歳時記(diary):六月の項

一日

朝方艦これE-7丙ラスト出撃。結局割れず。ボーキサイトはほぼ底をついた。
陸上型に対する有効装備が三式弾だけ、ってのがきついかなぁ。もっとも、多くの装備が開発不可なんでどうにもならないんですが。

二日

先日退院して在宅に戻った患者さん。病診連携で救急時のために情報が届いていたのだけれど、情報提供書の末尾に「○日-×日入院。元気で戻ってこられた」。もともと診ている先生から「元気に帰ってきてよかった」なら、自分の仕事も悪くなかったと褒めてもらった気になれる。

三日

透析するしないでもめている人が入院患者に複数。なまじっかやろうとすればできてしまう人が少なくなく、「やってやれなくはないがやった結果はおそらく不幸になる」ことをどう患者さんやその周りの人々に伝えるか、で悩んだり。

四日

土曜出勤。夜までしっかり仕事。

五日

朝から所用を済ませて、午後からコミケ拡大準備集会。

六日

外来やって夜の透析当番までやって。学会発表ネタが大体かたづいているのでまぁいいか。

七日

夜は当直。緊急透析適応患者が来たくらいでまぁ普通?(ぉぃ)

八日

日付替わった辺りで透析患者の狭心症発作らしい患者が来院。心不全合併ってことでICU上げて緊急透析回して。‥‥これって循環器科持ちなのか腎臓内科持ちなのか、とか。

腎不全末期の入院患者さん家族と面談。透析をするべきか、せざるべきか。本人は認知症があって判断できず、家族にしてみれば生きていてほしい思いとそれを実行するために多大な労力を払わなければならないこととのバーターになる。
「痛みなら、一瞬ですむ」景王陽子の独白を、こんな時に思い出したりする。

九日

午後は外来やって、夜透析の当番まで、こなす。

十日

透析学会始まっていて、一人仕事の日。
幸い突発事態はなく過ごすことができて何より。

十一日

日中仕事して、午後から出かけて透析学会へ。道中ではブギーポップ読んだりしていた。

十二日

泊まりのホテルは学会会場までちょっと歩く、というロケーションで。もっと遠けりゃタクシーとか使ったんだけど、歩くと疲れる、タクるともったいない、そんなロケーションだった。

一通り興味をひかれた演題を聞いて、単位を取得して戻ってくる。

十三日

リウマチ末期の腎障害が紹介されてくる。長年きっちり標準的なリウマチ治療やってなかったツケなんだが。今からだとリウマチの治療やってもらう以外なんとも手が出せず。そのような返書を記載する。

十四日

夜は当直。ここんところ割に落ち着いている。

十五日

高カリウム血症の入院有り。腎不全患者にNSAIDs気軽に出すなよ...。

透析一歩手前、というか本人希望さえあればとっくに透析を始めていたような高度腎不全患者がいよいよ透析治療希望とのことで相談が来る。
ためらってしまう理由はこの方が過去わがまま放題を尽くしてきた病歴があるからで、つらいことがあれば透析もいやだと後で言い出す可能性は限りなく高い。一応知的にはそれなりにしっかりしているので、無碍に本人の希望を踏みにじるわけには行かないので、「汝総ての希望を捨てよ」ぐらい言い渡しておいて透析始めるようかなぁ。

十六日

午後は外来。何だか今月は少し余裕があるような...予約外来なのだけれど。

十七日

午後のカンファにお客様。法人内の診療所の先生。透析やっているので勉強ってことで。顔合わせての関係って重要だよね、とか。

十八日

腎学会やっているのだけれど出られず...。

十九日

MacTeX 2016出ているようだったのでBasc TeXをダウンロード。Webを参照しながら入れ替えを済ませる。一応ヒラギノが参照できるように設定して終了。
basicTeXでも使うパッケージを一つずつインストールはできるので、多分困らないだろうと思いながら。

二十日

調子の悪い患者さんが下血したといって呼ばれる。消化管って結構弱り目にたたり目見たいなトラブルを起こすことが多くて、困ったもんだと思いつつあちこちにお願いに回る。

二十一日

最近免疫抑制に伴う日和見感染例が増えた気が。症状乏しい例はやっぱり検査の進歩で見つかりやすくなったんだろうなぁ。

二十二日

夜は当直。アルコール呑みすぎの急性膵炎とか来て、自業自得と突き放しても仕事が終わらない現実を見たりする。

二十三日

明け。日和見感染報告また一つ...

二十四日

午後の回診は研修医の患者の検討で相当に時間を費やす。なにせいろいろこんがらがっている症例でねぇ...。

二十五日

朝少し病院へ行って研修医の面倒を見た後、娘の踊りを見に行く。若干ハプニングはありつつも、そこで止まらず踊りきったのは褒めるべきだろうなきっと。
その後はご褒美含めて夕食会。寿司をたらふく食べてご満悦だった。

二十六日

午後研究会に参加。
帰ってきてからPC弄り。古いMacBookはEl Capitanにしてあるのだけれど、そちらにもTeXLive2016をインストール。MacTeXBasicで入れて他のパッケージは適宜入れればいいだろうと思ったら、ヒラギノを使うためのcjk-gs-integrate.plスクリプトがインストールされていないという罠があり。TeXLiveユーティリティのパッケージインストールから検索したらcjk-gs-integrateが見つかったのでこれをインストールしたら所定の位置にしっかりスクリプトが出てきた。

二十七日

急な休みで結局夜まで仕事するハメに。

二十八日

夜は透析室の送別会。時期外れに異動がありまして。

二十九日

夜は病理の先生と腎生検カンファレンス。二日続けて外食だよ。

三十日

夜は当直。酔いつぶれて搬送されてくる人とか。困ったもんだ。


Written by Genesis
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