デーテーペーな1日

2000.04.16~30


日記関係の発言はこちらで。

4月16日(Sun)


 こうやって前日の日記を朝方に書くことにもなんとなく慣れてきたような気がします。ただし、「今日」と書かれるといつの事だか一瞬迷うと言われることもあるんですが、確かに僕自身もうっかり昨日と書きそうになることも多いから無理に日記の日付どおりの時制に拘ることはないのかも知れません。そのあたりを統一しないと読む側が一層訳が解らなくなるから、まぁあくまでも「今日の日記」という約束事で書くことにします。

 せっかくの日曜日でおまけに外は良い天気だというのに子ども達はずっと自分達の部屋の掃除でした。最近はさすがに注意するのにも疲れはてて子ども部屋の様子はあえて見ないようにしていたんですが、とうとう奥さんのかみなり(別名ヒステリーとも言います。)が落ちて大掃除を言いつかったようです。正美の部屋は見るまでもなく収拾のつかない状態だし、正美よりはいくらかましな麻美にしたって床が見えないぐらいにいろんなものが散らかっていて、ふたりとも掃除には午後一杯かかってもまともな状態には戻せなくて続きは明日と言うことになったようです。明日になったら新たに散らかるような気がするけどなぁ。「結局掃除するだけ無駄。」と諦めればそれで済むんでしょうが、そうすると正美の部屋なんて一体いかなる事になるのかが恐ろしくてなかなか諦めきれないのが本音なんでしょう。
 しかしなぁ・・・いまの子ども達はあまりにモノを持ちすぎてしまっているようです。もっともそうやって溢れたモノとは、せんじ詰めればみんなゴミのようなもので、これと言って大切にするものもないようです。モノを持たなかった僕の子供時代のような貧しい時代には、だからこそ誰にも大切な「たからもの」があったような気がします。モノに囲まれモノに溢れながら、かえって飢餓感はいまの時代の方が強いのかも知れません。一度火のついた欲望には際限がないようです。

 未だにお小遣が欲しいと言わないのは不思議。月々お小遣を貰うという習慣がないので知らないのかも。親と同じで単にお金に縁がないだけなのかも知れません。



4月17日(Mon)

 5年生にもなると親の方でもいい加減学校にも飽きてくるようで、二人とも担任が替ったというのに未だに名前もよく解りません。まぁ何度か聞いたような気はするんですが覚える気がないせいかすぐに忘れてしまって、確か両方とも男の先生だと言うことしか解りません。うーん、そのせいで興味がないのかな。3年連続でPTA役員を引き受けた頃とは大違いです。
 麻美は「今度も男の先生だった。」と、これで小学校の6年間ずっと担任が男の先生だということでいささか不満のようです。正美の担任はなんでもめちゃめちゃ怖そうな先生らしくて、「今年は一杯宿題をやりそう。」と今から心配してます。

 二人して学校から帰ってきて夕方5時過ぎから宿題をするんだと3階にあがっていったのは良いけど、正美の友達から次々と電話がかかってきて忙しいこと。子どもの事だからどうせ大した用事でもなさそうなのに、今から電話でぺちゃくちゃとおしゃべりしているようで先が思いやられますが、麻美のように友達からぜんぜん電話がかかってこないというのもなんだかなぁ・・・本人が言うとおり「友達」がぜんぜんいないようです。まぁどうせ友達などと言ったところで碌でもないガキばかりなのは正美を見ていればよく判るので、友達が多いというのもなにかと考えものですが。

 これからは塾がよいだなんだと友達と遊ぶのもだんだん難しくなってくる時期かもしれません。我家の子ども達は今の処はあまり塾には興味がないようです。というか勉強すること自体に興味がないようです。



4月18日(Tue)

 今更ながら「電車でGO」やってます。わはははh、せっかくプレステ2買ったというのにもっぱらプレステ用の中古ゲームで遊んでます。だってプレステ2用の新作ゲームってやたらと高いんですよ。中古のゲームだと中には480円なんて代物もあって(もっとも値段はゲームの内容を正直に表していて、この480円のゲームは地上最低につまらなかったです。かぶと虫に変身するという訳のワカラン展開と爆笑問題やホンジャマカがふき替えという豪華なんだかビンボーくさいんだかよく判らないキャスト。なによりゲームの意図が不明なのが致命的です。)、ゲーム初心者には古いゲームも新鮮だから要は面白ければそれで良いんです。だったらゲーム機も中古のプレステでも良かったのかも。確かに、それで十分だったような気がしますが、あくまでも「はやりもの」を手に入れると言う事に意味があったので、まぁそれはそれで良かったんでしょう。

 ところで「電車でGO」なんですがメチャ難しいです。あんなあやふやな操縦システムで動かしているとするなら電車の運転手さんってのはものすごく大変だよなぁ。小さい頃市電の運転席をじっと眺めているのが好きでしたが、確かにレバー2本で運転してました。
 TVゲームもいろいろと新しい認識を広めてくれるようです。。もっとも愚にも付かない認識だったりするのかもしれませんが。

 麻美は説明がややこしいので最初からお手上げのようです。日本語の理解力に問題があるので説明を読んでゲームをするってのが苦手なんでしょう。いずれにしても子どもにはちょっと難しいかな。



4月19日(Wed)

 「今日は雨が降ってます。」とうっかり書きそうになってしまうんですが、もちろんこれは翌日に書いている昨日の日記なので正しくは「明日は雨が降りそうです。」と言う事になるんでしょう。という訳で現在は雨が降ってますが昨日の時点では雨は降ってません。あぁ我ながらややこしい。
 で、改めて日記を書こうとするとこれが何も書くことがないのはいつもと同じ。日付合せの為だけにとりあえず書いてます。なんだか最近はそんなのばっかり。もっとも昔から意味不明日記だの予定日記だのといった自己満足なものを書き殴っているだけなんで今更言訳したって説得力はゼロのようです。
 ふたつも日記書いてても意味ないものばっかりで誰にともなく申訳ない気分でいっぱいです。

 正美は放送委員になったとかで学校でお昼休みに流す音楽にあれこれ悩んでいるようです。「勝訴ストリップ」は内容はどうか解らないけどタイトルがまずいような気がするなぁ。



4月20日(Tue)

 相変らず日記が日付に追いつかないようです。以前のように夜に日記書けば良さそうなものですが夜は夜で最近とっても忙しいんです。え、ゲームだろう、って? ぴんぽ〜ん。正解です。まぁゲームだけじゃなくて二度寝もしてるんですが主にゲームですね。やっぱり。仕事はそこそこに・・・

 子ども達の為にという名目で買ったのに、ここのところは毎日父親が独占してます。「バイオハザード」というゾンビを撃って撃って撃ちまくる、ゾンビ虐殺ゲームにしばらくはまってたんですが、ここ2、3日はずっと「リッジレーサーV」です。昼間から延々夜中まで。おかげで指が痺れてます。おまけになんだかひどくむくんでいて指を曲げるのにひと苦労。いい歳のオッサンがなにもそこまでしてしなくても良さそうなものですが、やっぱり上手くいかないとムキになってもう一回もう一回とやるからいつまでたっても終らないんです。

 しかしこの日記マジで「ゲーム日記」になり果ててますが怒ってる人はいないよね? 日記は日常を記すべしとか、日記読み日記は御法度とか、オフミネタは書いちゃダメとか・・・って「ピュア猿人」じゃないから大丈夫な筈。
 本人にしてみるとPTAネタも子育て人情裏日記風もゲーム日記もネタとしては同じ感覚なんでなんでも書いてしまいます。まぁ人の日記になにかを期待する方が間違ってるので、つまらない日記を読まされた時は素直に諦めましょう。

 麻美は集会委員という訳の解らない委員に「ジャンケンで仕方なく。」だそうです。どんな委員なのと訊くと「集会の委員」って、そのまんまやないか。



4月21日(Fri)

 2日続けてよく降る雨でした。窓の外では剪定されすぎて太い幹とわずかな枝だけになってしまったヒマラヤ杉と、そのおかげで見通しの良くなった景色の向こう側で菖蒲の群生がこの雨で緑を増しているのがよく見えます。菖蒲という花は枯れかかるととたんにだらしのない風情になるところが妙に人間くさくって(花なんで人間くさい訳はないんですが。)、僕は案外好きなんです。シーズンになるとワラワラと押寄せる見物人にうんざりしてすぐ向いに菖蒲園があるというのに盛りの頃には出掛けたことがなくて人がまばらになった頃に見物に出掛けるのですでに大部分がしなびている事が多いから、そんな枯れかかった花が好ましいなどと言ってるのかも知れません。
 花と言えば、近頃はよそさまの庭先に咲いている花を眺める事も多くて、つい何日か前まで黄色いラッパ水仙?(花の名前は不案内なのでよく判りません。)が咲いていて、派手なところは少しもないけど丈の短いその姿も可愛いなぁと妙に感心したり、咲ききってしまったチューリップってどことなくバランスが崩れているように見えるからやっぱり花弁がようやく開きはじめた頃の方が可憐で良いなとか、よちそうなサそさまの庭先の花で勝手な感想に耽ってます。何せ我家の奥さんは花を枯らす名人で、これなら誰れがやっても育つだろうと思うサボテンまで見事に枯らしてしまうぐらいですから、我家で花を育てることは最近は諦めてます。ベランダにはなにも咲いてない土だけの植木鉢がいっぱい。

 明日はきっと良い天気でしょう、と予言しておきます。なぜなら今とってもよく晴れてますから。



4月22日(Sat)

 正美は友達の家に遊びに出掛けるし、麻美はといえば寝っころがって「ノートルダム物語(多分ノートルダムのせむし男だと思うんですが、例のディズニーアニメと同様の理由でタイトルが変えられているんでしょう。)」を読んでるし、奥さんは多分(たぶん?)近所のスーパーにお買物だし、父親は例によってゲームに熱中しているしで、たった4人の家族が見事にバラバラ。まぁこんな週末もあっていいんでしょう。というか最近はすっかり出不精な麻美と父親はお家でお留守番ということが多いような気がします。仕方がないので二人してアイスクリーム食べながら週末の午後を寂しく過してます。とほほ、

 お出かけといえば、先日ニュースで潮干狩りの話題が放送されていたので今度一緒に行こうかと子ども達に声をかけると「潮干狩りってなに?」と聞返されてそんなことも知らないのかと、一気に説明する気が失せてしまってそれっきりに。まぁ僕も潮干狩りなんてしたことは一度もないんですけど。きっと出掛けるだけで疲れそうな気はしてます。それよりもゲームでしょうか。<やっぱりな。

 奥さんは日焼が絶対にダメな方なので潮干狩りなどもっての外。最初から話題にすることもありません。



4月23日(Sun)

 行ってきました、多摩湖自転車道へ。子ども達には「マクドナルドへ朝マック食べにいこう。いい天気だから自転車でいくか。」とだまくらかして。がはははh、
 そんな事とはつゆ知らず、マクドナルド食べ終ると家の方角とは反対方向に向うからへんな顔してましたが、父親が先に走るので仕方なくついて行かざるをえないのが思う壷です。と言いつつ最初の急な坂で僕の方がゼイゼイと息があがってました。
 まさか保谷まで行ったんじゃ帰りが死にそうなので途中多摩湖の堰堤をぐるりとまわるコース半分程度でしたが十分疲れました。きちんと整備された自転車道でトロトロ歩いてるおばさんやジョギング途中のオッサンが多くてちょっと走りづらいのが難点ですが緑の下を走るのはやっぱり爽快でした。たぶん15キロぐらいは走ったかな。子ども達も坂道では立ちこぎで頑張ってましたがかなり疲れたかも知れません。コースに下りが少なくてサイクリングの爽快さを満喫するにはちょっと物足りないというか、今度は逆走すれば少しは楽なのかも。正美など真っ赤な顔をして汗びっしょりで頑張ってました。麻美は自転車で出掛けた事を後悔していたようで、とにかく早く帰りたそうな顔をしていやいや自転車のペダルを踏んでいたような気がします。

 久しぶりに新緑の匂いを満喫で来たような気がします。もっとも新緑の匂いってかぶと虫裏返したときの匂いみたいでほんとは好きじゃなかったりします。

 午後からはずーっとゲーム。ボタン押しっぱなしの右手の親指がなんだか内出血してるかも。ずっと痺れてます。なにもそこまでやらなくても良さそうなものですが実にバカ丸出し。



4月24日(Mon)

 今日は珍しく麻美が遊びに出掛けて正美が家でぼんやりテレビを見ていると言ういつもとは逆の展開の日でした。友達と呼べる人間が少ない(本人によるといないという事ですが。)上に出不精で家でゴロゴロしているのが一番落ちつくという性格はやっぱり僕に似たんだと思います。別に人間嫌いという事ではないし遊ぶことが嫌いな訳でもないんですが、友達のイヤな面が目について今ひとつ打解けないところなどよく似てます。案外楽天的な面もあるんですがそっちはあくまでも奥さん似なんでしょう。
 正美の場合はそう考えこむ方ではなくてどちらかと言うと友達に嫌われるタイプなのかも知れません。要は無神経なんでしょう。そっちも似ているといえば似てるんですが・・・
 まぁ性格に関係する遺伝子なんてものもあるようなんでそのあたりは似ていて当然なんでしょうが子どもというものは二人の人間の遺伝子の合作なので性格も微妙に混ざりあっているような気がします。

 結局正美と一緒にゲームやってました。<またそれかい。

 「リッジレーサV」で秘密のゲームが登場。namcoの事だから要はパックマンなんですが、3000キロも走らないと登場しない隠れキャラということでいかに毎日熱心に僕がゲームやってるかの証明のようなものです。奥さんなど呆れ果ててます。



4月25日(Tue)

 最近はメール貰ってもすぐには返事が書けなくてしばらくほおっておく事が多いんですが、あの「メールジャンキー」「ナンパメールの鬼」「メールチャットバカ」などと呼ばれていた時代はいったい何時の話なのかと、我ながら最近のいい加減ぶりには呆れ果てております。かつてはメールの返事は基本的に5分というのがポリシーだったですが、そんなにすぐに返事が届いたりすると大抵の人はビックリしてしまいます。ヒマでやる事がないんでメールが届いたら折返しで返事を書いていただけなんですが、近頃ではそれもかなり怪しいかぎりでメールの返事を溜めることもしばしばです。まぁそう言ったところで僕にメールがそんなにいっぱい届くわけもなくて、溜めるといっても精々が2・3通のことなんですが。
 いくらお手軽だとはいえ、やっぱりメールを出せばその返事を期待しますよね。せっかくメールしたのに返事がなかったりするとガッカリするのは自分自身がそうだからで、だから例えどんなに簡単であったとしても返信していたんですが、相手もそんな風だと何時までもメールのやり取りが終らずについにはメールチャットに陥るというのがだいたい今までのパターンとしてあったんですが、そのあたりもどうやらすっかり落ちついてしまったようです。単なる時間つぶしと言われればそれまでなんですが・・・

 どうも近頃はちび字の部分だけがいわゆる「日記」になっているような気がします。僕の一日なんてせいぜい2・3行で事足りてしまうようです。



4月26日(Wed)

 とりあえず日記を更新しておかないと、どんどん日付が先送りになってしまってますます何時の日記だか訳がわからなくなってしまいそうです。
 という訳で現在は27日の午後なんですが朝に日記書くのをさぼってしまったので今頃昨日の日記を書くハメに。同じ手抜き日記にしても以前だったら「予定日記」のように先づけて日記を書いていたのとは大違いで、ますます日記の更新が怪しくなってます。まぁこうやって毎日毎日日付どおりに日記を書いてみても中味は大同小異、本人すらうっかりすると昨日と今日の区別が付かないぐらいですから最早処置なしのようです。

 これ以上いくら書いてもまたもや単なるボヤキになりそうなのでもうこのあたりでおしまい。

 ちび字にすら書くことがあまりなさそうです。ちょこっと仕事したりテレビ見たりご飯食べたり少し寝たりで、後の時間の大部分はゲームに費やしてます。



4月27日(Thu)

 世間的にはそろそろゴールデンウィーク間近ということで浮かれ加減な方も多そうです。海外脱出などもちろん我家には縁のない話しで今年もビンボーくさい「カレパ」以外の予定はほとんどなにもありません。最近全線開通したばかりのモノレールに乗って多摩動物公園まで行きたいというのが子ども達のささやかな希望のようです。実にどうもつつましやかな希望で親たるものとしてはハワイに連れて行けとか言われるのも困りものですがもう少しなにかあっても良さそうなのにと思うこともあります。まぁ安上がりなのはなによりで根っからのビンボー育ちはこんなところにも如実に現れるようです。そういえば多摩動物公園の名物のライオンバス(と言っても別にライオンが運転する訳じゃなくて、放飼いにされたライオンをバスに乗って見てまわるという安手のミニサッファリパークのようなものです。)には子ども達がうんと小さい頃に乗っただけなんで久しぶりに乗ってみても良いな。後は昆虫館でゴキブリの群に総毛だったり、コアラ眺めては「こんな灰色のボロぞうきんみたいな動物のどこが可愛いんだか」といつものように毒づいてみたりするんでしょう。

 「カレパ」以外の恒例行事としては渋谷の東京都児童館で遊ぶというのもありました。入場無料なのがなにより有難いんですがおかげで貧乏人でごった返すのが難点です。まぁ我家みたいな連中がゾロゾロ繰出すからそういう事になるんで、貧乏人は大人しく家でテレビでも見てろと言いたい気分です。



4月28日(Fri)

 去年は手芸クラブだったので編物したりテーブルクロスを作ったりで部屋の隅で大人しくなにかやっていただけだったんですが今年は子ども達はなぜか合奏クラブに入ったらしい。それもパートは麻美がクラリネットで正美がトランペットだとか。まぁそこまでは僕も「あぁそう。自分達の希望どおりでよかったね。」と気のない返事をしていただけでした。
 で、今日学校から帰ってくるとそれぞれが片手になにやら荷物を・・・学校からゴールデンウィーク中借りてきたと、嬉しそうに開いて見せたのは、勿論クラリネットとトランペットでした。

 「閑話休題。」

 などとおさまりかえっている場合ではありません。えぇ、ご想像の通り。二人してへたくそな演奏、というか「騒音」にこれから1年間悩まされることになりそうです。とほほ。
 正美なんてそっくりかえってスタイルだけは一人前なんですが、やっているのは調子外れの「ドレミファソラシド」だったりして、最早処置なしです。さすがにご近所迷惑だろうと午後6時以降の練習は禁止ということにしましたが、これから当分の間は休みの日など朝からあの「ドレミファソラシド」を聞かされる羽目になりそうです。あぁ今年一年は長そうです。

 明日も朝から頑張るとか言ってますがあんまり朝からはりきって欲しくないなぁ。これから夏休み・冬休みの期間なども練習があるようです。まぁ学校でやる分にはいくらでもやればいいとは思いますが我家での練習はほどほどにして頂きたいなぁ、麻美ちゃん、正美ちゃん。



4月29日(Sat)

 朝から晩までクラリネットとトランペットを手放さないガキ二人とひとつ屋根の下で暮すなんて・・・ちょっと想像してみて下さい。ヘタクソなりに音楽にでもなっていればまだしも、音階すらも怪しい初心者レベルでピーヒャラピーヒャラやられては父親としてはいっそグレてしまいたい心境です。本人は自分ではちゃんと出来ていると思っているようで、自分達の奏でる「騒音」にはまったく自覚がないようです。うるさいことはうるさいんですが、トランペットを吹いている時の正美の神妙な顔つきが妙におかしくてつい吹出してしまうんですが、「なにがおかしいの?」と本人はあくまで本気なのにもグッタリさせられます。
 6月にある運動会にはさっそく演奏を披露するらしいんですがこんな状態で果してそんなことが可能なんでしょうか。自分達は「できる、できる。」と至って呑気に構えてるようですが直前になればきっとドタバタありそうな気がします。どうせならタンバリンとかマラカスあたりにしておけば良いものを、二人ともに管楽器ですからこれからが本当に大変かも。まぁだからと言ってビオラとかバイオリンを耳元で奏でられたりするんじゃないのが唯一の救いかも知れません。

 ゴールデンウィーク中はずっと借りてるそうです。ドレミファソラシドも怪しいのにこれで6月の運動会に合奏クラブとして演奏に参加するってのはどうやら本当のようです。聞かされる親も大変ですが指導される先生も大変だろうなぁ。



4月30日(Sun)

 強迫観念というのに僕の場合も近いかも知れません。小さい頃は子ども達に意思はないからあちらこちらと連れ歩くのはもっぱら父親がそう望んだからなんでしょう。およそ休みの度ごとにどこかに出掛けては疲れた子ども達がぐずるのに閉口しながらそれでもやめなかったのはやはりどこかに急くような気持があったのだと思います。まぁ実際のところは僕自身が一番楽しんでいたので付合わされる家族の方がグッタリしている場合の方が多かったような気もします。わざわざ情報誌まで買込んで、やれどこそこの児童館ではコンサートがあるとかどこぞのデパートの屋上でキャラクターショーがあるので朝早くから並んでいようとか、今考えると我ながらご苦労さんな限りでまさに強迫観念のなせるワザなんでしょう。
 子ども達が大きくなれば自然とそれぞれの予定があって親子で出掛けるなんて事も少なくなったというか、以前だったらちょっとした買物にも必ず連れていったものですが、最近はなんとなく「一緒に行こうか。」と声をかけるのがためらわれる事がおおくてひとりで出掛けることもしばしばです。なんだか「子離れ」できてないような気がして・・・ってのも新たな強迫観念の一種のようです。

 奥さんの買物に正美は付合ったんですが麻美はゲームしてるから行かないとそっけなかった癖に二人の帰りが遅いとやきもきしていたのは麻美でした。


Go Back My HomePageMail To Yaku