歳時記(diary):八月の項

一日

歯医者に子供を連れて行く...はずが日付間違いであることが判明。しくしく。

二日

午前中に「バケモノの子」を観におでかけ。息子は「怖いからいかない」と最初からパス、娘も見終わった後「最後が怖かった」目に見えるオバケや激しいバトル、見かけの怖さもそうなのだけれど、心の闇とか異形が最後は結構迫力あるからなー。個人的にはいい映画だったと思う。

三日

仕事再開。土産物配ったりなんだり。

四日

夜は某会議。
宿題でやがんの。今月中って正気かよとか。

五日

CPCとか発表とかやらないといけないなーと思いつつ、空いた時間でちまちまお仕事。
コミケットカタログがWin版しか無くなるということで、Windows購入を思案。手持ちのMacにインストールするのが妥当かな、と、とりあえずディスクを注文。

六日

夜は電話当番。

七日

CPCの資料はあらかたできた感じだけれど..もう少し突っ込んだものにしようと思うとなかなか難しい。

八日

朝から出勤して、夜は当直。それなりにつぎつぎ来た、かな。

九日

当直明け。帰ってきてMac Mini(Late2012)へのYosemiteインストールとBootcampでのWindows7インストールを。
昼に息子のお出かけ行くことにしていたのでその前にYosemiteインストールを仕込む。こちらは特に問題なし。帰ってきてからWindows7インストール。まずisoディスクイメージを作成、事前に色々調べていたので、周辺機器を外してキーボードとISOイメージ書き込んだUSBだけにして起動しておくと割にスムーズにインストールは出来た。(ただ、BootCampでパーティション作成するとすぐにインストールが始まってしまうので、後で外そうと思っていたらタイミングを外していちどトラブルを起こした。NVRAMクリアで対応)
OSがインストールされると後はTexLiveとかMacPortとか、関連するところのアップグレードを黙々と。

十日

外来やって夜の透析まで診て。その合間でプレゼン資料作ってつまりは普段通りの一日。

十一日

森永の本気をみた。

十二日

少し暑さが和らいできている、気がするのはよいことなのだろう、きっと。

十三日

Windowsはアップデートで大量のインストールを始めるし、TexLiveはうっかり2014を入れてしまったので2015を入れるのに右往左往。結局MacTeXの最新版をダウンロードしてきてインストールし直し。ネットワークのありがたみを痛感。

十四日

コミケ一日目。残念ながらお仕事もあるので、スタッフ証受け取ったりしておいてから本業に励む。
今日は早く帰りたいな〜とか思っていた夕方に透析患者が消化管穿孔で来院。手術終わると夜で、その後透析を始めざるを得ない。状態も落ち着かずなかなか帰れなかった...。

十五日

コミケ二日目。天気は雨が降らない程度に曇りで,程よい天候と思った。
あまり倒れてくる人もなく。佳きことかな。

十六日

コミケ三日目。天気は程々。全体としては穏やかなコミケだったのではないかと。

十七日

今回コミケで谷山由紀さんの過去作品がKindleにて再刊されていることを知る。失われかけた名作が生き延びるよすがになるなら電子書籍もいいな。(でもやっぱりわたしは紙の本が好き)

十八日

透析診療所へ出稼ぎして,夜は当直で。

十九日

受け持ち患者は少ないけれど拘束時間は長く。あんまり昼間にスライド作りとか文章書きに集中できないのが最大の課題なのだけれど。

二十日

外来。先月休みを取った関係で結構混みぎみ。

夜相方と待ち合わせて晩飯を外食。

二十一日

CPC担当。
鑑別診断から提示だったのだけれど,研修医から正解は出ず常勤医がぼそっと正診を当てるくらいで難易度的にはちょうどいいだろうとか。
終わった後は参加者の一部で宴会。のんびり飲んだ。

二十二日

休日。家でのんびりしたり子どもの歯医者に行ったり。

東洋経済オンライン:世界の潮流「修復腎移植」を阻む移植学会の闇を読む。 個人的には、万波医師は修復腎移植というユニークな治療法を提唱したものの、新しい治療法が普及するために必要な適応の整理、手続きや安全性への配慮、倫理面への配慮をおろそかにしたために却って普及の阻害者となった、ととらえている。新しい治療法・薬剤によって効果が出た人がいる一方で複数の死亡者・被害者が出たとなれば、その治療法は功罪半ばするものと思われ、普及にはブレーキがかかる。当然、学会としても推進側に立つことはできず、いったん止めて丁寧な議論をすべきという慎重側にならざるを得ない。移植医療は倫理面で大きな注目を集めている医療であり、説明不十分のまま手術を行った医師や、適応の判断に大きな疑問があった医師の行いを不問にするわけには行かないだろう。
移植学会側に、記事で言われるような学問的でない妨害意思、結論先にありきの行動がないとはいえない。その点についての真実は追究するのが難しいが、あっておかしくない、とは思っている。しかし、先に大ミスをやって失点したのは万波医師側であり、その点について真摯に反省しその上で修復腎移植を進めようとするのならば、一つ一つ自分の診療実績を積み重ねるしかないし、修復腎移植臨床研究という形で実施されている修復腎移植でいかに良い成績をだし、他の医療機関にも広げていくかに注力するのが必要なことではないだろうか。
記事中に裁判原告が何人も亡くなっていると記載されているのだが、少し調べてみると、糖尿病性腎症で透析導入、壊疽で下肢切断後で消化管出血にて死亡とか、それ移植するだけですべてがよくなるわけではないと思うのだが...って症例が含まれている。それに、仮に修復腎移植が大きく認められたとしても、レシピエントを誰にするかの判断はドナーの手術とは別に行われるべきで、具体的に原告の幸福追求権が奪われた、と判示するのは困難そう。原告側に同情的な付言が判決でなされたのはそういった部分を反映しているのではと邪推したりする。

二十三日

朝から西武園遊園地にてプールとアトラクション。相方が会社でタダ券を貰ってきた。やや肌寒い感じはあったけれど,遊泳に支障のあるほどではなく楽しんだ。

二十四日

会議終わって少々書き物して。週末の発表間に合うのかなぁ。

二十五日

子どもの受診に午後付き添って,夜は腎生検カンファレンス。
透析室の飲み会まで,はしごした。

二十六日

医師の偏在解消に向け、医師会など緊急提言へ ってニュースを読んだんだけど....本気なのか?と思うレベルで。
医師の初期臨床研修必修化から、医師研修の内容がオープンになり,教育の質が見えるようになってきた結果,研修医が集まる病院・集まらない病院の格差が激しくなり,大学病院といえども研修医が集まらない病院は少なからず出てきている。昨今の専門医制度改革では「質の高い専門医」を旗印に大学病院からの巻き返しが強い,と思っている。専門医養成をテコに大学の存在感を高めたいという思いが透けて見える気がするのだが。その上に,地方の大学に多い「大都市圏に卒業生をさらわれている」という思いを反映した提言であるように思える。
これを本気で実現するとなれば職業選択の自由はどうなるとか研修の質が低いことへの改革の意欲を失わせるのではないかとか必要な医師数をどう算出するんだとか、課題は山盛りであるような気がする。ついでに言うと,地域医療に責任を持つとか掲げている大学病院は珍しくないんだが,必要な医師数すらまともに把握しないでこれまでやってきてたのかよと突っ込んでみたい気がする。
個人的には,特に<3>について、計算して積み上げてみたら医師の絶対数が足りなかったって結論が出るのではないかと楽しみにしていたりする。

二十七日

発表前日のラストスパート。

二十八日

夜は糖尿病性腎症について語らされる。準備メンドかった....。

二十九日

土曜出勤、そのまま当直へ。患者が治療放擲している1型糖尿病とか来てどうしてくれようかと。

三十日

当直明け。家に帰って小雨の中庭の草むしりやら子どもの宿題やら。結構親がかりになってしまったのはやむを得ないところか。

三十一日

夏休み最終日。何とか子どもの宿題は終わったらしい。
夏休み中の写真プリントアウト何枚かだせといわれて,しょーがないなーと思いつつiPhotoからデータ移行したはずの写真.appを起動したら該当の写真が見えない罠。ネット検索したら,写真.appはiPhotoの古めのバージョンとはきれいに互換がとれていないようで,最新版iPhoto(9.6.1)に入れ替えるテクニックを用いてようやく見ることが出来た。


Written by Genesis
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