歳時記(diary):二月の項

一日

土曜出勤。終わった後で飲み会開催。技師やらとわいわい。

二日

「僕の知らないきみの時間」(飯田雪子/ポプラ文庫ピュアフル)読了。 「再生のとき」を彷彿とさせる優しい幽霊話。知らない間に飯田さん多作になってて嬉しい限り。

三日

外来やって病棟みて、そのまま当直へ。月曜はちょっとせわしないかなぁ。

四日

当直明け。
午後雪が舞う天気。夜透析の患者さんたちの行き帰りが心配だったのだけれど、なんとか落ち着いてくれてよかった。

五日

午前透析当番、夜は会議。

六日

午後の外来割とすいてたのは.....年末年始の四週後、ってことなのかなぁ。

七日

カンファレンスではやや珍しい病態の患者さんで話が盛り上がる。「論文になるねぇ」と上の先生に言われ。……誰が書くんすか。

八日

当直明け。外は大雪。
いったん家に帰ってから車にチェーンをつけておく。娘がECCにお出かけするのを送りだし、内科地方会へ。行く道すがらで「男子高校生で売れっ子ライトノベル作家をしているけれど、年下のクラスメイトで声優の女の子に首を絞められている。―Time to Play―」を読む。タイトル長っ。
後輩の発表は恙なく終わり、のんびりと帰る途中で....電車止まりやがんの。大雪の都内の鉄道が止まる、時間はそろそろ夕方から夜になろうとする頃という事で、凍結とかそういったトラブルだろうと思ったのだが...すぐに動き出さないのでこいつは時間がかかるんじゃないかと踏んで相方にヘルプを求める。結果的には車でお迎えに来てもらうまで電車は動かなかった。もっとも帰るのもなかなかの苦行だったのだが。一回はスリップして90度くらい車が回転したし。
雪の吹き荒れる道路も線路もどこの雪国の風景だよって感じでなかなか見られないものを見せていただきました。

九日

朝起きて外を見てみるとしっかり雪が積もっている。除雪しないとなぁと思って外に出てみると、スコップが見当たらない。おかしいなあ、昨日使ったはずなのにと思いつつ、雪に埋まっているんだろうと結論して、他の手だてを考える。結局物置に眠っていた板を引っ張り出してきてスコップ代わりにした。
選挙の投票に行ったくらいであとはだらだらし。

十日

まだ道のそこかしこに雪が残るので、自転車ではなく自動車で娘を保育園へ。……と思ったら道が大渋滞。出遅れてしまった。

午前外来はたまたま予約患者が少なく閑散。一般外来もだいぶすいていた。

十一日

紀元節。そんなことに関係なく、透析当番出勤。

十二日

現在受け持ち患者に転院待ちとかあんまり具体的に動きようのない人が多く。そうすると日々の仕事がさらりと終わっていく。

十三日

午後外来結構混んでたけど....何で多かったのかなぁ?

十四日

再度の雪予報で、実際に午後からは結構激しく降る。はじめは積もらない感じだったのでこれなら...と思っていたのだが、夕方かなりの粉雪になっていてこれ積もりそう...。子どものお迎え当番だったのもあって早めに帰ってみたら、道はすでに積雪している状態。
相方も予定の用を切り上げて早めに帰っていたのでお迎えは出なくて済んだのだけれど、一応タイヤチェーン巻いてスコップを掘りだしておいて備えとしておいた。

十五日

朝起きてみると見事な雪化粧。こいつは車でお出かけだなと思って、雪かきして車を掘りだす。動かそうとしてみると道路の積雪に突っ込んでスタックする。雪が重いせいか前回より走りにくい感じ。
除雪繰り返して走り出してもどこかで止まると判断して歩き出勤に切り替える。合羽に登山靴といういでたちでいざ出発。雪だまりも水たまりもある歩きにくさだったのだけれど、登山靴まではしみ込んでこず、なんとか歩き通せた。
出勤してみると今度は透析の患者さんたちが来院できないと問題に。送迎を必要とする人たちが車が動かないために立ち往生。急いで連絡を取ったり手配したり。職員の私物の乗用車まで借りだして午後までかかってお迎えを手配して。普段だったら十時半には全員始まっている午前の透析が午後三時過ぎまでかかって始まるという状況だった。まぁ、全員来院して透析を受けているのだからマシなのだろう、きっと。

こんな夜に当直。救急車の搬送も、普段だったら30分のところ60分くらいかかる様な状況で、かなりの混乱が続いているようだった。

十六日

当直明け。帰ってみると除雪が待っている...(涙)
息子たちはとても嬉しそうに一日雪遊びに興じていた。

十七日

だいぶ雪の状態も落ち着いていたけれど、まだ混乱の残る月曜日。

十八日

夜の透析まで対応。また雪が降るという天気予報におびえていたり。

十九日

夜は当直。
入院ベッドがない状態で救急車依頼はかなりストレスで。受けられる範囲では受けたけれど。

二十日

当直明け。
入院患者でパラパラとインフルエンザ発症あり。誰が持ち込んだんだ?

二十一日

夜論文作成作業。少しずつでも進めてみよう。
ふと思い立ってTeX用のbstファイル作成支援ソフトなんてないかなあと探してみるとcbstというスクリプトを見つける。……使えるかな?

二十二日

午前中は子どもの学校公開。息子が見に来て欲しいといっていたのは三時間目。生活の時間、と言っていたのだが行ってみると音楽やっていた。大丈夫か息子。楽しそうにしてたからそれはいいけれど。

バイクを車検に出して、その後Making bibliographycbst Tipsあたりを参照しつつbstファイルの作成。トライ&エラー繰り返して、なんとか一応ものになる。

二十三日

妹と連れ立ってアクアブルー多摩へ行く。元気に泳ぎ回って帰ってくる。

二十四日

少し早帰り。仕事のたまりは余りないのでなんとかなる。

二十五日

夜会議に出席。……基本条件の話を抜きにしてあれこれの課題を話し合っても、前提条件がきちんとしなければ最終的に議論し直しになるんじゃないかと。大丈夫かな?

二十六日

患者数が少なくて少し穏やかに。

二十七日

外来はなんだか整形領域の患者が多い。まぁ内科一般は交通整理も大事な仕事だと思うしね。
他院入院してた患者が外来へ。調子悪いといったら退院して外来へ行けと言われたらしい。……紹介で転入院にしてくれれば良かったのにとぶつぶつ。

二十八日

ちょっとのどが痛む。仕事できない訳じゃないし熱もない。休むほどでもないのが微妙。


Written by Genesis
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