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学校
「シートン動物記」って知っていますか?有名なシートン先生の書いたものでシリーズになっていますが、その中に「ぎざ耳うさぎ」のお話があります。遠い昔に読んだ記憶があるもののすっかり忘れていました。たまたま、読む機会があったのですが、面白いですね〜。実際にうさぎと生活していたこともあって、野生のうさぎの力強さには感動しました。また、同時にシートン先生の観察力にあらためて感服しました。
このお話には、母とその子(ぎざ耳うさぎと呼ばれている)の生活が鮮やかに描かれているのですが、そこに「うさぎの学校」という章があります。母うさぎが子うさぎに生き抜く知恵を教えているのですが、これが面白いのです。
<沈黙の術>
”体を伏せて何も言わない”
<すくみの術>
”敵の姿を見たら何をしていても、どんな格好をしていても、そのまま動かないでじっとしている。ぴくりとも動いてはいけない。”
<野ばらの秘密>
”危険がせまってきた時、野ばらの茂みに飛び込めば、野ばらが恐ろしい敵から守ってくれる。あのするどいトゲでね。”
<信号>
”後ろ足でトントンと地面をたたいて仲間に信号を送る。地面を伝って遠くまで聞こえ、土の中に居る仲間にも知らせる事が出来る。” トンと1つ−「気をつけろ−!」トントンと2つ−「こっちにおいで」速くにトントン−「あぶないぞー!」トントントンと3つ−「命がけで走れ−!」
<鉄条網抜け>
”大きな動物に追われたら、わざとつかまる振りをして鉄条網の間を抜け、敵をおびき寄せ、網にひっかからせるようにする。”
他にもあったような気がするけど、うさぎの学校ではこんなことを日夜、教えているようです。
さて、生き抜く術などまるでおかまいなしの飼いうさぎメンメの日常はといえば・・・
<沈黙の術>
”いじけた時の意思表示。ぶきみな沈黙。”(大概、ケージの端のほうで後ろ向きで座っている。)
<すくみの術>
”頑固に自分の居場所に居座りじっと動かない。”(「どいて」ってお願いしているのに、聞こえない振り。)
<野ばらの秘密>
”抱っこされた時、ケージの囲いに逃げ込めば、囲いがしつこく迫る大魔人から守ってくれる。”
<信号>
”トンと軽く1つ−「怒った!」トンと重く1つ−「気を付けろ−」(よく、窓際で大きく1つ鳴らしていた。そのたびに、不安になって窓を確認したのは言うまでもないが、何事もないように見える。本人はいたって大まじめな顔だったのが印象的。)
トントンと2つ−「こっちにおいで」(これは知らなかった。2つ鳴らしたこともあったように思うけど、そういう意味だったのか・・)速くにトントン・トントントンと3つ−(記憶にない。ここまで興奮する出来事がなかったためかな。)
<鉄条網抜け>
鉄条網みたいな”道具”を使って敵をあざむく行為は思いつかないけど、食事の皿をくわえ飛ばし−「こんなの食えるかー!」、また、水をケージ内にこぼして暑さをしのいでいたように身近なものを使っていたのは、記憶に残っている。世の芸達者なうさぎさん達は、もっとすごい術を心得ているのだろうなあ・・?!
わざと何かの振りをする行為そのものは、うさぎの得意とする術かもしれない・・食べた振り、死んだ振り、寝た振り、忙しい振り、etc・・・。
( フレーベル館「はじめてであうシートン動物記3」
参照)
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