●水のまち 郡上八幡

結局，完成して運用も開始されてしまった長良川河口堰ですが，この長良川を遡っていくと郡上八幡という水の町があります。何故に水の町なのかというと，「自然な」水と人々の生活が密接に結びついているところ。ちょうど１年前，この町をはじめて訪れて，この水をとても大切にしているのがとても気に入ってしまったのですが，今年もまた来てしまったというわけです。

例えば，普通はドブっていわれてしまう道沿いの溝があたりまえのように「用水」として人々の生活に使われています。用水に専用の木の板を差し込んで水をせき止め水深を稼ぎ，野菜を洗ったり，鉢植えの鉢を水に浸けて水をやったり，道に水を打ったりしている。

街中を流れる吉田川にかかる橋から水面に目をやるとそこには見事な魚の群れが。子供達は当たり前のように橋から川に飛び込み，潜り，泳いでいます。う〜む，うらやましいぞ！。

町のあちこちに井戸やわき水があって，しかもこれが冷たくておいしい。「たーんと飲んで行きな！」なんて通りがかりのおじさんにいきなり言われて最初はちょっとびっくりでしたが，結局，水筒も満タンにさせていただきました(^o^;)。

夜中の０時過ぎに八王子を出て中央道を下ってきたせいもあって，街中を一回りするうちに，ちょっと眠くなってきました。で，さっそく吉田川の河原の木陰で一眠りです。川面をわたる風が気持ちいいのはどこもいっしょ。

ちょっとうとうとしたつもりが２時間ほど寝てしまったらしく，起きたら９時半を回っていました。気さくな町の人と小一時間雑談して１０時半頃敦賀に向けて町を後にしました。