。ほとんど初期状態の艦四隻を対潜装備てんこ盛りにして出撃するだけで、それることなく一発でA勝利。

九日

休日の土曜日。朝からのんびりする。幼女戦記アニメ化のニュースからねとらぼ経由で艦これ気象学に行き着く。

十日

参議院選挙投票日。お出かけがてら投票に行ったら、なんだか患者さんと行きあった気が...。
夜池上さんの開票速報なんぞ見ていたのだけれど、宮司の石川さんって、さだまさしのステージトークにでてくる仏滅神主氏じゃん....。

十一日

ややレアな肺ガンの透析患者の相談受け。化学療法効くといいのだけれど。
透析受けているような人だと薬物動態が普通ではないので抗がん剤のようなデリケートな薬剤の投与はよく考える必要がある。そこをやってこその医者とは思うのだけれど。

十二日

夜は当直。
数日続く高熱といって夜に来る患者。麻疹とかどうかなぁとは思ったけれど確証なし。

十三日

当直明け。結構へばっていた...

十四日

腎生検。診断不明につき再度の実施という例。

十五日

入院二人。シャント関係が続く。自分で手術はしていないので頼まないといけないところが申し訳ない感じで。

十六日

土曜出勤。当直まである隙間時間で清水国道レポートとかよみふける。
こういう無駄な労力(褒め言葉)好きですけどね。きっと世の中に埋もれた歴史は山のようにあるんだろう、とか。

十七日

当直明け。車点検に出して、子どもを歯医者につれて行って。時間が空いたら疲れて昼寝してしまった。

十八日

朝起きてみたらトランポランドに行く話がすっかり固まっている罠。一通り飛び回って近くの焼き肉屋でがっちり食べて。
その後ビックサイトへまわってコミケット拡大集会。行き帰りの電車で「バッカーノ! 1934 獄中編」「バッカーノ! 1934 娑婆編」読了。

十九日

朝方に院内CPA発生で緊急コールかかる。甲斐なく亡くなられたのだが....

二十日

人工血管グラフトシャント手術を一人。結構な高齢なのだけれど、頭がそれなりにしっかりしているのであまり放置もできないし。

二十一日

外来定期フォローの超高齢者。施設入所中なのだが紹介状持ってきて貧血精査を、と。大腸カメラどうですかって内容だったんだが、リスクとベネフィット、というところをどう考えているのかと問い詰めたい感じで。大腸カメラ結構しんどいんだぞ、特に前処置の下剤が。

二十二日

当直明けて、カンファやってケースカンファレンスでて帰ってくる。

二十三日

NSTセミナー参加。19時までの設定で結構長いな〜と思ったら、厚労省の指定で10時間必要らしい。……休憩時間ないじゃん。昼食休憩もなしでランチョンセミナーやる強行軍。ほとんど離席もせずにセミナー受けていた。こんなの久しぶりだなぁ。大学の授業以来かも。
内容はこれまであちこちで拾っていた知識の総集という感じであまり新しい感じはしなかったのだけれど、まとめにはなった。
肥満状態でのPermissive underfeeding では蛋白負荷は行っていい、なんて話を聞きながら、これってマイルドな糖質制限ダイエットだよねとか思った。

行き帰りの電車の中で「知らない映画のサントラを聴く」(竹宮ゆゆこ)を読む。何でしょうかこの切迫感。一言でいうと割と好きですが。

二十四日

親と一緒に信州へ。初めは上高地でハイキング計画だったのだけれど、道のり遠すぎね?とその場で話が出て結局アルプス公園と安曇野ちひろ美術館へ。

二十五日

いつもの仕事を一通り。普段より外来が時間かかった、かな。

二十六日

夜は当直。
数は少なめで割りに落ち着いていた。

二十七日

当直明け。
で、休みをとって子どもをアルプス子ども会へ送り出し。結構勇んで準備していたのだけれど、一人で出発するのがはじめてでいざ出発となると心細くなった様子。尻を叩いて行かせてはみたものの、さてどうなることやら。何とか行くぞと決めた後はそれほど動揺しているようではなかったのだけれど。

二十八日

朝からトラブルシュートがいくつか。まぁTrouble is my business.と思わなきゃやってられない仕事だけど。

二十九日

医局ケースカンファレンスのお題は椎体の外固定術。整形外科だけれど、取り上げられてたのが自分の患者だったりして。

三十日

土曜出勤。夜の当番までやって帰宅。

三十一日

朝一番で都知事選挙投票に。どうせなら投票箱確認しようと早めに行ったけれど、残念ながら二番目の到着で。ちぇ。
日直仕事やって帰ってきて、夜は子供たちのリクエストで花火大会を。


Written by Genesis
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